UTAKATA I 2022- 泡 沫 -
2022.4.25.Mon-4.30.Sat
12:30-19:30*
*4.29.Fri until 18:00, 4.30.Sat until 17:00
王 杰 川合 南菜子 谷口 月冲 奈良 アサコ 野口 雅未 日向 一夫 松本 久実 りゑ 劉 芳辰 𠮷江 寛
本展のタイトル、”泡沫(うたかた)”とは、水面に浮かぶ泡9という意味があり、転じてはかなく消えやすい物の例えとして使われます。
日本人の美術への向き合い方が日々変わっていく中で「日本画」や「工芸」という言葉の認識や概念もまた常に問われ続け、変化していく様はまさに泡沫であるようにも感じられます。
本展では、日本の伝統的な技法や様式の上に育てられ、熟成発展した伝統芸術の中に泡沫のように一瞬に消える瞬間を捉え切り取り永続性を与えるアーティストの作品を紹介することで次世代の「日本画」や「工芸」といった伝統芸術の可能性と方向性を展観します。 “UTAKATA I – 泡沫”は、弊画廊の中央スペースで開催いたしますが、弊画廊サブスペースのGALLERY ART POINT.bisで開催される”UTAKATA Ⅱ – 泡沫”との同時開催となります。
The “UTAKATA” exhibition is a collaborative project by a Japanese-style painter and a craftsman (one three-dimensional artist) that our gallery is paying attention to.
The title of this exhibition, “Utakata,” means bubbles that float on the surface of the water, and is used as an analogy to things that are ephemeral and easy to disappear.
As the way Japanese people approach art changes day by day, the recognition and concept of the words “Japanese painting” and “crafts” are constantly being pursued, and it feels like the change is just a bubble.
In this exhibition, we will exhibit the possibilities and directions of traditional arts such as “Japanese paintings” and “crafts” of the generation by introducing the works of artists who capture the moment when they disappear like bubbles in the traditional art that has been brought up on the traditional Japanese techniques and styles and have matured and developed, and give them permanence.
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王 杰
WANG Jie2011年 華僑大学 美術学部中国画専攻 卒業
2018年 京都市立芸術大学大学院美術研究課日本画(古画研究)専攻 修了
2022年 京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程 保存修復領域 在籍
2020年より制作活動を開始。
2020年 第5回星乃珈琲店コンテスト 佳賞
第39回上野森美術館大賞 入選
2021年 第9回美術新人賞デビュー 奨励賞
第6回星乃珈琲店コンテスト 優秀賞
個展「王杰展-光がある」ギャラリー恵風(京都)
2022年 第10回美術新人賞デビュー 入選
第1回絵と言葉チカラ展 入選
二人展「王杰・隗楠二人展-ケミストリー関係」アートスペース余花庵(京都) -
川合 南菜子
KAWAI Nanako1996年生まれ。茨城県出身。
