ハルモニア 2025- harmonia 2025 -

2025.05.05.Mon - 05.10.Sat
12:30-19:30*
*5.10.Sat until 17:00

伊敷トゥートリサ 今井 香織 涼木 千鶴
瀬尾 佳枝 深津 千鶴 前田 純平
山田 孝行 SANA SASANA takurou.

”ハーモニー – harmony”とは、ギリシア語の”ハルモニア harmonia”を語源とします。
”ハーモニー” つまり「調和」の広義の意味は、独立した諸要素が総合的かつ部分的に均衡が取れている状態のことですが、「調和」は芸術分野においても最も重要な要素であり、作品を芸術たらしめる所以であるといっても過言ではありません。
「調和」している状態とは、各要素がぶつかることなく互いを引き立て合い、各要素が持つ美しさや個性を保ちながら繋がり統合されている状態で、たとえ対極にあるような要素同士でもそれらが調和することにより新たな美が誕生します。
現代は、未だ、戦争や紛争、争いが絶えず、また、世界は今パンデミックの拡大により混迷と混乱を極めています。このような混沌の世界に調和の美しさと希望を垣間見せるのもアートの役割かもしれません。
”ハルモニア- harmonia”展ではアートにおける「調和と美」をテーマとし、色や筆致、素材や構図、そしてアーティストの魂が織りなす「調和した美」を展観すると同時に、本展を通して「調和」を捉え直し、アートの現代社会における役割と可能性について考察します。

”Harmony” is derived from the Greek word “harmonia”. The broad meaning of the word “harmony” is a state in which independent elements are in total and partial balance. Harmony is one of the most important elements in the field of art, and it is no exaggeration to say that it is what makes a work of art. Harmony is a state in which the elements complement each other without clashing, and are connected and integrated while maintaining the beauty and individuality of each element. Even if two elements seem to be opposites, when they are harmonized, a new beauty is born.
Today, there are still wars and conflicts, and the world is in turmoil and confusion due to the spread of pandemics. Perhaps it is the role of art to offer a glimpse of the beauty and hope of harmony in such a world of chaos.
The exhibition “Harmonia” is based on the theme of “harmony and beauty” in art. The exhibition will showcase the “harmonious beauty” of color, brushwork, materials, composition, and the artist’s soul, and at the same time, we will rethink “harmony” and consider the role and potential of art in contemporary society.


  • 伊敷トゥートリサ

    伊敷トゥートリサ

    【作家経歴】

    2008年 茨城県水戸市にて活動開始 絵画制作、ライブペイント、イベントのアートワークを行う
    2017 アートワーク担当/茨城総合物産音楽フェスティバル
    2018 アートワーク担当/福島空港ソライチ(2018〜)
    2020 TV出演/「生きるを伝える」テレビ東京 個展「煌めくかけらが紡ぐ日々」日本橋高島屋 
    2022 ライぺ/ひたちなかファッションクルーズ
    2023 個展「私の声」水戸京成百貨店

    【作品コンセプト】

    私の絵画はアクリル絵の具とコラージュ技法で制作しています。
    立体感のある質感に、煌めく色トリドリの色彩が特徴です。
    完成した絵からは言葉が溢れてくるので、その絵の意味を理解します。
    絵を描く過程で、自分の心が癒されたり、悩み事が解決したり。
    私にとって絵は、本来の自分と繋がれて、生き方を教えてくれるものです。
    私達の日常が心地よいイロドリで溢れることを願いながら、絵の具を散りばめます。

  • 今井 香織

    今井 香織

    1991年富山県生まれ
    2005年創作活動を始める
    【主な展覧会】
    2023年 「わたしのやさしい世界は、」匠の里ギャラリー、富山
    2024年 「高岡で澄む2024」Nissen Art Studio、富山
    2024年 「第83回創元展受賞作家展」東京都美術館
    【受賞歴】
    2022年「第77回富山県美術展」県展大賞
    2024年「第83回創元展」準会員賞

    私にとって絵を描くことは、自分の欲求や本心を探求する行為のひとつだと思っています。

  • 涼木 千鶴

    涼木 千鶴

    2010年 多摩美術大学 造形表現学部造形学科日本画専攻 卒業
    2019年 グループ展「Tama-Ga-laxy」 74cabbote(上野毛)
    2020年 グループ展「贈る展」 銀座中央ギャラリー(銀座)
         個展「すきすきななちゃん展」 design festa gallery(原宿)
    2021年 個展 le360gallery(オンライン)
    2022年 個展「Hide and Secret」CANTIC-MANIS(横浜)
    2023年 2人展「最強カラフル展」 design festa gallery(原宿)
    2024年 選抜展「ART POINT selection Ⅲ」 Gallery art point(銀座)

    他、企画展やグループ展に多数参加

    日本画や水彩で女の子や生き物をテーマに制作しています。特に、思春期ならではの混沌とした心模様、可愛くなりたいという異常なまでの執着、歪んだ愛情表現、本当の自分を繕うための強がりなど、上手く生きられないけどそれでも強く生きる女の子を中心に描いています。
    現在では原宿や鎌倉、その他全国の企画展に積極的に参加しており、年2回のデザインフェスタではライブペイントも行っています。

  • 瀬尾 佳枝 

    瀬尾 佳枝 

    2022年 個展 「瀬尾佳枝展」sankaku Gallery
    2024年 鞆の浦de ART2024 
     グループ展「手のひらのアート展」sankaku Gallery
    2008年~ グループ展「ART WEEK」来夢来人
    2015年~ グループ展「Gg展」ふくやま美術館
    2017年~ グループ展「Gg2展」福山天満屋ギャラリー

