Prologue XVI 2025- プロローグXVI 2025 -

2025.7.28.Mon-8.02.Sat
12:30-19:30*
*8.2.Sat until 17:00

宇垣 綾乃 岡 サオリ 小西 航生
齋藤 大 田中 ゆうひ 寺澤 澄夏
西花 純佳 早川 温人 

”Prologue-プロローグ”展は、若手作家の発掘・育成を目的とする日本でも有数の権威ある公募展「Idemitsu Art Award」展(旧シェル美術賞)の入選作家から、弊画廊が選抜した作家により構成された選抜展となります。
”Prologue-プロローグ”展は、今年で16回目の開催となります。今年は昨年開催された「Idemitsu Art Award 2024」展の入選作家のみならず、よりオープンな展覧会を目指し「Idemitsu Art Award 2024」展の入選作家以外の作家もメンバーに迎え紹介します。

本展のタイトル”Prologue-プロローグ”には序章、序詞、序幕という意味があります。メディア表現が多様化している今日、新進気鋭のアーティストたちが見据えるその先には一体どのような世界が待っているのか。将来の日本のアートシーンでの活躍が期待される作家を紹介することで、次世代の日本の現代アートの方向性を展観します。


The “Prologue” exhibition is a curated showcase featuring artists selected by our gallery from among the finalists of the prestigious Idemitsu Art Award (formerly the Shell Art Award), one of Japan’s leading open-call exhibitions dedicated to discovering and nurturing emerging artists.
Now in its 16th edition, “Prologue 2025” presents not only artists who were finalists in the Idemitsu Art Award 2024, but also includes creators from outside the award’s selection, aiming to offer a more open and inclusive exhibition.
The title “Prologue” signifies a prelude, an introduction, or an opening chapter. In today’s era of increasingly diverse media expressions, what kind of world lies ahead in the eyes of these up-and-coming artists? By introducing artists expected to play active roles in Japan’s future art scene, this exhibition offers a glimpse into the evolving direction of contemporary Japanese art.




  • 宇垣 綾乃

    宇垣 綾乃

    2000年 埼玉県出身
    2021年 グループ展「「内から零れる。」」M-gallery川口
    2022年 グループ展「まっさら」ギャラリーカフェ彩喜
    グループ展「AM1:00 公園でまちあわせ」GALLERY33 SOUTH
    2023年 グループ展「無言劇」GALLERY「SUMMER OF LOVE」
    グループ展「mellow」銀座中央ギャラリー
    2024年 グループ展「おどりばにおどれば」武蔵野美術大学12号館地下展示室
    Idemitsu Art Award 入選
    2025年 グループ展「日々のてざわり」キチジョウジギャラリー
    武蔵野美術大学卒業・修了制作展 研究室賞
     武蔵野美術大学造形学部日本画学科 卒業

    私は自らのこれまでの経験や生活の中で感じてきたものを日本画材を用いた複合的な手法で表現しています。
    作品を制作することは私にとって自らを見つめ直し自らと向き合う場にもなっており、それらの過程が作品として画面に現れていると考えています。

  • 岡 サオリ

    岡 サオリ

    1986年大阪府豊中市生まれ
    カーソン=ニューマン大学芸術学部卒業

    2024年「The Museum Contemporary
         Art Selection」博多阪急グループ展
         Idemitsu Art Award 2024 入選
    2025年 SICF26 スパイラルホール
    [受賞歴] 第12回躍動する現代作家展 特別賞(2023)
    カンカク展:#1優秀賞(2023); #2特別賞(2024)

    語った途端に語ろうとした「それ」はありのままの「それ」ではなくなって、何か別のものになる。「語る」と「騙る」に同じ音が当てられている日本語には感心させられるが、描くこともまた然り。描こうとしたものと、描かれたものの間にある相違を分別し、絵画という言語で騙らずに
    語ることを試みる。

  • 小西 航生

    小西 航生

    1995年 愛知県生まれ
    東京都在中
    2022年 武蔵野美術大学大学院修士課程油絵コース修了
    展示・受賞歴
    2021年 Mのたね「スライドする風景」
    東京・MUJIcom武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス
    2022年 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展 研究室賞
    2022年 相原中央公園芸術祭「空の下のUMA」
    東京・相原中央公園
    2024年 Idemitsu Art Award2024 入選

    写真や自身のドローイングをもとに、コラージュ、加筆、再撮影やデジタル加工を繰り返す。
    また、現実世界やネット上に氾濫する中毒的で雑多なイメージ──パチンコ演出、奇妙な宣材写真、AI生成画像──をその中に取り込みながら、絵画的な像を立ち上げる。

