Spectrum II 2022- スペクトラム II -
2022.12.05.Mon-12.10.Sat
12:30-19:30*
*12.10.Sat until 17:00
小河原 智子 さとう香おり 向井 淳二 よしもりむつこ
現代アートというものは、様々な表現方法を駆使して、現代社会が持つ問題や現代社会に生きる人間の内面を多角的に読み解き、違った視点から表現し、訴えるものであります。それは、何より私たちにとって重要な身近な未来を予見し、希望を伝えるものでもあります。ひとりひとりのアーティストが柔軟な視点をもって、アートを通して伝達することの重要性や関係性をあらためて見つめ、変わらなければいけないというメッセージを外部に送りだすのもアートの大きな役割であることを、自覚する必要があるのかもしれません。
そうした過程を経て生みだされた作品が一堂に会することで、アーティストそれぞれのアプローチが空間全体に虹のように広がり、アーティストから鑑賞者へ意識を反映・共有し、アーティストから鑑賞者へと意識を連続させることで、アートが社会的文脈でつながることを期待します。
本展覧会では、弊画廊選抜による作家たちの多種多様な表現の作品により、現代の時代性と美術表現を展観し、次世代の方向性と可能性を探りたいと思います。 また、本展覧会を通じ、作家同士の交流、または、作家と一般来場者が交流することにより制作活動の一助となることを願っています。
The title of this exhibition, “ Spectrum ” represents the distribution of wavelengths in spectroscopy. It is used to decompose complex information and signals, such as the rainbow band that appears when sunlight is passed through a prism, and arrange them regularly in order of quantity and intensity. In a broad sense, it also means the scope and domain of ideas and activities.
Contemporary art is to be various expression methods to understand the problems of modern society and the inner side of human beings living in modern society from various perspectives, and to express and appeal from different perspectives. Above all, it foresee the immediate future that is important to us and conveys hope. It is necessary for each artist to take a flexible perspective, re-examine the importance and relationships of communicating through art.
By bringing together the works that have been created through such a process, we hope that each artist’s approach will spread like a rainbow across the entire space, reflecting and sharing awareness from the artist to the viewer, and continuing the awareness from the artist to the viewer, so that art will be connected in a social context.
In this exhibition, we would like to explore the direction and possibilities for the next generation through the works of selected artists.
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小河原 智子
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さとう香おり
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向井淳二
profile
2014年 ビエンナーレうしく第5回全国公募絵画展 入選
2015年 第29回三菱商事アート・ゲート・プログラム 入選
2016年 第34回三菱商事アート・ゲート・プログラム 入選
2017年 第35回三菱商事アート・ゲート・プログラム 入選
2019年 第43回三菱商事アート・ゲート・プログラム 入選2013年 グループ展「暁へのチャレンジ展」ギャラリー暁
2013年 イベント展「KTSナマイキVOICE アートマケット2013」アミュプラザ
2021年 企画展「New York Art Virtual & NYA FAIR October 2021」NYA Gallery
2021年 企画展「アートとの出逢い」青山学院アスタジオ
2022年 イベント展「Independent Tokyo 2022」東京都立産業貿易センター浜松町館
2022年 グループ展「メタバースの原風景Ⅱ」GALLERY MAISON D'ART
2022年 グループ展「メタバースの原風景Ⅲ」Gomeisa GALLERY他、グループ展多数参加
statement
「近くて遠い」と題したシリーズです。
都市の形や景色の光、モチーフのシルエットを抽象的に表現する事で、作品を鑑賞する方々一人一人の中にある記憶や思い出、
感情、大切な感覚や原風景へと、近づいたり離れたり、作品と人との距離感やその間にも、
静かな繋がりが生まれるように思考しながら制作しています。 -
よしもりむつこ
1963年大分県生まれ
大分県立芸術短期大学美術科(油絵)卒業
風倉匠主宰「日常教室」参加
映像、立体、陶芸、建築(自宅、工房)など身近なものは何でも作ってみる
2015年から別府アートマンス参加
2017年からMonster Exhibition出品(2017N.Y.)(2017~2022渋谷ヒカリエ)
2019年からART POINTグループ展参加
2021年 由布院駅アートホールにて個展
湯布院町塚原にて気楽な山暮らし出品「星は生まれ、そして、消えた」について
由布岳の麓では、毎夜、星がにぎやかだ。
遮るもののない分、風も雷も雨も雪も激しく降ってくる。
こんなところに代々住む野生動物はたくましい。
一方で人間に捨てられ、さまようペットがいる。
運が悪ければ、自然の掟に逆らえず、死を迎える。
生き残ることと死ぬことは紙一重なのだ。
今年、どれだけの飼い猫が山に捨てられ、命を落としたことだろう。
そうやって私の前から姿を消し、星が生まれている。
この世とあの世、地上と宇宙、見えない境目を思い描いて作りました。
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問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
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Tel : 03-6228-6839
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