Path- 軌跡 -
2021.2.8.Mon-2.13.Sat
12:30-19:30*
2.11.Thu until 18:00,2.13.Sat until 17:00
岩田 明 小方 樹 小西 郁江 須藤 光 関野 凜太郎 ナガナワサヤカ 平井 孝典 米田 貫雅
日本、また世界の美術史において、美術の流れ、様式の変遷、アーティストや作品を生んだ時代背景(政治、経済、信仰、風俗、社会などとの関連)など、美術がたどってきた軌跡があるように、個々のアーティストにも作品を生み出すに至るまでの歴史があります。
Photoアーティストにとって制作活動はひとつの道筋(Path)であり、日々芸術に向き合う中で刻一刻と変化し、また進化していく進路の途上で産み出される作品は、アーティストにとってそのときどきの心の在りようを表わす軌跡であるといえます。その作品が年月を経てまた、彼らの歩む軌跡の一要素となっていくのです。
本展では、それぞれのアーティストの軌道の通過点で創り出されたさまざまな心象表現を展観するとともに様々なアプローチとスタイルにより表現される作品世界を通じおのおののアーティストの心の軌跡を辿ります。作品を通してアーティストの歩んできた芸術の旅路に思いをはせ、彼らと心を通わすひとときをお楽しみください。
The title of this exhibition, ”Path”, means locus, track, course, journey, etc.
In the history of art in Japan and around the world, there is a path that art has followed, such as the flow of art, changes in style, and the historical background (relationship with politics, economy, beliefs, customs, society, etc.) that gave birth to artists and works. As you can see, each artist has a history of creating works.
For artists, production activities are a path, and the works that are produced in the process of evolving and changing every moment as we face art every day will be the heart of the artist from time to time. It can be said that it is a path that represents. Over the years, the work will become an element of their path.
In this exhibition, we will exhibit various mental expressions created at the passing points of each artist’s life, and trace the path of their mind through the world of works expressed by various approaches and styles. Think about the artistic journey that they have taken through their work, and enjoy a moment of communication with them.
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岩田 明
岩田 明 (2014年-2021年)
2014/第99回二科展「会員賞」受賞。
「花骸(hanamukuro)」シリーズ開始。 立体作品の制作を始める。
2015/Monster Exhibition 2015 出展(東京・渋谷ヒカリエ8/、NY)
大韓産業美術家協会創立70周年記念 国際デザイン工芸展 招待出品(韓国ソウル)。
「第57回秋田県美術展覧会・デザイン部門」審査員。
個展「IWATAの仕事展」(名古屋・ギャラリー彩)
2016/Monster Exhibition 2016 出展。(東京・渋谷ヒカリエ8/、NY)
「第74回多治見市美術展・デザイン部門」審査員。(岐阜県多治見市)
飛騨市「種倉プロジェクト2016」(愛知県立芸術大学・神田研究室)出展。
2017/Monster Exhibition 2017 出展。(東京・渋谷ヒカリエ8/、NY)
第102回二科展「会員賞」受賞。
JAGDA「しるし展」出展。(名古屋城本丸御殿)
「第75回多治見市美術展・デザイン部門」審査員。(岐阜県多治見市)
飛騨市「種倉プロジェクト2017」(愛知県立芸術大学・神田研究室)出展。
2018/Monster Exhibition 2018 出展。(東京・渋谷ヒカリエ8/、ミラノ)
アジアグラフイックデザイン展2018 出品 (佐賀)
飛騨市「種倉プロジェクト2018」(愛知県立芸術大学・神田研究室)出展。
2019/Monster Exhibition in Berlin 2019 展出展(ドイツ・ベルリン)
飛騨市「種倉プロジェクト2019」(愛知県立芸術大学・神田研究室)出展。
2020/池袋アートギャザリング(IAG AWARDS 2020)出展(東京・芸術劇場ギャラリー)