    アナログとデジタル、イメージと物質、聖と俗。かつてそこにあったものと、いま目の前にあるもの。
    その境界に現れる像は、繰り返される生成のプロセスや、氾濫する視覚環境の一つの断面であり、それに対する私の応答の集積体でもある。

  • 齋藤 大

    齋藤 大

    2001年 宮城県出身
    2024年 東北芸術工科大学 芸術学部美術科洋画コース卒業
    2025年 東北芸術工科大学 芸術文化専攻絵画研究領域入学(在籍)

    ○主な展示
    2024年 三人展「perche」銀座スルガ台画廊
    2024年 三人展「一途なモグラは空を飛ぶ」最上川美術館
    2024年 
    「Group Exhibition : EPICPAINTERS Vol.14」THE blank GALLERY
    2025年 AaP2025 Towards The Future
    ロイドワークスギャラリー
    ○賞歴
    2024年 Idemitsu Art Award 入選
    2025年 FACE展2025 グランプリ

    以下作品コンセプト
    私は「人物が融合する風景」をテーマに、自然の中で出会う人々とその場の記憶を絵画に表現しています。山や空、海などの自然物と風や光などの現象をストロークで描き、精神的な揺らぎや時間の流れを可視化。炎や星空など変化する自然を通して、人と風景が交錯する瞬間を記録し、抽象的かつ勢いのある画面構成を追求しています。

  • 田中 ゆうひ

    田中 ゆうひ

    1996東京都生まれ
    2022 東京藝術大学 美術学部 工芸科 彫金専攻 卒業

    ◯主な活動・受賞歴
    2019 「第4回創英〇口△選抜展」(創英ギャラリー)
    2021「若手人気作家日本画洋画展」(JU米子高島屋)
    2022西脇市サムホール大賞展 入賞
    2024 Idemitu Art Award 2024入選

    境界線をテーマに様々なメディウムを横断しながら制作中。絵画と額縁、物事をカテゴライズせずにはいられない人間の思考、枠から外れてしまったものたち、などに注目。既存の境界を一度壊して考えなおすことをコンセプトにしている。

  • 寺澤 澄夏

    寺澤 澄夏

    女子美術大学大学院博士前期課程美術研究科日本画研究領域修了
    2019年 第3回新日春展
    2023年 第72回千葉県美術展覧会入選(”24)
    2025年 第59回日春展
    2023年 寺澤澄夏・山村遥 二人展-こより- 銀座中央ギャラリー(“24“25)
         美粒子展 佐倉市立美術館("24.3"24.11)
    2024年 寺澤澄夏 初個展-紡ぐ- フリュウ・ギャラリー
         寺澤澄夏 個展-まなざし- アートスペース羅針盤
    他、グループ展多数参加

    季節の移ろいや何気ない日常の一コマから着想を得て、人々の共通のバックグラウンドになり得るイメージを模索しながら制作しています。

  • 西花 純佳

    西花 純佳

    2002年 埼玉県出身
    2023年 多摩美術大学入学
          1年生選抜展出品
          2人展「KOーーーUN」
    2024年 ACTA+Art Award ファイナリスト展
          Idemitsu ART AWARD 入選
        FACE2025 入選

     人が何かしらの答えを出す時の正解と不正解の曖昧な位置関係に
    ついて考えている。それは責任感だけでなく、無責任さとある種の
    適当さも内包している。それでも迷いながら、決断を重ねて生きる。 
     私の作品は崩壊したメディウムをもう一度蘇生させ、補完して
    繋ぎ止める。またはありのままの状態で残し、あえて見過ごして
    みる。そんな矛盾しているような答えを作品の中で共存させ、
    可視化させることを試みている。

  • 早川 温人

    早川 温人

    2001 栃木県生まれ
    2021 個展(群馬県桐生市/PENSEEGALLERY)
    2022 桐生大学短期大学部 アート・デザイン学科 卒業
    2024 武蔵野美術大学 油絵学科油絵専攻 卒業
    2024 個展(東京都中央区京橋/GALLERY b.TOKYO)
    2024 月間美術ネクストブレイク 掲載
    2024 Idemitsu Art Award2024 入選
    2025 武蔵野美術大学 大学院修士課程美術専攻油絵コース 在学中

    私は「見ること」の不確かさを踏まえ、絵具の有無を問わず絵画を制作している。物質を伴う平面絵画では、フラットベッドスキャナを視覚の外部装置として起点にし、色彩情報やその座標が何らかの根拠を獲得しているシステマチックな制作を行い、私自身の作家性や個人性を排除する。これらのアプローチは、現代社会における視覚の再定義と、普遍的かつ恒久的な価値の獲得を志向している。

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Tel : 03-6228-6839

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