Rêve レーヴ -夢-

2022.2.14.Mon - 2.19.Sat
12:30-19:30*
*2.19.Sat until 17:00

牛田 絵理 白木 ユミ子 藤谷 絵里子(Eriko) hagemaru

本展覧会のタイトルである“Rêve – レーヴ” とは、フランス語で夢を意味します。
“夢は実生活で抑圧された願望の表れである”とは、心理学の領野から夢を解釈したことで知られるジームクント・フロイトの言葉です。1924年にフランスの詩人アンドレ・ブルトンが唱えた「シュルレアリスム第一宣言」に始まる芸術運動「シュルレアリスム(超現実主義)」に参画したシュルレアリストたちは、人間にとって夢という世界は最も制約のない自由な世界であると考え、夢と現実が出合う「超現実」こそが自由な創造を可能にすると考えました。
現実の合理性では説明不可能な領域と現実との関係性に対して、異なる視点から新たな価値を見出す、あるいは現実を再構築することが、人間そのものを解放してゆくことでもありました。フロイトやシュルレアリストたちが想像した夢世界の系譜をなぞりながら、実生活で抑圧された願望のアートによる解放性を考察します。
本展では、この夢の世界における美を追求する実力派アーティスト4名を選抜し“Rêve – レーヴ”というテーマで様々な技法とスタイルの中に映し出されるビジョンをコンテンポラリーアートシーンの問題として捉え、アートの可能性と方向性を提示します。


The title of this exhibition, “Rêve”, means a dream in French.
“Dream is a manifestation of a desire that has been repressed in real life” is a statement by Sigmund Freud, who is known for interpreting dreams in the field of psychology. Artists who participated in the art movement “Surrealism (surrealism)” which started in 1924 with “Surrealism First Declaration ” by the French poet Andre Breton, thought that the world of dreams is the most constrained for humans, it is a free world, and that “super-reality” where dreams and reality meet would enable free creation.
Finding new values ​​from different perspectives or restructuring reality regarding the relationship between reality and reality that cannot be explained rationally has also freed humans themselves. While tracing the genealogy of the dream world imagined by Freud and surrealists, we will examine the liberating nature of the art of desire that was suppressed in real life.
In this exhibition, 3 talented artists that are pursuing beauty in the dream world were selected by our gallery, and we want to grasp the problem of the vision reflected in various techniques and styles under the theme of “Rêve” and to present the possibilities and directions of art.


  • 牛田 絵理<br>Eri Ushida

    牛田 絵理
    Eri Ushida

    1988年生まれ 神奈川県育ち
    2006年女子美術大学短期大学部に入学
    デザイン、広告媒体の勉強を主に始める。
    2008年女子美術大学芸術学部メディアアート学科に編入学。
    WEB媒体などを勉強し、卒業制作でイラストで描いた女性の体にリンゴを腐っていく過程を映像で投影していく。
    学科賞受賞。
    卒業後はアクセサリー、ジュエリー会社などに就職。
    個人でアクセサリーを作りながら、イラスト、絵画を描いている。

    人間は感情という見えないものでコントロールされていると感じます。何を思うかで、人は愛を感じたり、憎悪や負の感情で人を殺めたりします。そういう見えないものを表現するには私自身の女性という持った性を通しての表現が1番伝えやすいのでは、というシンプルな答えに辿り着きました。迷走して継ぎ足す作業をしていたら、いつしか削ぎ落とす作業に変わり、シンプルな答えになりました。苦しい作業はいつしか楽しい作業に変わり解放して作品が作れました。まだまだ発展途上ですが、一つの何か壁を乗り越えたそんな発表の場になったかなと思います。

    Instagram→@antique_sucre

    Facebook→ https://www.facebook.com/antiquesucre

  • 白木 ユミ子<br>Yumiko Shiraki

    白木 ユミ子
    Yumiko Shiraki

    2011年カービングアトリエSHIRAKI主宰
    2018年 TWAC 台湾国際コンテスト
    フルーツカービング 3h LIVE 優勝
    2021年 台日藝術博覧会
    石鹸彫刻作品 『桜の精』 優秀賞 『彩華賞』
    2021年 ロートレックワイン アートラベル起用
    石鹸彫刻作品『』 日仏フルール・ド・リス 金賞
    東京都美術館、フランス画廊、台湾, 銀座画廊、作品展示, 入賞多数

