Mixed Media- Four Mixed Media -

2020.3.23.Mon - 3.28.Sat
12:30-19:30*

亀ヶ谷  豊 小山 翔平 福井 公子 二葉

ミクストメディアは70年代に現代アートの最前線としてデュシャン等に牽引されましたが、元はダダやシュルレアリスムの作家に端を発し、第一次世界大戦後の混乱する世界の中で生まれています。当時アーティストは複雑な世界情勢と精神構造の筆舌し難い感情を現前のものとすべく、絵画という二次元性の中に現実の断片を取り入れました。 異なる素材が生む関係性の表現と、相対する事で生まれた価値の転換は、社会と自己の関係性が大きな問題となった70年代以降のアート界で大きな役割をはたしています。 現在はそのカテゴリーを飛び越え、AV機器や日用雑貨をも使用するようになりました。ミクストメディアは私たちの世界のアフォーダンスと内的世界の関係を奔放に表現する重要な手法として、現代アートの基盤ともなっています。 本展はミクストメディアに焦点を当てたものです。絡み合う多様な素材のコンポジションを通じて起こる画面の躍動的な状況とその変化は、見るものに理知的な考察と見る事の純粋な喜びを与えます。また、作家独自の素材選択はそれぞれの表現する世界をより特徴づけ、作品同士が互いに共鳴しながらそれぞれの魅力を引き立たせ、私たちに芸術表現の新たな一面を発見させてくれるでしょう。

  Mixed media was led by Duchamp and others as the forefront of contemporary art in the 1970s, but originated in Dada and Surrealist artists and was born in a confused world after World War I . At that time, artists incorporated real-world fragments into the two-dimensional nature of painting in order to bring the intractable emotions of complex world situation and mental structure to life. The expression of relationships created by different materials and the transformation of values ​​created by opposition play a major role in the art world since the 1970s when the relationship between society and self became a major issue. At present, it have jumped over that category and became to use AV equipment and daily necessities. Mixed media is also the foundation of contemporary art as an important way to freely express the relationship between our world’s affordance and the inner world. This exhibition focuses on mixed media. The dynamic situation of the screen and its change, which occur through the composition of various intertwined materials, give the observer intellectual consideration and pure pleasure of seeing. In addition, the artist’s unique selection of materials will further characterize the world of each expression, reinforce each other’s charm while resonating with each other, and let us discover a new aspect of artistic expression.
  • 小山 翔平

    小山 翔平

    1985年生まれ/滋賀県出身
    京都造形芸術大学(染織科) 卒業

    ●活動歴
    2011ー「ねぇ、最近調子どう?」(三人展)--京都
    2012ー「見参2012」(大規模グループ展)--東京
    2013ー「加撃前線」(個展)--京都
    2014ー「見参2014」--東京
    2015ー「風展」(ギャラリー風の門主催の展示会 大賞)--滋賀
    2016ー「具体的と抽象的」(個展)--滋賀
        「黄色い視差効果達」(個展)--京都:京都大丸
        「四角い視覚」(個展)--兵庫:谷崎潤一郎記念館
    2017ー「粒子の集団」(個展)--滋賀
    2018ー「語る抽象画展vol.6」--東京
        「新手のウィリアム・ウィルソン」(個展)--東京
        「何度も反芻天国」(個展)--兵庫:谷崎潤一郎記念館
    2019ー「線と色と感情と」(ニ人展)--滋賀
        「第二回アートオリンピア」--公募展 優秀賞
        「池袋回遊美術館」--東京
    2020ー「Mixed Media展」(三人展)--東京
        「(Don’t) Stop Making Works(仮)」(個展予定)--大阪
        「池袋回遊美術館(仮)」(予定)--東京

    ●自己紹介
    布のコラージュのように見えますが、実は油絵です。
    油絵を布のように描きたかったかというと違います。
    ぼくは人の「視点」に興味があります。そして「色の調和」にも興味があります。
    この2つを表現するにはこの布のように織り重なった方法が1番良いと思いました。
    視力のいい人も悪い人もそれぞれが見て楽しめるそんな作品を作りたかったのです。
    角度を変えて見ても表情が変わるので飽きない作品です。
    使っている色は少ないですが塗らずに層にすることで、表情豊かな力強い作品になっています。
    近づいて見たり離れて見たり角度を変えて見てください。
    それともう1つ。思いつけば誰でもできる表現方法で作品を作りたかったのです。
    高価な器具や複雑な器具を使わずとも、シンプルな方法で尚且つ、誰もやったことのない制作方法で表現したかったのです。
    とても根気のいる作業ですが、時間をかけてじっくり、ぽんぽんこつこつ作品に集中して仕上げるのでシンプルな美しさというのも感じてもらえれば作者としてはうれしいです。
    好きな音楽のバンドは「KRAFTWERK」「TALKING HEADS」「YMO」
    映画ならホラー映画を良く見るし、たくさん持ってます。

