心象 II-SHINSHO II - 2025
2025.10.06.Mon-10.11.Sat
12:30-19:30*
*10.11.Sat until 17:00
小豆島 美知 小泉 光子 柴 清文
玉木 敬子 檜垣 智子 本庄 未紀
米冨 裕子 周藤 豊治 立花 わたる

”心象”とは、心に浮かぶイメージのことを意味し、体験や感情、感覚によって生み出される想像上の風景で心象風景ともいわれます。
現代では、風景から広告まで多様なイメージや異なる人種、文化、価値観が存在するため、個人にうまれる心象風景は様々で異なります。急速な変化の中で、価値観や文化は、統合と分化を繰り返し世界認識を更新しています。その様な豊かでカオスな世界を、アーティストたちは彼らの持つ様々な視点や識見から静かに観察し芸術へと昇華し、イメージを相対化させていきます。そうして生み出される現代アートには、世界認識の表象に対して再考の起点となる役割があるともいえます。現代アートは現代社会にかかわる種々の領域の問題に対し、多様性のあり方を提示します。
本展ではアート·ポイント選抜による現代アーティストたちの心象をテーマとしアーティストたちの心象世界に触れ現代アートと社会との関わりや本質を再考します。
The term “mental image” refers to the images that arise in the mind—imaginary landscapes shaped by experiences, emotions, and sensations, often described as mental landscapes.
In today’s world, where countless images—from landscapes to advertisements—and diverse races, cultures, and values coexist, the mental landscapes formed within individuals vary greatly. Amid rapid change, values and cultures undergo cycles of integration and division, constantly renewing our perception of the world.
Artists quietly observe this rich and chaotic world through their own perspectives and insights, sublimating it into art and relativizing images in the process. The works of contemporary art thus created serve as starting points for rethinking how we perceive the world, while also presenting new forms of diversity in response to the many issues within contemporary society.
This exhibition, curated by Art Point, explores the mental images of selected contemporary artists, inviting viewers to engage with their inner landscapes and to reconsider the relationship and essence between contemporary art and society.
-
小豆島 美知
1960年大阪生まれ 京都教育大学美術科卒業
人展 奨励賞 会員賞
国際交流総合展 京都新聞社賞受賞等
日本フランス現代美術世界展入選
2024年京都市芸術祭国際交流総合展 京都市長賞受賞
他、 団体展 グループ展等にて活動
毎年個展開催妖怪を描いています。見えない存在は居る。それを描きたいと思っています。
人は情報の多くを目から得ているのですが、それが万能だと思っていいの?と私は思います。
今、目の前に見えるものが世界の全てなのじゃないのではないか?疑いと敬虔な気持ちで世界を感じ取りたい。私はその気持ちを妖怪を描くことに託しています。 -
小泉 光子
-
柴 清文
1955年 静岡県生まれ
1984年 東京芸術大学大学院美術研究家修了
2022年 近畿大学文芸学部名誉教授
公益財団法人喜多美術館 理事目まぐるしく変遷を繰り返す現代において、
一陣の風となり、新鮮な空気を送り込みたい。 -
玉木 敬子
2003年 京都市立芸術大学院美術研究科 修了
個展「海の中の人魚の部屋」ギャラリーマロニエ
2018年 公募展「第74回現展」新人賞(以降毎年出品)
2019年 グループ展「関西現展」茶臼山画廊(以降毎年出品)
2020年 グループ展「AXIS WEST」ギャラリー香(2021,2022,2024出品)
2024年 グループ展「イロイト展」Be=Lab&Gallery