    ―水玉―

    姿をさまざまに変化させる「水」の形態にとても魅力を感じます。雨粒としてポツポツと地上に降ってきて、森の葉の上をコロコロと滑り下り、小さな流れが生まれ、やがて大きなうねりを創り出す。それはまるで一つ一つの「水の玉」の物語のようで想像すると楽しくなります。そんな水玉の一瞬を切り抜いて石膏という素材により形にしています。

  • 深津 千鶴

    深津 千鶴

    『 1人の人間の存在・重み 』をテーマに連作を制作し続けている。《 全ての人をクローズアップしたい 》という思いがある。
    「切り取った一瞬」の中に、人物の無限の要素凝縮して留め、切実で普遍的かつ現代的なテーマを表現したい。
    また、デフォルメで再構築した顔と体の「独自の美・歪みの魅力」は最も大切にする。
    その奥にある、観えない心、聴こえない囁き、まとう空気・呼吸や体温や湿度、人生の物語。それらが滲み出るような絵、観る方々それぞれが自由に想起してくれる絵を目指したい。

    ◉ 深津千鶴 Chizu Fukatsu
    【プロフィール】

    東京生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。1990年よりイラストレーター。2020年より画家。人物画を中心に独自の世界観を構築。国内外で個展。企画展多数参加。
    2024 日仏現代国際美術展入選
    『会社四季報』表紙画を担当。
    2026 Gallery ART POINTにて個展予定。
    ーーー
    ◉ 《 ART FAIR 出展歴 》
    【BAMA(釜山)】2020〜24年/【Diaf(大邱)】2020〜2023年/【ART BUSAN】2021年/【ART Santa Fe】2023〜24年

    https://www.chizufukatsuart.com/

  • 前田 純平

    前田 純平

    1983年 鳥取県生まれ
    2009年 多摩美術大学版画専攻卒業
    2012年 個展 からっぽが満ちるところ (ギャラリー檜)
    2013年 第3回 HANART(五條新町)
    2014年 MIND MAP(新宿眼科画廊)
        個展 凍りついたけものたち (cocorostore)
    2019年 となりのかみさま展(松島畫舫)
    2024年 となりのかみさま展(ギャラリー国立)

    鳥、炎、心臓などのモチーフを用い、現代を生きる私が社会に対して感じる、もやもやとした矛盾や疑念といった明確に言語化できない感情を、隠喩的な絵画に落とし込めたら良いなと思いながら制作しています。

  • 山田 孝行

    山田 孝行

    1952-大阪府岸和田市に生まれる
    1982-マイアミ国際版画ビエンナーレ(アメリカ)
         グレンヘン色彩版画トリエンナーレ(スイス)
         イビザ国際版画ビエンナーレ(スペイン)
         国際版画ビエンナーレ入選多数
    1999~2013 番画廊 大阪
    2004~18 セーラムギァラリー ニューヨーク

    「夢を見ていました。ずっと空に浮かんで、高く高く飛んで行きます。成層圏を超え、月まで行きます。重力から解放され、逆さになったり、時間も存在せず、ずっと彼方に地球が見えます。

  • SANA SASANA

    SANA SASANA

    ■作家経歴
    2020年からアーティスト活動を始め、現在はアクリル絵画中心に
    作品を展開。2024年に自身初の個展を開催し、現在に至る。
    都会的な雰囲気の女性をモチーフとして、自身が強く影響を受けた
    シティファッション・ビューティ・デジタルイラストレーションを
    ベースにアートとして再構成。現代的なクールさに力強さを
    絡ませた作品群を展開している。
    作品はいずれも一点物として制作しており、
    平面的な視覚表現だけでなく、立体表現も交えた表現を試みている。

    ■作品コンセプト
    目には見えない他人のCoolなAura、自身が感じるImpactなど、言語化が難しく、安易に言語化してしまうと矮小に感じてしまうニュアンスを抽象と具象を交えながら作品として構成。
    本展の作品群は電流が走る感覚の表現を試みており、クールな女性像に対して稲妻を纏わせています。外から見れば穏やかに見えるが、内的にはバチバチと電流が走る感覚を平面的な表現だけでなく、立体的な表現も取り入れて視覚以外の五感の可視化を試みています。

  • takurou.

    takurou.

    創形美術学校版画科卒
    この世ならざる哀しみの異形を描くペン画作家として
    主にギャラリー出品、デザインフェスタにてオリジナルグッズの
    展示・販売を行なっています。

    “あたまがよくなった人間たちには 気付くことができない
     異形 天使 骨の存在たち
     その哀しみと美しさ
     憐憫から生まれるその存在たちを 描き留めています”

    「祈り」「捧げる」「憐憫」「深海の如き暗がり」そして、「曙光」。
    ほかのだれにも触れることの叶わない純粋のままに敬虔な祈りを身の内に捧げていた時代を、その暗がりを、己を掬い上げるべく感情が姿を変えた異形たちのことを描き留めています。

作品ご購入ご希望の方は以下、ご連絡いただきますようお願いします。
また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。

問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
Mail : yy.artpoint★gmail.com(★は@に置き換えてください)
Tel : 03-6228-6839

Please contact us if you are interested in purchasing artworks.
In the case that you’d like to see actual artworks at the gallery, please contact us in advance.

Contact : Yoshihiko Yoshimura
Mail : yy.artpoint★gmail.com(Please change ★ to @)
Tel : 03-6228-6839