2018年東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業。
2018年現代東京百景展(新宿伊勢丹/東京)
2020年TUAD ART-LINKS 阿久津真那・川合南菜子二人展(耀画廊/東京)
2021年 玉響Ⅰ-Fleeting Moment(GALLEY ART POINT/東京)
2021年なかにわ美術館で待ちあわせ-会津若松で育む美術館のある風景(福島)
2021年池袋モンパルナス展(酒田市美術館/山形)
2022年TUAD ART-LINKS 2022(オリエアート・ギャラリー/東京)人々の生活の営みをテーマに人物たちを俯瞰した構図を用い、墨をメインに扱う絵画を制作しています。
人間の営みから見えてくる、美醜だけではない、人間の姿や社会状況を絵画作品として記録するように描くことに努めています。 -
谷口 月冲
Gecchu TANIGUCHI2018年 東京学芸大学修士課程 美術教育専攻 総合美術コース 日本画研究室 修了
受賞/入選歴
2013年 「第49回 主体展」入選
2014年 「第74回日本画院展」新人賞
2014年 「第50回主体展」入選
2016年 「第76回日本画院展」ロバートクラウダー賞
2016年 神山財団芸術支援プロジェクト 第4期奨学生合格
2017年 「第77回日本画院展」ニューカラー賞受賞
2017年 「第19回フィレンツェ賞展」入選
2018年 「第78回日本画院展」佳作
2020年 アート4コマ公募展「漫喜利」入選個展
2018年 「君に似ている」( カフェカウダ)
2020年 「ウチにあるエネルギー」(オンライン美術館 HASARD)
2021年 「私のシェアハウス」(オリエンタルハート)グループ展
2013年 「第49回 主体展」(東京都美術館)
2014年 「芳春展」(タンギー画廊)
2014年 「第74回日本画院展」(東京学芸大学 芸術館)
2014年 「雨季展」(東京学芸大学 芸術館)
2014年 「第50回主体展」(東京都美術館)
2014年 「美術科展」(東京学芸大学 芸術館)
2014年 「国分寺アートギャラリー」(むさしの食堂、呑処Sei)
2015年 「芳春展」(銀座 ぎゃらりぃサムホール)
2015年 「第2回 国分寺アートギャラリー」(むさしの食堂、呑処Sei)
2015年 「雨季展」(東京学芸大学 芸術館)
2016年 「第64回 東京学芸大学美術科卒業・修了制作展」(東京学芸大学 芸術館)
2016年 「G美展」(小金井宮地楽器ホール)
2016年 「ゆきぐにのふたり展」(銀座アートスペース)
2016年 「芳春展」(銀座 ぎゃらりぃサムホール)
2016年 「第76回日本画院展」(東京都美術館)
2017年 「芳春展」(銀座 ぎゃらりぃサムホール)
2017年 「第77回日本画院展」(東京都美術館)
2017年 「雨季展」(東京学芸大学 芸術館)
2017年 「第19回フィレンツェ賞展」(新潟 雪梁舎美術館、東京都美術館)
2018年 「第66回 東京学芸大学美術科卒業・修了制作展」(東京学芸大学 芸術館)
2018年 「ゆきぐにのふたり展」(銀座アートスペース)
2018年 「第78回日本画院展」(東京都美術館)
2018年 「日本画院展受賞作家展」(上野の森美術館)
2018年 「神山財団芸術支援プログラム 第4回卒業成果展」(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
2020年 「アート4コマ公募展 漫喜利」(東京藝術劇場)
2021年 「第10回菅楯彦大賞展」(倉吉博物館)その他
2016年 ロサンゼルス滞在制作(ロバートクラウダー基金)
2017年 一般社団法人日本画院会員生命活動にともなう温度を
作品にしています。毎日読みかじった言葉を使って生活する自分にとって
確かだと思うことは、
飼い犬の毛の奥から滲み出る温度や
電車の座席に残る生暖かさ、
死んだ犬の翌朝の冷たさ、
生命活動に伴う温度でした。このルーツには私の生まれ過ごした村が、雪がドシドシ降る暗くて寒いところであったことがあると思います。
この実感は私の芯のない生活の支えでもあり、時に生命体という存在について思いを馳せさせる仕組みにもなりました。
生活のふとしたシーンで感じるこの温度を、毎日せっせと作品に残しています。 -
奈良 アサコ
Asako Nara1999年 トキワ松学園横浜美術短期大学卒業
2010年 赤井都著「豆本づくりのいろは」作品掲載及び展示に参加