グループ展「京都アートフェア」ギャラリー胡々湾
グループ展「Spectrum 2024」GALLERY ART POINT日本の伝統的な染織技法を使い、その布の奥深くまで染まる染料の発色の良さを感じながら日々制作しております。
伝統的な技法とはいえ、かつての着物に用いられたような型やデザインではなく、現代を生きる人が納得するようなものにしたいと考えます。中でも自然の風景や街並みなどは時としてハッとするような光景を目にすることがあり、それは自分の中の記憶や感情とどこかでつながっているのではと考えそれを表現していきたいです。 -
檜垣 智子
1994年 春季創画展入選(同1995年、1996年、2021年)
1994年 創画展入選(同1995年 同2121年)
1996年 京展 紅賞受賞
1997年 松伯美術館花鳥画展 大賞受賞
1999年 近代の花鳥画展 出品(大丸ミュージアム東京、同京都、同心斎橋、名都美術館 巡回展)
2003年~2011 京都日本画家協会選抜展 5回出品
2024年11月 Legato 2024展出品 GALLERY ART POINT
創画会友
京都日本画家協会会員
京都市立芸術大学 大学院日本画修士課程修了私は、形状と色彩により、思い出や経験によるイメージ、イマジネーションを、啓示するものとしての表現を追求しています。
私のモチーフは多彩であると言われ、風景や、植物など、意外性があり、新鮮であるが、既視感、デジャブーのようなノスタルジック感覚を覚える物であると言われております。
絵の具を輝かせているもの。そこに、思想、思索、感性などの全てがプリズムのように、映し出されることを意識して創作をしております。 -
本庄 未紀
個展
2012 ギャルリーくさ笛/名古屋
2015 GALLERY ART POINT/東京
2019 GALLERY ART POINT/東京
2024 GALLERY ART POINT/東京
主なグループ展
2014〜23 GALLERY ART POINT
Abstraction展 / Spectrum展/Avenir展/或る心象展/Legato展など多数
2014 2人展/JONES FOODSTORE・ベルリン
2014〜15 アートイベント島根/ミュージアム竹下成果工場・島根
2016/19 Japan Festival/ベルリン
2016 Berliner Liste/ベルリン
CHRISTMAS ART COMPETITION in YOKOHAMA/横浜
2018 環境をアートの色で変えていく展/金沢21世紀美術館
日本の美術全国選抜作家展/上野の森美術館日常の物事から着想を得て、
かたち在る物は崩し、かたち無き事は現す、
という行為を続けています。
今回のモチーフは「音」です。 -
米冨 裕子
三重県生まれ
大阪芸術大学美術学部デザイン学科卒業
太平洋展彫刻部出品(1988~1998)受賞4回
女流画家協会展 (1999~2006) 受賞1回
独立展 (1999~2019)受賞4回
アート@つちざわ (’06 ’11)
Spectrum展 (’20~’24)
個展 グループ展 多数 現在無所属自分を取り囲む自然をテーマとして油彩・漆喰・銅版画など様々な支持体を用いて表現をしています。
自然の輪廻転生について考察し、朽ちた植物に生命を吹き込む作業に興味をもっています。
今回は銅版画の作品を展示致します。 -
周藤 豊治
2018年 第7回あさごアートコンペティション 優秀賞
2019年 第14回春季二紀展 会員優賞
第73回二紀展 小島賞
2022年 第75回二紀展 会員優賞
2023年 第76回二紀展 委員推挙
2024年 第5回丹波アートコンペティション 大賞
他、グループ展等多数参加1.6㎜厚の鉄板を、型に合わせて溶断します。そして、できたパーツを、曲げたり、たたいたりして、それらを合わせて溶接をしていきます。鉄は「冷たい」「かたい」といったイメージを持たれますが、「温かい」「やわらかい」といった印象を持ってもらえる作品になることを心がけています。そして、流れるような美しい曲線を追求しています。
-
立花 わたる
作品ご購入ご希望の方は以下、ご連絡いただきますようお願いします。
また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。
問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
Mail : yy.artpoint★gmail.com(★は@に置き換えてください)
Tel : 03-6228-6839
Please contact us if you are interested in purchasing artworks.
In the case that you’d like to see actual artworks at the gallery, please contact us in advance.
Contact : Yoshihiko Yoshimura
Mail : yy.artpoint★gmail.com(Please change ★ to @)
Tel : 03-6228-6839