玉響 II たまゆら – Fleeting Moment

2021.4.5.Mon-4.10.Sat
12:30-19:30*
4.10.Sat until 17:00

膳棚 久稔 野口 雅未 美都木 洋子 宮腰 有希乃 劉 芳辰

“玉響-たまゆら”展は、弊画廊が注目する日本画家4名と工芸作家(立体作家1名)によるコラボレーション企画による展示です。
本展のタイトル、”玉響 たまゆら”とは、勾玉同士が触れ合ってたてる微かな音のことで転じて、「ほんのしばらくの間」「一瞬」あるいは「瞬間」を意味するやまと言葉です。
本展では、弊画廊選抜による日本の伝統工芸を追求する作家達が一瞬のはかない美しき玉響な世界を表現すると同時に確かな技術で一つ一つ作り出された作品が触れ合い共鳴し深い存在感をあらわします。
また、本展では、日本の伝統的な技法や様式の上に育てられ、熟成発展した伝統芸術の中に一瞬に消える瞬間”玉響 たまゆら”を捉え表現するアーティストの作品を紹介することで次世代の「日本画」や「工芸」といった伝統芸術の可能性と方向性を展観します。

“Tamayura” is a collaborative exhibition by 4 Japanese artists and 1 or 2 craft artists who are in the spotlight at our gallery.
The title of this exhibition, “Tamayura” is a Japanese word meaning “for a while”, “a moment” or “a moment”.
In this exhibition, the artists selected from our gallery, who are pursuing the Japanese traditional craft, express the world of the transient beauty of the moment, and at the same time, the artworks made by the artists with reliable technique, touch each other and resonate with each other.
Futhermore, this exhibition introduces the works of artists who capture and express the moment of “Tamakyo Tamayura” that disappears in the midst of the matured and developed traditional Japanese art based on traditional Japanese techniques and styles, and by introducing their works, we can see the possibilities and the direction of the next generation of traditional art such as “Nihonga” and “KOGEI”.

  • 膳棚 久稔

    膳棚 久稔

    1991年神奈川県生
    2014 第2回 小泉淳作記念 鎌倉芸術祭日本画公募展入選
    2015 第3回 小泉淳作記念 鎌倉芸術祭日本画公募展入選
    2017 第43回東京春季創画展入選
    2017 アートオリンピア2017学生部門千住博審査員特別賞
    2017 創立70周年記念 第44回 創画展入選
    2018 JOSHIBISION 2017 “アタシの明日”
    2018 女子美術大学大学院修了 
       修了制作作品展 女子美術大学美術館奨励賞
    2018 第44回東京春季創画展入選

  • 野口 雅未

    野口 雅未

    Now Printing

  • 美都木 洋子

    美都木 洋子

    - 胡粉盛り上げ彩色絵師 - 
     1955生まれ
     2010   日本画を経て独自で研究・習得し胡粉盛り上げ彩色絵師として活動開始
     2010~  「京のろおじ」「京の手仕事帖」掲載 
    三越銀座店・日本橋三越本店・伊勢丹新宿店「京都展」出展

    胡粉盛り上げ(置きあげ)
    東洋絵画技法の一つ。胡粉を厚く塗り重ねて立体的に盛り上げ、その上から彩色することにより装飾効果を高める。
    起源は中国にあり、敦煌莫高窟では初唐期の第五十七窟壁画などに使用例をみる。
    日本では鎌倉期から南北朝時代にかけて仏像・仏画などに胡粉盛り上げ彩色を用いた作例が急増した。興福寺の吉祥天像(重文)の着衣の文様に、絵師命尊による見事な盛上彩色が施されています。近代では日本画や茶道具・節句飾り等にも施されています。
    製作手順は胡粉(貝殻の粉)を乳鉢ですりそれに膠と水を加えた液を幾度も塗り重ね立体的に描きます。その上に顔彩・箔などで彩色していきます。
    この立体感溢れる表現技法は今では京都でも希少技法となり認知度も低くましたが、先人の美意識の高さや精巧な技術力を感じる伝統工芸の一つです。
    この技法は相伝で伝わり文献等現存せず、美都木は研究のすえ独学で習得。
    現代生活の中でお楽しみ頂けるようデザインにも新たな試みを加えて制作しています。

  • 宮腰 有希乃

    宮腰 有希乃

    1982年東京生まれ
    2008年女子美術大学芸術学部絵画科日本画専攻卒業
    2019年 2月 Art Capital(Le salon) 展入選 (パリ・Grand Plais)
        4月 Art Fair Dubai 出展(ドバイ・World Trade Center)
    6月 Sea of Japan to Caspian Sea 招待出展(イラン・Lahijan)
        8月 山種美術館 日本画アワード Seed 2019 入選(東京・山種美術館)
    2020年 2月 Art Capital(Le salon) 展入選 (パリ・Grand Plais)
    5月 Gallery Art Point グループ展出展(東京・銀座)
    2021年 2月 Art Capital(Le Salon)展入選 (パリ・Grand Plais)
    所属:フランス芸術家協会会員

    子供の姿を描いていますがそのままの子供を描いているわけではなく、自分の心情を表現している。
    私の心情や普段の日常から心の中に入ってくる人々の見たり感じたりしている世界を共鳴したいと思い想像するのが好きで、
    無限に広がる想像の中で遊ぶのが楽しくて堪らない。

  • 劉 芳辰

    劉 芳辰

    台湾起源
    台湾芸術大学美術学部 書画芸術專攻 卒業
    東京芸術大学大学院 美術研究科絵画專攻日本画第二研究室交換留学生
    台湾芸術大学大学院 書画芸術專攻 修了
    現在、裕德国際学校 美術教師

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