Prism IX 2025- プ リ ズ ム IX -
2025.7.14.Mon-7.19.Sat
12:30-19:30*
*7.19.Sat until 17:00
アイバカヨ 石松 由布 大村 洋二朗
官野 良太 笹波 美恵 田中 直樹
華涙 明井 夏哉 ヤマトパパ

アートをプリズムに例えれば、現代アートというものも現代社会の様々な側面を映し出すフィルターの様なものかもしれません。現代アートは、様々な表現方法を駆使して、現代社会が持つ問題や現代社会に生きる人間の内面を多角的に読み解き、違った視点から表現し訴えまた、何より私たちにとって重要な身近な未来を予見し、希望を伝えるものでもあります。ひとりひとりのアーティストが柔軟な視点をもって、アートを通して伝達することの重要性や関係性をあらためて見つめ、変わらなければいけないというメッセージを外部に送りだすのもアートの大きな役割であるのかもしれません。
本展では、そうした過程を経て生みだされた作品が一堂に会することで、アーティストによる一方的なアプローチが空間全体にプリズムを通した光、いわば虹のように広がり、アーティストから鑑賞者へ意識を反映・共有し、鑑賞者から鑑賞者へと意識を連続させることで、アートが社会的文脈でつながっていくことを期待します。
Prism is a transparent glass or plastic object that separates white light that passes through it into different colours. When the sunlight goes through the prism, you would see the rainbow, so prism is like a filter that takes away the complicated information and convert it into a simple order and the amount of the signals and the lights. Contemporary art can be prism to our society.
Contemporary art shows, questions and solve the modern issues and artists visualise what is inside of themselves from whole new perspectives; and this is a way of looking at our future. Each artists nowadays have to have flexible perspectives and tell their own stories and concepts through the works they produce. Sending out the messages not just to the art world but the whole contemporary society can be a huge part of contemporary art process.
The works produced through the process of “Prism” can spread like the rainbows and potentially be a key to make people wonder about the world they live in.
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アイバカヨ
愛知県生れ名古屋芸術大学卒業後渡米 帰国後デザイン事務所勤務
1999年頃から筆をミシンに持ち替えて絵を描いた「糸絵」を発表
ソーイングイラストレーターとして活動を始める
ESTEE LAUDERからのオファーで広告画を手掛けた事を皮切りに
数多くの企業広告から書籍装画などで幅広く作品の発表を続ける
NewYork THE MET(メトロポリタン美術館)キュレーターの
ロナルド・ローダー氏、北野武氏(映画監督)、井村屋(株)など
多くのコレクターのもとにアイバカヨ作品がコレクションされるオリジナルな表現を模索し様々に試みたところ「糸で描く」ことに
辿り着いた それは平面でありながら不思議と立体感を帯びる
そのどこにも属さない作風と表現方法が 魅力のひとつでもある
制作には名古屋の老舗ブラザーのミシンを好んで用いる
昨今は溶ける布を縫地に多用し 刺繡を空に舞って見せる
そして いつもながらに 糸の後始末は敢えてしない
自由奔放な遊び糸は軽快で可愛らしく なんとも愛おしい・・・ -
石松 由布
Yuhu Ishimatsu大分県出身
2023 佐賀大学芸術地域デザイン学部 卒業
2025 佐賀大学大学院地域デザイン研究科日本画専攻 修了
2023 Idemitsu Art Award 2023 入選
2024 グループ展「ザ・9」(EDAUME、佐賀)
グループ展「覚えてない紙」(PERHAPS、佐賀)
グループ展「Prologue XV 2024」(EDAUME、佐賀)
グループ展「ロング・スロー・ディスタンス」(EDAUME、佐賀)
2025 グループ展「キアスム」(aaploit、東京)岩絵具、水干絵具、墨、胡粉、雲肌麻紙、白麻紙、新鳥の子紙、木製パネルといった現代の「日本画」に用いられる素材を、これらにより構築される作品を、その作品を空間に存在させるということを、「日本画」が成立する以前の日本美術の延長線上に位置づけて考えてみる。
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大村 洋二朗
1978年滋賀県生まれ
1997年 京都市立銅駝美術工芸高等学校 彫刻科卒業
2001年 京都精華大学 美術学部 立体造形専攻卒業
2003年 沖縄県立芸術大学大学院 造形芸術研究科修了
2025年現在 広島県東広島市在住
写真紙を用いてコラージュ作成した画像を面取り状に組み上げた平面と立体の両特性を担保した独自技法「多面化写真彫刻」を制作するペーパークラフト作家。
様々な生物をモチーフに自身を客観的に投影した自刻像とも呼べる作品の制作を手掛けている。個展
2024 《紙なる生物たち》銀座FBIギャラリー/東京
2022 《PAPER PAY PAR》GALLERY HIGHLIGHT/広島、《By Paper》CONNECT名古屋ショールーム/愛知
《大村洋二朗特別展示 ~明るく楽しく分かりやすい。安心安全人畜無害な展示~》山口県立美術館/山口
2019 《大村洋二朗展 ~紙なる生物たち~》エディオン蔦屋家電/広島、《紙なる生物たち》GALLERY黎BEGIN/京都
《紙生物展》森×hakoギャラリー/広島
2017 《メントリアル》ART FORUM JARFO/京都
グループ展
