Legato II 2022- レガート -

2022.11.07.Mon-11.12.Sat
12:30-19:30*
*11.12.Sat until 17:00

児玉 美音子
錦 亜美
庭田 薫
檜垣 雅子

本展覧会のタイトルである“Legato”とは音楽用語で、音と音の間に切れを感じさせず、滑らかに続けて演奏する方法のことをいうのですが、その語源はイタリア語で、紐でしっかりと結ばれた、つながれてひとつになったというように、「結ばれた」「つながれた」という意味を持っています。
現代アートというものは、様々な表現方法を駆使して、現代社会が持つ問題や現代社会に生きる人間の内面を多角的に読み解き、違った視点から表現し訴えるものであり、何より私たちにとって重要な身近な未来を予見し希望を伝えるものでもあります。ひとりひとりのアーティストが柔軟な視点をもって、アートを通して伝達することの重要性や関係性を改めて見つめ、変わらなければいけないというメッセージを外部に送りだすのもアートの大きな役割であることを自覚する必要があるのかもしれません。
本展では、そうした過程を経て生みだされた作品が一堂に会することで、アーティストによる一方的なアプローチが空間全体に広がり、アーティストから鑑賞者へと意識を反映・共有することで結びつき、アートが社会的文脈でつながっていくことを期待します。
本展では、アート・ポイント選抜によるベテラン作家の多種多様な表現の作品により、現在の時代性と美術表現を展観し、次世代の方向性と可能性を探りたいと思います。 また、本展を通じ、作家同士の交流、または、作家と一般来場者が交流することにより制作活動の一助となることを願っています。

The word “Legato” is a musical term that means to play smoothly and continuously, but its etymology has the meaning of “tied up” or “connected” – to be tied up tightly or to be connected and united.
In contemporary art, each artists makes full use of various expression methods to understand the problems of modern society and the inner side of human beings living in contemporary society from various perspectives, and express and appeal from different perspectives.
Above all, it also predicts the immediate future and conveys hope. It is necessary for each artist to take a flexible perspective, re-examine the importance and relationships of communication through art, and realize that it is also a major role of art to send a message.
In this exhibition, the works created through such a process will be gathered together, and that the art will be connected in a social context. Through this exhibition, GALLERY ART POINT introduce artworks of various expressions and techniques.


  • 児玉 美音子<br>Mineko Kodama

    児玉 美音子
    Mineko Kodama

    宮崎県生まれ 武蔵野美術大学短期大学部卒業
    【個展】
    2009年 「わたしの宇宙–音と光–」ウィンド・ファーム(宮崎)
    2010年 「ここから始まるものがたり」まちなかギャラリー夢たまご(宮崎)
    2013年 「oasis」Art Space色空(宮崎)
    2014年 「小品イラスト展–花シリーズー」Art Space色空(宮崎)
    2014年 「reborn」Art Space色空(宮崎)
    2014年 「児玉美音子イラスト展」日向の国 虎屋(宮崎)
    2017年 「水の音、宇宙(そら)の詩(うた)」ギャラリーあり(大分:湯布院)
    2018年 「ノッカル展」Art Space色空(宮崎)
    2019年 「Green days」encross(宮崎)
    2019年 「ポラリス」PARIS,TEXAS(宮崎)
    2019年 「雨月物語」宮崎ブーゲンビリア空港エアポートギャラリー(宮崎)
    2020年 「Go my way」Art Space色空(宮崎)
    2022年 「混ざり合う世界」gallery root for(宮崎)
    2022年 「夏の調べ」アトリエ空(宮崎)
    【コラボ展】
    2015年 第1回みやざき遊休クラブ「音と月の日–料理とのコラボ展示」季節料理かわの(宮崎)
    2015年 「児玉陽亮 美音子 作品展(夫婦合同展)」喜界島公民館(鹿児島県喜界島)
    2016年 「コダマ夫妻の展覧会(夫婦合同展)」Art Space色空(宮崎)
    2016年 「二人展–めくりめくる(服と絵の展示)」ギャラリーあり(大分:湯布院)
    2018年 「The bridge of dreams展」ロイヤル・テキスタイル・アカデミーミュージアム(ブータン王国:ティンプー)
    2019年 「The bridge of dreams Ⅱ展」ロイヤル・テキスタイル・アカデミーミュージアム(ブータン王国:ティンプー)
    【グループ展】
    2016年 「三人展–はるいろおもい展」宮崎ブーゲンビリア空港エアポートギャラリー(宮崎)
    2019年 「HUMAN MUSEUM2019」Tambourine gallery(東京)
    2021年 「国文祭・芸文祭みやざき2020協力事業–MEET ART in airport Part2」
    宮崎ブーゲンビリア空港エアポートギャラリー(宮崎)
    2022年 「三人展–ひなたのカケラたち」Cafe & gallery Patina(東京)
    他多数…

