晴智 ありさ- 花の水槽で -
2019.8.26.Mon - 8.31.Sat
12:00 - 19:00
*8.31.Sat - Last Day until 17:00
晴智ありさの作品は日本画材の顔彩を水彩の技法を用いて使うのが特徴です。
特別描きたい対象が無かった学生の頃、身近な生き物である金魚が舞い踊る女性のように優雅に見えました。その経験から、自身の心を動かした金魚に女性の姿を重ねた作品を描いています。
彼女たちは水の中ではなく空を泳ぐようにしなやかに舞います。手の平におさまるほどの小さな彼女たちはまるで光のようで、感情やいつか傷付いた心にそっと寄り添います。
私たち人間の心や魂のように芽吹き、咲き、枯れていく花。彼女たちは花を纏いながら私たちの心の中を確かに見つめ、祈り、導こうと語りかけます。
優しく柔らかな雰囲気の中に乗せられた儚くも鋭い命や魂は彼女たちをより引き立て、見る者の心を潤します。
以下、作家ステートメントより引用。
本展覧会のテーマは「心の拠り所」です。
息をつく間もない程忙しい時や悲しみや不安がまとわりつく時、心に余裕がなくなってしまいます。
そんな時、貴方の心の支えや大きな味方になっているものは何でしょうか。
家族、趣味、ペット、食事…人それぞれの拠り所があることと思います。
空虚感や心の傷が大きく、見つけられていないという方もいらっしゃるかと思います。
日常生活や貴方の心に寄り添えるようにと魂を込めて描いた作品を展示致します。彼女たちが心をほんの少しでも潤すことができましたら、それはとても幸せなことと思います。
Arisa Seichi uses the colors of Japanese painting materials using watercolor techniques.
When she was a student who didn’t have a particular object she wanted to draw, she looked elegant goldfish like a woman dancing. From that experience, she draws a work in which a female figure is layered on a goldfish that has moved her heart.
They dance flexibly like swimming in the sky instead of in the water. Small enough to fit in the palm of your hand, they are like light and gently snuggle up to your emotions and your wounded heart.
A flower that buds, blooms, and withers like our hearts and souls. They wore flowers and surely looked into our hearts and told us to pray and lead.
The ephemeral and sharp life and soul placed in a gentle and soft atmosphere makes them more attractive and eases the viewer’s heart.
The following is quoted from the artist’s statement:
“ The theme of this exhibition is “Responsibility of the heart”.
When you are too busy to breathe, or when you feel sad or anxious, you lose your heart.
At that time, what is your support and a big ally?
Family, hobbies, pets, meals … I think that there is a base for each person.
I think there are people who have not been found because they have a feeling of emptiness and a scar on their hearts.
I will exhibit works drawn with the soul to be close to your daily life and your heart. I think it would be very happy if I could eases their hearts even a little. “
略歴
Profile
1993年 群馬県生まれ2014年より金魚作家として活動中。
印刷会社で広告デザイナーとして約4年半勤務。
現在はフリーランスのグラフィックデザイナーとしても活動中。
2015年 公募展「ACTアート大賞展」出展
2016年 初個展「種の環-くさのわ-」ギャラリーアートスープ(群馬・前橋)
二人展「晴智乃ふたり展-crystal-」ギャラリーアートスープ(群馬・前橋)
2017年 グループ展「Blanc et Noir 2017」GALLERY ART POINT
個展「種の環-くさのわ 二周目横浜篇-」AAAギャラリー(横浜)
2018年 大賞展「Life 2018」出展 / GALLERY ART POINT
2019年 大賞展「Art Point Award 2019」上位入選 / GALLERY ART POINT
個展「花の水槽で前夜彩」ギャラリープティシャンブル(江戸川区)
2020年 ルーヴル美術館地下ギャラリーのアートフェアに出展予定
金魚美抄展出展 金沢21世紀美術館など全国を巡回
Statement
私の作品が目指すのは「心の拠り所」です。
描くことに苦しさを感じてしまった学生の頃、心の拠り所になったものが
身近な生き物である金魚でした。舞い踊るように優雅に泳ぐ金魚は
まるで女性のようで、私の心にそっと寄り添ってくれました。
その経験から、金魚に女性の姿を重ねた作品を描いています。
人間の心や魂のように芽吹き、咲き、枯れていく花を彼女たちは纏いながら、
私たちの心の中を確かに見つめ、祈り、導こうと語りかけます。
貴方にとっての「心の拠り所」は何でしょうか。
彼女たちが心をほんの少しでも潤すことができましたら、
それはとても幸せなことと思います。
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また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。
問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
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