  • 藤谷 絵里子<br>Eriko FUJIYA

    藤谷 絵里子
    Eriko FUJIYA

    2010年 女子美術大学 芸術学部 デザイン学科 ヴィジュアルデザインコース卒業
    2011年 グループ展「YOUNG ARTIST’S BOOK FAIR」銀座Pepper’s Gallery
    2012年 公募第60回江戸川区美術展佳作受賞 タワーホール船堀
    2014年 第62回江戸川区美術展にて努力賞受賞 タワーホール船堀
    2015年 個展「夢紡ぎ展」銀座ギャラリーノア
    2017年 公募第83回旺玄展初入選 東京都美術館
    グループ展「第16回旺玄会東京支部展」ギャラリーくぼた
    2018年 公募第84回旺玄展再入選 東京都美術館
    2019年 グループ展「2019 ART WAVE TOYOSU SESSION」豊洲シビックセンター
    公募第85回記念旺玄展2点入選 賞候補 東京都美術館
    2020年 グループ展「ART WAVE 福岡現代美術展2020」福岡県立美術館
    個展「夢遊展」銀座中央ギャラリー
    第二回MIZU展」モン・レーヴ賞受賞 江東区砂町文化センター
    2021年 公募「第87回記念旺玄展」入選 賞候補 会友推薦 東京都美術館
    グループ展「ART WAVE 蒲田アプリコ現代美術展」大田区民ホールアプリコ
    グループ展「ART WAVE 新宿現代美術展2021」ヒルトピアアートスクエア
    他、グループ展多数参加

    夢の中の風景、景色と対峙した時に、静まりかえった心の中で、なぜか安心と不安が両立し幻想的な記憶が蘇ります。
    ああ、あの時見た鳥が無事に羽ばたいただろうか…。
    川辺に立つ大きなカワウに出会った時微動だにしなかったので、とてもよくできた彫刻だと思い込んでまじまじと見てしまいました。また、大きな白鷺に出会うこともありました。それは何かの夢の始まりのように思えたのです。また、1人で川辺を歩いていた時も、その川の流れがあまりにも静かに私の悩みや悲しみを流れ去る時も感じました。幻想と現実は紙一重なのかもしれないと思う時があります。それが手をつないだ時、大きな虹になる時も体験しました。はっきりとしたイメージからぼんやりしたイメージの絵と幅を広げました。この作品達が良い夢を見るお守りになることを祈っています。

  • hagemaru

    hagemaru

    1962年2月10日に大阪で生まれる、子供の頃から絵が好きで姉が買ってくる月刊ロードショーに出てくる華やかなスターばかり描いていた。
    母の勧めにより高校の時、印象派の画家、伊瀬谷圭に5年間絵を習う。
    デザインの専門学校に入り卒展でボールペンを自由に走らせてモーテル街を描き先生に罵倒されるが、その時に自由に走らせる線の面白さとエロスを描くことを知り、この後の絵を描く上での基板となる。
    卒業後イラストレーターになるが、結婚を機に安定しないイラストの仕事を辞め、不動産業に従事する。
    40歳の時、精神を病み働けなくなりやもえず離婚する。
    その寂しさに耐えきれずに自殺未遂を繰り返し入院を余儀なくされ双極性感情障害並びに発達障害と診断される。
    54歳のとき別れた嫁が50歳で癌で亡くなり悲しみを紛らわせるために、また絵を描き始め、自由な線とエロスを知る。それをFacebookに投稿しだす。
    それを抽象派の画家小川貴一郎に見出されて、小川の勧めにより大阪の心斎橋のカタリストホテルで展示会を開く。
    新進気鋭のアーティストの中で名前も知られていないのにB4サイズ1枚5万で15枚売り上げ、そのホテルでの展示会の最高額を売り上げる。
    後は神戸元町の画廊、歩歩林堂で16枚売り上げた。
    去年、イタリアのトスカーナのロイさんからの出品依頼を受けて出品する。
    麗人社の選考会に通りフランスのパリでの展示会とYICCAにも出品依頼を受け1点づつ出品した。
    現在に至る。

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