Eckepunkt(エッケプンクト)
2010年 蒔絵スタジオ松田祥幹にて蒔絵の技術を学ぶ
2019年 東京~香港~上海 国際豆本がちゃぽん巡回展
上海(香蕉魚豆本 bananafish mini zine)
香港(蛋誌 eggwich)
東京(MOTOYA Book Cafe Gallery)
2021年 デザインスクエアPART2 GALLERY 2511
他、グループ展、イベントに多数参加Miniature Bookにて、日本の古代や花鳥画をモチーフにした作品等を制作した
後に、日本工芸への理解を深めたいという思いから、漆工芸「蒔絵」の技術を習得
しました。
蒔絵の中でも、あわび貝や夜光貝をごく薄く切り、貼り付けた螺鈿を多用した
研ぎ出し蒔絵を制作しています。昨年度は螺鈿の様々な加工や組み合わせを模
索するなかで様々な作品が生まれました。 -
野口 雅未
Masami NOGUCHI1994年 北海道札幌市生まれ
2012年 多摩美術大学 美術学部絵画学科日本画専攻 入学
2013年 JRタワー・アート・プラネッツ・グランプリ 入選
2014年 第24回紙わざ大賞 東日本大震災復興賞
鎌倉芸術祭 第2回小泉淳作記念日本画公募展 入選
2015年 上野の森美術館大賞展 入選
2016年 グループ展「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」国立新美術館
グループ展「PORTAL」六本木ストライプスペースギャラリー
神山財団芸術支援プログラム第3期奨学生
個展「幻想交響曲”SYMPONIE FANTASTIQUE”」HI famiglia gallery
第1回 堂島リバーアワード2016 入選
グループ展「夢幻展」GALLERY ART POINT
2018年 グループ展「IuscapeIII展」GALLERY ART POINT
神山財団芸術支援プログラム第4回卒業作品展 理事長賞 受賞
ヤングアーティスト公募展「いい芽ふくら芽」 松坂屋名古屋店南館
2020年 デザインフェスタvol.52 ライブペイント参加 -
日向 一夫
Kazuo Hyuga1999 嵯峨美術短期大学日本画科 卒業
日仏現代作家展 入選
2012 第三十回上野の森美術館大賞展 入選
第一回東京装画賞2012 入選
2013 第二回東京装画賞2013 入選
第二回損保ジャパン美術賞 FACE 2014 入選
2015 『New Year Selection 2015展』 特別賞
龍谷ミュージアム企画展 『三蔵法師 玄奘
迷いつづけた人生の旅路』展示イラスト製作
2016 創設60周年『シェル美術賞2016』 入選
2019 Seed 山種美術館日本画アワード2019 入選
2020 聖徳太子像・聖徳太子絵伝 修理完成記念
特別展『聖徳太子―時空をつなぐものがたり―』展覧会展示及び図録のイラスト制作明治以降、『美術』という概念と共に西洋から輸入された様々な絵画技法。
今では当たり前のように使われているこれらの技法や技術と共に、従来日本画が持つ空間的な「間(ま)」や余白への美意識を組み込んだ、
(復刻版やリメイクではなく)これまでの日本画の延長上に存在する、例えば和製英語やカタカナ語の様な作品作りを試みています。以上です。
それではよろしくおねがいします。
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松本 久実
KUMI MATSUMOTO2016 現代美術家協会「第72回現展」初出品『新人賞』 国立新美術館・大阪市立美術館
「いちごの会展(同期会展)」 京都みやこめっせ美術工芸ギャラリー
「大阪クラブ展(京都造形芸術大学)」 大阪江之子島文化芸術センター
2017 「現展新春展」 ギャルリー志門
現代美術家協会「第73回現展」 国立新美術館/東京・大阪市立美術館
「AXIS展」 心斎橋ギャラリー「香」
「大阪クラブ展」(京都造形芸術大学) 大阪江之子島文化芸術センター
「いちごの会展」 京都みやこめっせ美術工芸ギャラリー
2018 「現展新春展」 ギャルリー志門
現代美術家協会「第74回現展」『会友賞』 国立新美術館/東京・大阪市立美術館
「万葉集と日本画展」ギャルリー志門
「AXIS展」心斎橋ギャラリー「香」
「大阪クラブ展」(京都造形芸術大学)大阪江之子島文化芸術センター
「igu_m_art展」 ギャラリー檜/東京・igu_m_art/大阪
「いちごの会展」 京都みやこめっせ美術工芸ギャラリー