Monster Exhibition 2020 出展。 (東京・渋谷ヒカリエ8/)
「第78回多治見市美術展・デザイン部門」審査員。(岐阜県多治見市)
2021/“Path - 軌跡 - 2021”出展。 (東京・銀座 GALLERY ART POINT)
現在、二科会会員(デザイン部・審査員)、一般社団法人二科会デザイン部理事、中部地区事務局長。公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会会員(JAGDA)、
NPO法人日本タイポグラフィ協会会員(JTA)、
名古屋スクール・オブ・ビジネス講師(マスコミ広報学科)、朝日カルチャーセンター講師。作品concept
グラフィックデザインが本業の私が、数年前から樹脂粘土によるオブジェの制作を始めた。過去から現代まで繁栄や支配を繰り返してきた生命(動物や植物)、そのフォルムの美しさを私なりの創作イメージで再現し、動植物の合体生命体をオブジェにしている。今回の出品の「花骸(hanamukuro)」は、動植物へのオマージュと言って良いだろう。枯れはて、死に絶え、骸(むくろ)となっても、かっての美しい姿は私の想像の中で「命のカタチ」として存在している。それは、過去と未来の時空を越えて命の繋がる螺旋(らせん)に自分自身も立っているようにも思えるからだ。 -
小方 樹
小方 樹
・現在 尾道市立大学 芸術文化学部美術学科 日本画専攻3年
・日本画の画材で、日常の中にある淋しさや不安感をテーマに制作しています。キャプション
・月相
・2021年
・180×140mm
・和紙/岩絵具・水干絵具・銀泥
・15000円・虫は孤独を感じるか
・2021年
・410×318mm
・和紙/岩絵具・水干絵具・金泥
・43200円・メタモルフォーシス
・2020年
・180×140mm
・和紙/岩絵具・水干絵具・金泥
・17000円・風の標本
・2020年
・310×238mm
・杉板/岩絵具・水干絵具・金泥
・32200円・夢想癖
・2019年
・455×273mm
・和紙/岩絵具・水干絵具・金泥
・非売品*最後の『夢想癖』に関しまして 価格を「非売品」とさせていただいております。しかし今展示に関して「非売品」が不可である場合は 再度価格を設定しお送りいたしますので ご連絡ください。
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小西 郁江
①プロフィール
小西 郁江(こにし いくえ)
1978年島根県生まれ。〈EDUCATION〉
2013 Hanze University Groningen, Frank Mohr Institute, Painting (MFA) 3年在籍
2008 島根大学教育学部教育学研究科美術 修了
2006 Art Students League of New York 在籍〈EXHIBITIONS〉
2020 小西郁江展, JINEN GALLERY 東京都
2019 架空の風と赤い木-小西郁江展-, JINEN GALLERY 東京都
2019 けしき-小西郁江展- WATERWORKS 松江市
2018 よむ みつめる よむ-小西郁江展-, いまみや工房 松江市
2018 Connection, 村松邸(国登録有形文化財)松江市
2017 うたとえと-小西郁江展-、NU 松江市
2016 SEED展vol.6, 島根大学教育学部美術卒業生・在学生展 島根県立美術館
2016 sigh / ためいき-小西郁江展-, Cafe Tete De Bavard/WATERWORKS/横山建築事務所 松江市
2014 くものうまれるまちで-小西郁江展-, 玉造アートBOX 松江市
2013 Frank Mohr Institute 在学生展, オランダ
2007 2007 CAF. (Contemporary Art Festival) Nebula Matsue,島根県立美術館
2006 -Time Piece-島の写真屋アートプロジェクト-, 島根県大根島
2005 小西郁江展, cog gallery 松江市
2004 小西郁江展, ギャラリー環 松江市〈AWARD〉
アクリルガッシュビエンナーレ2016年 佳作②コメント/自己紹介
高校卒業後大学では美術ではなく心理学を学んでいましたが、1999年に休学、語学留学したロンドンで通ったロンドン・ナショナル・ギャラリーで絵画と出会いました。帰国後美術史を学ぶと共に制作活動を開始し、N.Y.短期留学と島根大学大学院を経てオランダの美術大学院へ留学しました。オランダでの就学中に福島の3.11が起こりました。その後短期間の渡米、N.Yの日本人アーティストのアシスタントを務めるなどした後日本に帰国しました。島根での活動中はコミュニティーの中でどのように現代アートが生まれ得るかを考えていました。2019年東京に移住しこちらでの活動は今年で3年目となります。
ここ最近意識している事ですが、古代の歴史と文化が残る島根、ヨーロッパ、N.Y. 、3.11後・コロナ禍にある東京という、全く異なる場所に身を置いてきた時間とその違和感のようなものが基になって制作が進むようです(または進まないようです)。
現在は「雲」「空」「月」「光」「荒野」といった自然からのモチーフを抽象化、時に擬人化することにより絵画制作を試みています。 -
須藤 光
Hikaru SUTO
須藤 光profile
2008年 第33回全国大学版画展 収蔵賞
2009年 第4回 山本鼎版画大賞展 入選 第5回・7回 入選
2014年 第9回 高知国際版画トリエンナーレ 入選
2015年 個展 (The Artcomplex Center of Tokyo)
2016年 中華民国第十七回国際版画トリエンナーレ 入選