  • 亀ヶ谷 豊

    亀ヶ谷 豊

    日本美術家連盟 洋画部 会員
    新構造社 会員
    港の作家美術協会 会員

    入選・受賞)
    2004年
    21emeセツ・アート展 準入選
    (セツ・モードセミナー)
    2011年 
    『東洋クロス賞』受賞 (第83回 新構造展)
    2015年 
    『研究賞』受賞 (第31回 新構造社神奈川展)
    第10回 新池袋モンパルナス 西口まちかど回遊美術館 IAG(池袋アートギャザーリング) 入選
    2016年 
    『川崎商工会議所会頭賞』受賞 (第32回 新構造社神奈川展)
    『奨励賞』受賞 (第49回 かわさき市美術展)
    『藤沢市議会議長賞』受賞 (第83回 県展)
    第52回 神奈川県美術展 入選
    『ホルベイン画材賞』受賞 (第88回 新構造展)
    2017年 
    『奨励賞』受賞 (第50回 かわさき市美術展)
    アートメゾン・ビエンナーレ 出展 (スペイン シルク・ド・デベシャス・アルテス)
    2018年
    ル・サロン2018 入選 (フランス グランパレ)
    『三枝賞』受賞 (第90回記念 新構造展)
    『川崎市長賞』受賞 (第34回 新構造神奈川展)
    2019年
    『神奈川県知事賞』受賞 (第35回 新構造神奈川展)

    コメント

    私はクリスチャンです。

    20年前から、キリスト教抽象画という分野を開拓し、作品を制作し続けております。

    「十字架」を描いたり、「天国」を描いたり、「魂」を描いたり、聖書の本質・エッセンスを自分なりに解釈し、抽象的に芸術作品に仕上げております。見た人の罪が許され救われる「救いの作品」となるように、日々精魂こめて作り上げています。

  • 福井公子

    福井公子

    2009年 個展「密謀 vol.01 / vol.02」 irowa(大阪)
    2011年 グループ展「Four - 4 つの視展 -」 GALLERY ART POINT
        グループ展「EARTH by HEART - 東日本大震災復興支援プロジェクト展 -」 GALLERY ART POINT
        グループ展「現代美術アートスタイル 2011 展」 ART BOX ギャラリー
        グループ展「5th GINZA de ART」 クオリア銀座画廊
        グループ展「Art Collection in Sydney 2011」 Tom Dunne Gallery
    2012年 グループ展「Abstraction - 現代抽象作家 8 人展 -」 GALLERY ART POINT
        グループ展「New Year Selection 2012」 GALLERY ART POINT
    2013年 グループ展「ACT ART COM - Art & Design Fair - 2013」 The Artcomplex
    Center of Tokyo
        グループ展「THE 7th 100 Artists Exhibition」 NY・Brooklyn・Ouchi Gallery
    2018年 グループ展「ACT アート大賞展 2018」 The Artcomplex Center of Tokyo
    2019年 グループ展「ACT アート大賞展 2019」 The Artcomplex Center of Tokyo
        グループ展「語る抽象画展 vol.9」The Artcomplex Center of Tokyo
        グループ展「ART POINT in LONDON 2019」London・espaciogallery
    2020年 グループ展「語る抽象画展 vol.10」The Artcomplex Center of Tokyo

    コメント
    一瞬で消えてしまう言葉では表現できない気持ち。
    どこまでも続きそうな孤独感。
    永遠に続いて欲しい幸福感。
    たった一度しか点滅しない強烈な光。

    そういった瞬間に対する愛と絶望を描いています。
    また、同じ日が1日もないように、感じることが日々変わるように、
    経年変化や脆さも内包し、受け入れていける作品を制作しています。

    私の作品に何かを感じてもらえると嬉しいです。

  • 二葉

    二葉

    1964年 東京生まれ
    2019年 Acrylic poring始める
    2020年 Mixed Media展
    2020年 5月 R293美術展 佐野市文化会館
    2020年 11月Japan Art Festival 2020 フランクフルト招待参加

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