2024 《GINZA ART FESTA》松屋銀座/東京、《蟲めづる》ウサギノネドコギャラリー/京都
《Independent Tokyo 2024》東京都立産業貿易センター/東京
《世界一美しい昆虫展2024》丸井今井札幌本店/北海道、《100人10》渋谷キャスト/東京
《meets! art 2024》グローバルゲート/愛知
2023 《立体作家な夫婦展》三本松画廊/山口、《meets! art 2023》CONNECT名古屋ショールーム/愛知
《コラボしたのだ!赤塚マンガは自由のココロ》MDPギャラリー中目黒/東京
《ANIMA》ウサギノネドコギャラリー/京都
2022 《meets! art 2022》CONNECT名古屋ショールーム/愛知
《100人10》東京ミッドタウン/東京
《世界一美しい昆虫展》鹿児島県歴史・美術センター黎明館/鹿児島
2021 《世界一美しい昆虫展》ハウステンボス美術館/長崎
《そよか×大村洋二朗 二人展》ノートルダム女学院内 和中庵/京都
《100人10》シンワアートミュージアム/東京
2020 《100人10》ログズビル/東京
2019 《第14回タグボートアワード》世田谷ものづくり学校/東京
2018 《京都国際映画祭クリエイターズファクトリー》元淳風小学校/京都
2017 《第63回 全関西美術展》大阪市立美術館/大阪
《第12回大黒屋現代アート入賞作品展》板室温泉大黒屋/栃木
2016 《紙のアートフェスティバル》富士芸術村/静岡
2015 《第25回紙わざ大賞》銀座十字屋ホール/東京
2014 《ゲンビどこでも企画公募 2014》広島市現代美術館/広島
受賞歴
2021 《第74回山口県美術展覧会》大賞
2017 《第63回 全関西美術展》第一席
2016 《紙のアートフェスティバル》特別賞
2015 《第25回紙わざ大賞》大賞 -
官野 良太
プロフィール
1988年神奈川県横浜市生まれ。多摩美術大学彫刻学科卒業、東京藝術大学大学院美術教育修了。
主に透明樹脂を用いて、人の内面や記憶をテーマに制作している。
現在制作するものは反射や透過によって生み出される光の彫刻である。
自然現象を彫刻の要素に加えて、その融合とコントラストを追求している。作品コンセプト
水面を眺めていた。
ふと、波のかたちは、風が作る彫刻なのだと気がついた。
私は樹脂の塊に対して、波の起伏を想起しながら一太刀ずつ彫刻することにした。
そこには、きらめきと流れを表現するための私の意志が込められている。 -
笹波 美恵
Sasanami Mie1974 北海道北見市生まれ
2000 日展•日本新工芸展 初入選
2013『愛咲』日本新工芸展 彫刻の森美術館奨励賞受賞
2021 個展『inori』
個展『木のぬくもり心のかたち』
2023 南砺市いなみ国際木彫キャンプ招待作家で参加
作品『ほっこり』まちの駅よいとこ井波に設置
2024 個展『つなぐ』心にそっと寄り添えるような作品を志しております。
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田中 直樹
個展 2024 アートポイント (東京)
2015 ~ 2019 スペクトラムギャラリー (大阪)
2013 ~ 2014 アートギャラリー銀座 (東京)
2007 ~ 2012 小野純一美術画廊 (東京)
2001 ~ 2006 NC アートギャラリー (東京)
1998 ~ 2003 銀座小野画廊 (東京)
Fair 2025 余白のアートフェア福島広野 (福島)
2015 ART SAN DIEGO 2015 (USA)固着した社会の基準や概念を精神的に再構築する試みで、日常すでに認知されている物
を最小単位として並べる行為を続けている。 作品を構成する最小単位を、単純な点から
認知できる物に置き換えることで作品全体と作品を構成する要素や仕組を同時に認知で
きるようになる。このことは世の中の全ての物や現象に置き換えることができる。 本作品
では、パズルピースを使用し作品を構成する最小単位にフォーカスしつつ構築と崩壊の双
方向のムーブを染という現象を通して可視化している。 -
華涙
haru山梨県出身
美術デザイン系の高校を卒業後、文化学園大学で服造りを学ぶ。
アクリル画に粘土やビーズ、布などその作品に必要な素材を組み合わせ、人間が抱く複雑な感情や経験、生命の強さや儚さを日常で目にする光や影、空気感や色彩と重ね合わせ着想した半立体的な作品を主に制作している。
Biography
2024 – Independent Tokyo 2024 出展
2022 - 個展「Imitation room」(Gallery Miru/東京)
2020 – 中目黒蔦屋書店 展示参加/ライブペイント
デザインフェスタvol.52出展 8×3.6M巨大ライブペイント
渋谷PARCO イベント参加/ライブペイント
2019 - 初個展「夢寐」開催(Alt_Medium/東京)
cafe&gallery個展「ポリへドロンな僕ら」(横浜)
2018 - ACT ART COM出展 (Art complex Center/東京)
2017 - JAPAN EXPO2017 (パリ) -
明井 夏哉
now printing
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ヤマトパパ
yamatopapa2023年2月
八重山の珊瑚礁の海再現をレジンでめざし、
パパとわかなのレジンアート工房&ギャラリー開設
2024年9月
さざなみクリスタル・プレミアム技法開発
直近2年間で個展開催3回 国際公募展5回連続各賞受賞 21世紀国際芸術賞受賞 国立ハノイ大学・芸術客員教授就任 講座受講生50名超八重海奏は海の女神の仮の名前。
沖縄県八重山諸島、北半球最大のラグーン石西礁湖は珊瑚礁の宝石とさざなみの海。
世界初のレジン技術さざなみクリスタル・プレミアム技法で再現に挑戦。
八重(やえ)に重なる3D多重グラデーション。
七つの海に次ぐ八つ目の海。
七色の虹プラス八つ目の色彩とプリズム。
海を奏でるさざなみの八重奏で、八重(やえ)に癒しと幸せの波動が世界に広がりますように。
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また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。
問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
Mail : yy.artpoint★gmail.com(★は@に置き換えてください)
Tel : 03-6228-6839
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Contact : Yoshihiko Yoshimura
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