VOICEs I 2024 - うちなるこえ -

2024.3.11.Mon-3.16.Sat
12:30-19:30*
*3.16.Sat until 17:00

蟻塚 知都 おじま りゑ 加藤 好康 紫紺 須田 やよい 武山 剛士 谷口 月冲 松下 純一 宮地 ひなの satoko saito

アーティストにとって創作の行為というのは、自分自身との対峙であり、自らの声に耳を傾け、心から発せられる声に耳を澄まし、その内なる声を対象化し具現化する行為にほかなりません。
また、芸術鑑賞とは、様々な技法やアプローチによって創作された作品を通じ作家の内なる声を感じるとる行為であり、この作品の作り手と鑑賞者の対話こそが芸術鑑賞の本質といえるのでしょう。
本展ではアートポイント選抜による現代アーティストたちの多種多様な表現作品を紹介し、鑑賞者の心に深く語りかける作家の内なる声(VOICE)を通じ現在の時代性とアートシーンを展観します。

For artists, the act of creation is all about confronting themselves, listening to voices from their hearts, targeting and embodying these voices.
Besides, for the viewer, art appreciation is to feel the inner voices of artists through works created by different techniques and approaches, and to interact with creators in this process. This is exactly the essence of appreciation, isn’t it?
This exhibition will introduce various works from contemporary artists selected by our gallery. By feeling the voice that artists send to the viewers’ hearts deep inside, we hope to present the current era and art scene to you.



  • 蟻塚 知都

    蟻塚 知都

    1997 福井県福井市生まれ
    2020 「Arts Happen!」(グラン・シェフ:クーゼー 他、福井県内のレストラン)
    2022 「蟻塚知都 飛んでいく男 2022 SHOUNDO アート駅伝」(匠雲堂) 
        「蟻塚知都THE PRAYHOUSE OF OUR OWN」(ART SITE 25)
    2023 「蟻塚知都 HANGED MAN」(ギャラリーサライ)
    他グループ展多数

    人間やその存在によって変化する空間について考えている。私たちを取り巻く空間。それらは私たちを守るものでもあり、領分でもあり、牢のようにも感じるのである。

  • おじま りゑ

    おじま りゑ

    2018 茨城県美術展覧会初入選 以降毎年入選
    2020 茨城県美術展覧会奨励賞 
    2021 ギャラリーへ行こう展 数奇和ギャラリー
       玉響展 GALLERY ART POINTグループ展
    2022 うたかた展 GALLERY ART POINTグループ展
       RECTO VERSO GALLERYグループ展
       水戸市美術展茨城新聞社賞
    2023 上野の森美術館大賞展入選
       玉響展 GALLERY ART POINTグループ展
       RECTO VERSO GALLERYグループ展
       水戸市美術展優賞

    あの時見たものは確実に存在していたはずだけれど
    いつの間にか記憶という朧気で曖昧でとても個人的で
    不確実なものになっている。私の記憶から消え去って
    しまわぬように、かつて存在した命が化石となるように
    岩絵の具で記憶の化石を残しています。

  • 加藤 好康

    加藤 好康

    1985  愛知県出身
    2008  倉敷芸術科学大学 工芸デザイン科 卒業
    2014  多治見市陶磁器意匠研究所 修了  
    2018 愛知県西尾市に工房を構える

    物体の中を視覚が通り抜ける感覚に心地良さを感じ、
    その感覚を土で表現することを追い求めて透かし彫り
    を昇華させた作品を制作しています。
    紋様として彫るのではなく、自身の中の心象風景にある
    「かろやか」や「透きとおる」といったイメージを磁土で表現しています。

  • 紫紺

    紫紺

    祖父母は神社仏閣の彩色師。祖父は1964年東京オリンピックの火焔太鼓の彩色を手がけ、叔祖父は仏像の彫刻師。
    両親は、共に日本の俳優。
    幼い頃から芸の世界、そして神仏や色に囲まれて育つ。
    現在は、2022年より国内外の展示会に多数参加し、数々の賞を受賞。レジンアート、アルコールインクアート、蜜蝋アートのアーティスト。
    幼い頃から霊能力が高いため、アートにも波動(エネルギー)を入れて波動アートを描いています。
    私はいつも「無」の状態でアートを描いています。
    描き終えた後に、御眷属や高次の存在が
    メッセージとなって現れて来ます。

    2023 .1「BIRTH」洋書発売 アート掲載(全世界アマゾンにて販売)
    2023.2 日本の美術〜全国選抜作家展〜上野の森美術館出展「BIRTH」審査員特別賞受賞
    2023.3 NYアートエキスポ参加
    2023.4 大阪「BIRTH」発行記念展覧会 展示参加
    2023.4 受賞者作家展 文春ギャラリーにて
    2023.5 美術ぷらす展in横浜2023 展示参加
    2023.7 Artio Gallery ,New York City International exhibition グループ展 参加
    2023.8 第31回国際平和美術展in 金沢21世紀美術館、ベトナム ハノイ 参加
    2023.9 弘法大師空海生誕1250年記念/古都アート展 9/2~3世界遺產京都東寺 出展
    2023.9 日本藝術の創跡 vol28 掲載