2019 「現展新春展」 ギャルリー志門
現代美術家協会「第75回現展」『準会員推挙』 国立新美術館/東京・大阪市立美術館
国際芸術コンペティション「アートオリンピア」『準佳作賞』
「万葉集と日本画展」 ギャルリー志門
「AXIS展」 ギャラリー羅針盤
「横浜100人展」 横浜市民ギャラリー
「igu_m_art展」 ギャラリー檜/東京・igu_m_art/大阪
「山田画廊展」 大阪
「いちごの会展」 京都みやこめっせ美術工芸ギャラリー
2020 「現展新春展」 ギャルリー志門
京都造形芸術大学 通信部大学院 日本画分野修了
「万葉集と日本画展」 銀座ギャルリー志門
「AXIS展」 心斎橋ギャラリー「香」
「igu_m_art展」 ギャラリー檜/東京・igu_m_art/大阪
「山田画廊展」 大阪
2021 「現展新春展」 ギャルリー志門
現代美術家協会「第77回現展」 国立新美術館/東京・大阪市立美術館
「万葉集と日本画展」 ギャルリー志門
「AXIS展」 心斎橋ギャラリー「香」/大阪
「igu_m_art展」 ギャラリー檜/東京・igu_m_art/大阪
「大阪クラブ展」(京都造形芸術大学) 大阪江之子島文化芸術センター/大阪
「夏夢モザイク展」「猫とあそぶ展」「抽象画という迷宮展」
「クリスマス展」「常設展」 芸術空間パレット/大阪
2022 「現展新春展」 ギャルリー志門
「新春展」 芸術空間パレット/大阪
「久実とkikiの二人展」芸術空間パレット/大阪
「万葉集と日本画展」 ギャルリー志門
「Love is future」 芸術空間パレット/大阪
「裏路地の猫展」 ギャラリーGK・ちいさいおうち/京都
「春のアートマルシェ」 「小さき いのちの春」 芸術空間パレット/大阪 -
りゑ
Rie1995 ボストン大学美術史学科卒
2019 一彩会グループ展初出展(以降 毎年)
茨城県芸術祭美術展覧会(初入選 以降毎年)
一彩会35周年記念展
2020 ギャラリーへ行こう展入選(数寄和ギャラリー)
茨城県芸術祭美術展覧会 奨励賞受賞
2021 Mellow Art Award入賞
玉響~グループ展(ギャラリーArt Point)
Art Shopping Paris出品
2022 meets!artグループ展(CONNECT名古屋)
守谷市美術作家展 -
劉 芳辰
LIU FANG-CHEN台湾出身
台湾芸術大学美術学部書画芸術専攻 卒業
東京芸術大学美術研究科絵画専攻 日本画第二研究室 交換留学生
台湾芸術大学大学院書画芸術専攻 修了
現在、裕德国際学校 美術教師 -
𠮷江 寛
HIROSHI YOSHIE1992年 大阪府に生まれる
2012年 グループ展日本画八人展 アートベース石引(金沢)
「国宝 平等院鳳凰堂内 西面扉絵日想観」の学術復元模写の制作
(KANABIクリエイティブ賞2012 プロジェクト部門)
2013年 金沢美術工芸大学荒木研究室欅庵天井画プロジェクト
2015年 第58回金沢美術工芸大学卒業制作展 21世紀美術館(金沢)
第48回島根県総合美術展 島根日本画協会奨励賞
2016年 第9回真夏のアートフェスティバル ギャラリー菊(大阪)
第70回堺市展 芸術新人賞
2017年 第43回東京春季創画展 入選
13-trideca-尾道市立大学大学院進級制作展
尾道市立大学美術館(広島)
第10回真夏のアートフェスティバル ギャラリー菊(大阪)
NEW FACE ART 堺堺市立文化館ギャラリー(大阪)
2018年 第12回尾道市立大学大学院修了制作展尾道市立大学美術館(広島)
2019年 第12回ジパン具展 アートギャラリー北野(京都)
2020年 第13回ジパン具展 アートギャラリー北野(京都)
さかいアートパワー堺市新進アーティストバンク作品展
フェニーチェ堺(大阪)
2021年 第43回静岡県日本画展 静岡新聞社•静岡放送賞
第14回ジパン具展 アートギャラリー北野(京都)
さかいアートパワー堺市新進アーティストバンク作品展
フェニーチェ堺(大阪)私は眠る前にくだらない妄想をして、夢と現実のあいだを彷徨っている時間がとても好きです。その時間があるから、どうしようもない日々を過ごせているとさえ言えるかもしれません。ただ、どうしようもなく切なくなって、妄想ができなくなることもあります。私の絵はそんな切なさや妄想から生まれてきている気がします。
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