DOORs – 扉 – 2025

2025.7.28.Mon-8.2.Sat
12:30-19:30*
*8.2.Sat until 17:00

くにおか まさよ 皆川 悦子 竜石堂 比呂子
Dotepoppo

“DOORs -扉- ”は、時に遮り、時に外部との繋がりを生む「遮断と解放」といった、相反する役割を持ちながら私たちの生活にのなかに遍在します。
内部空間と外部空間をつなぐ唯一の懸け橋である“扉”。望むときにのみ望まれたものにだけその侵入を許し、望まないとき望まないものには出入りを許さない。そういった働きにはまるでそのもの自体に力が宿っているようにさえ感じられます。一つ一つの扉にそれぞれの特徴があり、それは物体全体の印象をも左右してしまいます。
扉がもたらす繋がりもまた無限大です。日々の出会いや人間関係における些細な出来事、現代を生きる私たちの生活の一部ともいえるインターネット、どの世界においても扉は我々に際限のない無限の開放を与えているといえます。

DOORs展では「扉」の持つそういった様々な意味合い・力に目を向け、4人の傑出したアーティストによる作品を展観します。
メディアの多様化により無数の扉が周囲に偏在し、そのありようは氾濫ともいえる今日。「アート」という表現を媒介にした心象世界に意識を向け、心の扉を全開にして一人ひとりのアーティストの作品の中での命の息吹を感じていただければ幸いです。


“DOORs” are ubiquitous in our lives, having conflicting roles such as “blocking and liberation”, which sometimes blocks and sometimes creates connections with the outside world.
The “door” is the only bridge that connects the interior and exterior spaces. Only allow the intrusion of what is desired only when desired, and do not allow entry or exit of what is not desired when not desired. It even feels like there is power in such work. Each door has its own characteristics, which also affect the impression of the entire object.
The connections that the door brings are also infinite. Whether it’s the trivial events of daily encounters or relationships, the Internet, which is part of our lives today, the doors give us no limit and infinite liberation in any world.

At the DOORs exhibition, we turn our eyes on the various meanings and powers of “doors” and exhibit works by 4 outstanding artists.
Due to the diversification of the media, innumerable doors are unevenly distributed around us, which can be said to be flooding today. We hope that you will focus on the imaginary world through the expression “art”, open the door in your heart, and feel the breath of life in each artist’s work.




  • くにおか まさよ

    くにおか まさよ

    P
    2017年第22回~2024年第29回アートムーブコンクール 入選
    2019年第3回FUKA展 公募展 @Gallery Blau Katze ホルベイン画材社賞 
    2021年「ふたり展~皐月~」 ギャラリーigu_m_art
    2022年第2回銀座中央ギャラリー公募展 @銀座中央ギャラリー ギャラリー賞
    2022年 個展「Heart to Heart Heartfelt Greetings」Gallery Blau Katze
    2023年「ふたり展~長月~」 ギャラリーigu_m_art
    2024年第37回日本の自然を描く展@上野の森美術館 佳作・入選
    2024年第50回童画会 @現代童画会主催 入選
    2025年 個展「Heart to Heart Continuity and Change」Gallery Blau Katze

    他 2018年より徐々にグループ展多数参加

    長年、デコラティブペイント作家として作画・講師業に携わり、複数の著書本、国内外の雑誌掲載、国内やアメリカでのセミナーで人に描いてもらうための絵を提供。2017年より自分の作品の可能性を広げるため、絵画公募展に参加し、作品を制作。イラスト作家としては、2007年より毎年関東の会社へ年賀状のイラストを提供。2009年、2010年には上記会社へカレンダーのイラストも提供。
    (注)デコラティブペイントとは:18世紀中頃のヨーロッパにおいて王室の室内装飾だったアートが移民によってアメリカ経由で世界中に広がった家具や木の小物、陶器やガラス、布、キャンバスなど、あらゆる素材に描く「生活を彩るアート」としてのクラフト/ホビー。トールペイントとも言う。

    https://www.facebook.com/masayo.kunioka

    https://www.instagram.com/masayokunioka

  • 皆川 悦子

    皆川 悦子

    2008年 文房堂アートスクール銅版画コース入学

    <個展>
    ・2017・2018・2019年 クネーテン(東京 小石川)
    ・ 2022年 Pain au Sourire (東京 渋谷)
    ・ 2023年 LE PETIT PARISIEN (東京墨田)
    ・ 2024年 Pain au Sourire (東京 渋谷)
    ・ 2025年 古川庵 (東京 池之端)

    <グループ展>「ONE for ALL」展 他

    <その他>・2020年 第2回TKO国際ミニプリント展入選
    ・2023年 ART KAOHSIUNG (台湾高雄)

     これまで油彩・水彩・木版画を学び描いてきました。そして現在…銅版画のモノクロームの美しさ、繊細な線の表現に魅了され、自宅にプレス機を設置し、制作しています。描くものは、少女、花、静物…その時々に私の頭の中に浮かぶ画像を頭の中で描き、消し、描きを繰り返し、下絵をおこしていきます。そこから様々な技法を駆使して、表現をして行きます。

     その工程の中で予期しない表情が出てきたりすることもあり、失敗と捉えずに模索してゆきます。

  • 竜石堂 比呂子

    竜石堂 比呂子

    2011年 セツモードセミナー卒業
    2017年 第85回版画展入選
    2016 年  Motra International Pittura(イタリア)出展
    2018 年 オリビア・パロルディ主催の展覧会 出展 (カンヌ)
    2018 年 Kilengi エキシビション 出展(ウィーン)
    2019 年 ONNA展 (個展) 
         ギャラリー イレーヌ ルグリACCORCHAGE展(ウィーン)
    2020 年 ZETTAI展 出展(兵庫)
    2020 年 千の顔展 出展(台湾・台北)
    2021 年 Kunst Zu Recht(ウィーン)出展
    2021 年 国際現代美術交流展 出展(台湾・高雄)
    2022 年 千の顔展 出展(台湾・高雄)
    2022 年 ZETTAI展 出展(兵庫)
    2022 年 ナナ展 出展(東京)
    2023 年 ZETTAI展 出展(兵庫)
    2023 年 Art Date グループ展 出品(東京)
    2024 年 Surging Wave 国際現代美術交流展 出展(台灣)
    2024 年 ZETTAI展 

    混沌とした現代社会において、流動的なニュースや動画、SNSの消費で過ごしてる。そして今は悲惨な戦争、災害など日々悲しいニュースで溢れている。
    そんな現代の日常で、詩的・静寂・美・暗闇・カワイイを作品のワードとして心のオアシス的な作品作りを目指してます。

  • Dotepoppo

    Dotepoppo

    1996年東京都生まれ。福島県在住。
    2022年に東京藝術大学大学院 先端芸術表現専攻を修了。
    グループ展に出展するのはとても久しぶりです。9年ぶり?
    「混ざる Group exhibition」(Gallery NIW)ぶり。
    妊娠・出産を経て、毎日思い知らされることばかりです。
    過去に文章作品集『鳩に2LDK』(2017)
    短編映画『Moratorium』(2016)(監督・脚本:Zono)
    原作・脚本を担当するなど。

    私たちは皆、心に「鳩」を飼っている。
    しばしば「鳩」は外へ飛び出す。 「鳩」のいない間、私たちは抜け殻のようで、
    その姿はまるで、鳥のいない鳥籠のようだ。

    パンだか本だかをつついていると思い出す。
    鳩が心にいたことを、ふとした時に思い出す。
    数歩歩いたらもう忘れる。
    それでもきっと思い出す。

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Tel : 03-6228-6839

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