    受賞歴
    2023.2 日本の美術〜全国選抜作家展〜上野の森美術館出展「BIRTH」審査員特別賞受賞
    2023.12 NY公募展アートインキュベーション 優秀賞 受賞
    2024.1 東京 堀堀 日本・フランス友好促進企画「永遠の絆展」新進気鋭大賞 受賞

  • 須田 やよい

    須田 やよい

    1970年 アメリカ統治下の琉球政府に生まれる
    1992年 沖縄県立芸術大学絵画専攻油画コース卒業
    1994年 愛知県立芸術大学美術研究科油画専攻終了
    1993年 BIBLIOTECA-ARTE  長久手図書館
    2021年・2023年 ながくてアートフェスティバル『A-NAF展』出展 
    2022年 森の響gallery にて個展『記憶の地図に点をうつ』
    2023年 港川レストランRat&Sheepにて個展『里ガエル・展』

    テーマのようなものはいつもその時感じているもので、記録したいと思う事ですが、記憶は主観的
    で頼りない、と感じています。感情に飲み込まれると、自分に都合のいい改変や上書きが可能だからです。
    デジタルでの制作過程も同じようですが、自分以外のモノに少しずつ委ねる事で、「私の感じた出来事」が
    もう少し、力強く立ち上がる気がします。
    制作はドローイングや撮った写真が素材であり、モチーフであり、パーツでもあります。
    バラバラなそれらのひとつひとつが、形も意味も役割も変えて現している・現わそうとしているものは
    何だろうか、ということも探りながら制作しています。

  • 武山 剛士

    武山 剛士

  • 谷口 月冲

    谷口 月冲

    新潟県五泉市生まれ
    東京学芸大学修士課程 日本画研究室 修了
    日本画院展会員、「美術教室getyou」代表

    2016年 神山財団芸術支援プロジェクト 第3期奨学生合格
    2016年  ロサンゼルス滞在研修招致 2016年10月~12月(ロバートクラウダー基金より)
    2018年 「第78回日本画院展」佳作
    2021年 「菅楯彦大賞展」作家選抜
    2022年 「第81回日本画院展」ウエマツ賞受賞

    他人の言葉を盗んで使う、確かさのない暮らしの中で、
    「人間に触ると温かい」というバカシンプルな気づきは私の数少ない真実の一つとなりました。
    温かさへたどり着くのは雪の国に生まれたゆえかもしれません。 
    今回は雪の国で過ごした記憶のボッと光るシーンを描きました。

  • 松下 純一

    松下 純一

    木工家。

    「美しさ」「面白さ」そのようなことを想いながら木と向きあっています。家具~アート~アクセサリーと創っており、日常生活に彩りを添えられるようなモノヅクリを心がけています。
    「魚が泳いだ跡の水の流れ」や「鳥が飛び立った跡の空気の動き」をイメージした、美しく滑らかで柔らかな曲線を組み合わせた作品です。
    木の自然な木目や色が曲線の心地よさをより際立たせています。

  • 宮地 ひなの

    宮地 ひなの

    2001年 愛知県生まれ
    2024現在 京都芸術大学修士課程2回生 日本画分野 在籍

    2021.5.15~5.29 8人展 Remake × 日本画「Re」 スリースター京都
    2022.8.23~10.17 個展「線のはじまり」  友愛診察所/京都
    2023.7.22~7.24 上賀茂神社アートプロジェクト  上賀茂神社
    2023.9.23~10.1 京都芸術大学大学院芸術専攻一年生作品展「Hop展」 京都芸術大学ギャラリーオーブ
    2023.9.9~11.23 第8回 石本正日本画大賞展 準大賞  浜田市立石本正美術館

    日本の伝統的画材である岩絵具を使用し、”自己と他者の狭間”を表現している。複数のモチーフを混ぜ合わせ画面を複雑化し、制作者と鑑賞者の作品に対する解釈の不一致をおこす。そうすることで絵画領域における立場を利用し、”自己(制作者)と他者(鑑賞者)の狭間”を作り出す。

  • satoko saito

    satoko saito

    神奈川県出身 静岡県在住 武蔵野美術大学造形学部卒
    1999年〜2003年 台湾在住中に中国切り紙を学ぶ
    2009年  個展「楽しい中国切り紙+α」展 横浜 山手234番館
    2013年〜 切り紙をコラージュした作品を作りはじめる
    2015年  和紙をコンセプトにした三人展 浜松 galleryまるまるわ
    2017年〜2022年 銀座、台湾、韓国などで個展、グループ展
    2017年〜 池袋 梅舎茶館にて毎年個展開催
    2021年〜 Gallery Art Point のグループ展に毎年参加

    宇宙、生命、細胞、菌類などからインスピレーションを受けて、おもに和紙とアクリル絵の具を用いて、コラージュ作品を作っています。
    手漉き和紙にはしなやかな強さと優しさがあり、いつも創作のヒントを授けてくれます。作品の中だけでも「明るく軽く楽しく自由に」を目指したいと思うこの頃です。

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