2017年 「切断芸術運動というシュミレーション・アート展」第六回都美セレクショングループ展(東京都美術館)
2018年 スウェーデン・日本外交関係樹立150周年合同版画展(Nodens Lius Galleri och Aktersalong, Stockholm)
2018年 切断芸術運動展 2019・2020年 (中野ゼロ)
2018年 個展「PYRAMID」 (ギャルリー志門)
2019年 デジタル版画展 (O美術館)
2020年 個展「THORNS of THE BODY] (Gallery 風)state ment
テーマは文明と人間の中に内在する根源的な自然です。目を背けるような自然に目を向け表現する事で、ホメオパシー的な効果を狙い、人間の立ち上がる力を高めたいと考えています。認識を切断し世界の覆いを外し、精神の新しい地平を目指しています。版画・絵画・デジタルと表現手段は問わず平面表現を探求する方向性です。オリジナルのトレーディングカードも制作しています。 -
関野 凜太郎
関野凜太郎
プロフィール
1993年 大阪府出身
2017年 大阪芸術大学卒業 卒業
2019年 大阪芸術大学大学院 修士課程修了 塚本学院校友会会長賞
2017年 第63回全関西美術展 全関西美術展賞第三席
2017年 シェル美術賞2017 学生特別賞
2018年 PrologueⅨ展 (GALLERY ART POINT)
2018年 ART OSAKA 2018 出品 (ホテルグランヴィア大阪)
2018年 第29回日韓作品交流展 (大阪芸術大学)
2019年 第17回NAU21世紀美術連立展 推薦出品/メンバー推挙
2019年 ART POINT SelectionⅤ展 (GALLERY ART POINT)
2019年 HANKYU ART FAIR -Neo SEED-展 (阪急うめだ本店)
2019年 つながらーと展 (ギャラリースバル)
2019年 第45回三菱商事アート・ゲート・プログラム 入選/買上
2020年 VOICE 2020展 (GALLERY ART POINT)
2020年 第18回NAU21世紀美術連立展 出品過ぎ去ったいつかの、だれかの大切な時間を作品に閉じ込めたい
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ナガナワサヤカ
Sayaca NAGANAWA
ナガナワ サヤカProfile
2017年 第41回 全国高等学校総合文化祭 みやぎ総文 2017
美術・工芸部門 愛知県代表
2018年 武蔵野美術大学 入学
jica 独立行政法人 国際協力機構 CM作画 制作
2019年 グループ展 「無添加」 Space WAIZE
グループ展 「ふゆやすみ」 alt_medium
武蔵野美術大学 2年進級制作展 遠藤彰子賞
2020年 武蔵野美術大学 コンクール 竹内一賞現在 武蔵野美術大学 在学中
Statement
小さな幸せ、小さな愛を届ける
わたしの役目です。
わたしにとって絵を描くということは、人が神に祈りを捧げるということと似ている
のかもしれません。
人は本能的に一番大事にしてしまっているものがそれぞれありますが、
わたしは圧倒的に美しさを一番大事に思っています。
美しいということも人それぞれのカタチがあるでしょう。
自分が持つ美しさを常に探求し、息ができないほどの美しさを産み出すために
絵を描き、また絵を描くという表現以外でも創造し、
太陽の光に幸せを感じながら、水が流れるように愛を与えながら
日々を過ごしています。 -
平井 孝典
平井 孝典(HIRAI Takanori)
2010 国立カッラーラ美術大学彫刻科留学(イタリア)
2014 岩手大学大学院教育学研究科美術教育修士課程修了
2015 吉野石膏美術振興財団在外研修員(イタリア)
2016 亀山アートトリエンナーレ
2017 FINEART UNIVERSIADE U-35
2020 明治神宮鎮座百年祭奉祝奉納展 -
米田 貫雅
Kanga YONEDA
米田 貫雅Profile
国画会準会員・日本美術家連盟会員
2013年 第87回 国展(以降出品)「国画賞」
第48回 関西国展(以降出品)「関西国画賞・ゴールデンアクリリックス奨励賞」
2014年 KANABIクリエイティブ賞2013「学長賞」(金沢美術工芸大学)
第88回 国展「新人賞」 及び「新準会員推挙」
2015年 金沢美術工芸大学美術科油画専攻 卒業
金沢美術工芸大学選抜展 REIJINSHA GALLERY/東京
2017年 金沢美術工芸大学大学院修士課程美術工芸研究科 絵画専攻 修了
2019年 米田貫雅 個展~停止する流形体~ Gallery K/東京
グループ展 REPRISE 銀座ギャラリーあづま/東京
グループ展 木の国の作家たち展 東京九段耀画廊/東京
グループ展 REPRISE 天文館画廊/鹿児島
グループ展 未来展 日動画廊/東京
2020年 金沢美術工芸大学大学院 博士後期課程美術工芸研究科 絵画専攻 修了
KANABIクリエイティブ賞2019「学長賞」(金沢美術工芸大学)他、グループ展多数参加
Statement
ほんの数ミリにも満たないかもしれない厚さの絵具が支持体上の何かに変化していく、私はそこに制作の面白さを感じています。そして絵具としての表情と物としての質感表現、その双方に対して接近できる方法としてモノクロームに制約した絵画制作をしています。この試みは色彩を排除することによって単純にするというよりは、あえて白黒に限定することで制作の泥沼にはまっていくようなスリルを私に与えてくれます。 -
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