“点” でかたち創る、日常と非日常の境界線

朱ミズキがライフワークとして描き続けている「ウサギの少女 Ema」の肖像画。そのシリーズの第１作目である。
Emaは一輪のアネモネの花をしっかりと掴み、そっと祈るように身を預ける。花は彼女を慰めるかのように静かに寄り添う。たったひとつの花に寄せる儚い思いは何なのだろうか。絵の前で立ち止まり考えていると、その息遣いが伝わってくるような感覚を覚え、気がつくと朱の真っ白な背景・静寂の世界にいつしか誘われている。いつもは凛とした少女のふとした儚い一瞬の表情を切り取った肖像画。
「”Emanuel”というウサギの女の子はどういう子なのか？」性格や好みなどを細かく設定し、朱の中で一人の女の子として固まってやっと出来上がったウサギの「Ema」。コンセプトや背景までこだわり抜いてできた作品。

1992 福岡県北九州市生まれ
2015 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業

2015 初個展 (GALLERY ART POINT bis.)
2016 New Year Selection 2016 (GALLERY ART POINT)
　　 第二回 Christmas Art Competition in YOKOHAMA
2017 New Year Selection 2017 (GALLERY ART POINT)
　　 ウチの子アートになる。(Art Mall 日本橋)
　　 ART POINT の視展 (GALLERY ART POINT)
2018 New Year Selection 2018 (GALLERY ART POINT)
　　 第23回 日本の美術 (上野の森美術館)
　　 JAPAN ART PRINT SHOW 2018 in LAS VEGAS (ベラージオ アメリカ)
2019 美と創造の巡礼展 (エウヘニオ・グラネル財団美術館 スペイン)