Rêve レーヴ 夢
2021.1.25.Mon-1.30.Sat
12:30-19:30*
*1.30.Sat until 17:00
イノウエマサル しゃぽ HAL Horii 盛合 崇
本展覧会のタイトルである“Rêve – レーヴ” とは、フランス語で夢を意味します。
“夢は実生活で抑圧された願望の表れである”とは、心理学の領野から夢を解釈したことで知られるジームクント・フロイトの言葉です。1924年にフランスの詩人アンドレ・ブルトンが唱えた「シュルレアリスム第一宣言」に始まる芸術運動「シュルレアリスム(超現実主義)」に参画したシュルレアリストたちは、人間にとって夢という世界は最も制約のない自由な世界であると考え、夢と現実が出合う「超現実」こそが自由な創造を可能にすると考えました。
現実の合理性では説明不可能な領域と現実との関係性に対して、異なる視点から新たな価値を見出す、あるいは現実を再構築することが、人間そのものを解放してゆくことでもありました。フロイトやシュルレアリストたちが想像した夢世界の系譜をなぞりながら、実生活で抑圧された願望のアートによる解放性を考察します。
本展では、この夢の世界における美を追求する実力派アーティスト4名を選抜し“Rêve – レーヴ”というテーマで様々な技法とスタイルの中に映し出されるビジョンをコンテンポラリーアートシーンの問題として捉え、アートの可能性と方向性を提示します。
The title of this exhibition, “Rêve”, means a dream in French.
“Dream is a manifestation of a desire that has been repressed in real life” is a statement by Sigmund Freud, who is known for interpreting dreams in the field of psychology. Artists who participated in the art movement “Surrealism (surrealism)” which started in 1924 with “Surrealism First Declaration ” by the French poet Andre Breton, thought that the world of dreams is the most constrained for humans, it is a free world, and that “super-reality” where dreams and reality meet would enable free creation.
Finding new values from different perspectives or restructuring reality regarding the relationship between reality and reality that cannot be explained rationally has also freed humans themselves. While tracing the genealogy of the dream world imagined by Freud and surrealists, we will examine the liberating nature of the art of desire that was suppressed in real life.
In this exhibition, four talented artists that are pursuing beauty in the dream world were selected by our gallery, and we want to grasp the problem of the vision reflected in various techniques and styles under the theme of “Rêve” and to present the possibilities and directions of art.
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イノウエマサル
画家、イラストレーター
1971年生まれ 三重県出身 三重県在住
1995年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒
2005年より本格的に活動開始。
「憧れ」「がんばれ!女の子」をテーマにアナログ(水彩、ペン、アクリルなど)でガーリーな 絵を制作。
2005年から毎年、現在に至るまで大阪 名古屋 東京などでギャラリー、百貨店を主に個展、グループ展で作品の発表をしています。
また普段の創作活動に加え和装,洋装の図案制作から雑誌、 広告のイラスト制作など、幅広い分野で活動中。コメント
初めてのGALLERY ART POINT様で企画展のお誘いをいただき、大変光栄でございます。
今回のテーマ「Rêve - 夢 - 」は自身の作品テーマでもあります「憧れ」は「夢」に近い部分もあって
参加させていただきました。「夢」は叶うものと叶わないものとあると思いますが
私は叶わないものを主にして作品に託して力にしています。 -
しゃぽ
2017年 グループ展に初参加
2018年 グループ展
「純麗大和幻綺譚 第弐章」ギャラリーソラトA
「Dreams」GALLERY ART POINT
「くれない玉章」ギャラリー&カフェ「ならまち村」
「純麗大和幻綺譚 第参章」ギャラリーソラトA
2019年 グループ展
「日本史幻想」ギャラリーソラトB
「純麗大和幻綺譚 第肆章」ギャラリーソラトA
「ART POINT Award 2019」GALLERY ART POINT
「Imaginaire 2019」GALLERY ART POINT
「ART POINT in LONDON」Espacio Gallery
「奇に花薫る~追想万葉集~」ギャラリー&カフェ「ならまち村」
「純麗大和幻綺譚 第伍章」ギャラリーソラトA
2020年 グループ展
「Eyes」GALLERY ART POINT
「純麗大和幻綺譚 第陸章」ギャラリーソラトA
「ホラーキングダムXI」ギャラリーソラトB
「わすれな菫の縁」ギャラリー&カフェ「ならまち村」Statement
色鉛筆や鉛筆で絵を描いています。
歴史が大好きで、小説や古典芸能を題材にした作品が多いです。
また、サークル「ましろ文庫」で友人と絵本を作り、文学フリマなどの
イベントで販売しています。 -
盛合 崇
1975年3月 生まれ
岩手県宮古市在住
宮古美術協会所属
第73回岩手芸術際 部門賞受賞
宮古市民展 入賞多数
作品テーマ『生命力』
絵を描くことが好きで独学で主にボールペン画を制作しております。
どうぞ宜しくお願いします。2019/10 『宮古三人展』グループ展 岩手県久慈市 あ~とびる麦生
2020/4 『私の中の世界』彩園子2 岩手県盛岡市
2020/8 『私の中の世界2』ギャラリーヒロ 岩手県宮古市
2020/9 『ボールペン画展』cafeすとぅ~ぱ 岩手県宮古市
2020/9~10 『海の町からやってきました』グループ展 カフェDOMA 岩手県盛岡市
2020/11 『作品展』津軽石駅 岩手県宮古市 -
HAL Horii
デザイン・イラスト・筆文字で、映像・TV・Web・書籍・紙媒体など幅広いジャンルで活動中。
並行して、新たな表現を追求しながら創作活動もしています。本年は北海道の湿原と海霧が幻想的で美しい湖水地方に、デザインの仕事で長期滞在の機会がありました。
放牧乳牛の茶色いブラウンスイスやイタリア水牛のいる牧場の日常に溶け込ませていただきました。
一頭ずつ名前で呼ばれ愛されるブラウンスイスや二家族の水牛たち。循環型の農業を目指し、周りの農場と連帯し交流する暮らし。
アートと食、“広大な湿原・牧場というランドスケープ”をガーデニングとして捉え育む牧場でした。
そこでデザインの仕事の傍ら、今年生まれたばかりの仔水牛たちのミルクや食事、ハッチと呼ばれる仔牛小屋のお世話を手伝わせていただきました。
短かな時間の中で仔牛が生まれる喜びと共に、乳牛になれない仔牡にいつか訪れる終わりがあることを知りました。
おとなも仔牛も牛たちは無邪気に顔をすり寄せてきて、長い睫毛の無垢な瞳と仕草が可愛く愛おしかったです。
新しい世界、牛たちと過ごす時間をいただき湖水地方牧場に感謝です。
滞在中にチーズのオブジェを作りました。
広野の牧場で、あたりに文具や画材専門店がなかったので、目についた廃棄の牧草収穫袋を使った循環再生の作品です。
命に触れ、モノの命を全うさせ、「新しい命を吹き込む」とき、そこに「本望」という言葉が心をよぎりました。
今回の『Rêve レーヴ - 夢 -』展のために仔水牛の作品を作りました。牧場の廃棄ネットを持ち帰り、都会のアトリエで作りました。
自分は地上の何所にいるんだろうと思わせてくれた日々、
夢のような風景と時間を想いながら、いま「仔水牛がみる夢」を。
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問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
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Tel : 03-6228-6839
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