    絵を描くという行為は私にとって、既に有る答えを探しに行く旅のようなものです。
    日常生活での出来事や心の機微を描くとなぜかファンタジーな世界になります。

  • 錦 亜美<br>Ami Nishiki

    錦 亜美
    Ami Nishiki

    1982 愛知県生まれ
    2004 中央美術学院(北京)に1年間留学
    2006 名古屋芸術大学 洋画コース卒業
       名古屋芸術大学 卒業制作展 ブライトン大学賞
    2009 上越教育大学 大学院 美術コース修了
       第6回 はるひ絵画トリエンナーレ 入選
    2014 個展「KOKOCHI つくりだす景色」(ギャラリーブランカ 名古屋/愛知)
    2016 Blink of the view(ギャラリーブランカ 名古屋/愛知)
    2017 台日絵画合同展~清華大学&上越教育大学~(佐藤美術館/東京)
    2018 第9回 はるひ絵画トリエンナーレ 入選(清須市はるひ美術館/愛知)
      四つ星 それぞれの光景(ギャラリー名芳洞/愛知)
    2019 第9回 run・way(ギャラリー名芳洞/愛知)
       第54回 昭和会展 入選(日動画廊/東京)
    2020 第6回 桃×白×青(色別)展(ギャラリー名芳洞/愛知)
    2021 第7回 緑×黒×朱(色別)展(ギャラリー名芳洞/愛知)
    2021 個展「つながりの場所」(gallery gareco/愛知)
    2022 第8回 黄×白×紺(色別)展(ギャラリー名芳洞/愛知)
    他、グループ展多数参加

    作品の基となるものは、旅行などの出かけた先で自身が写真におさめた風景です。それらの写真をヒントに視覚的なインスピレーションから画面に色彩・線・モチーフ等の要素が加わり作品が展開していきます。それは、素材を組み合わせて味付けをしていく料理に近い感覚です。
    作品は、鳥の子紙・麻紙にアクリル絵具・顔料・墨 またはキャンバスに油絵具で制作しています。また、色彩・光・書道筆に近い筆致の3点を重要視し、画面構成を行います。制作中は色彩にとても気を遣い、パレットで色づくりの際は納得いくまで画面には置かないようにしています。展示した時に、「穏やかな時間の流れを感じて頂けるような絵画」「作品の部分にふと目が留まり、何が描いてあるかなと観てしまうような作品」になるように目指しています。

  • 庭田 薫<br>Kaoru Niwata

    庭田 薫
    Kaoru Niwata

    1993年 青森県南部町出身
    2008年 八戸工業大学第二高等学校普通科美術コース 卒業
    2015年 筑波大学芸術専門学群美術専攻洋画コース 卒業
    公募展・コンクール
    2013年 第68回二紀会 初入選
    2017年 第13回世界絵画大賞展 協賛社賞 受賞
     第19回フィレンツェ賞展 佳作 入賞
    2018年 第12回全国小品部門コンクール 優秀賞 受賞
    個展・出品
    2019年 「庭田薫絵画展」さくら野八戸店(以降毎年開催)
       第14回春季ニ紀会展 出品展示

    光が映し出す宝石のような輝きや、時間によって模様にも見える陰影の面白さを手がかりに、油彩画を描いています。
    時に人の心を元気付けたり、生命に力を与える自然界の光が大好きです。
    制作では、マチエールに細かい凹凸を作り、暗い色調から明るい色を何度も重ねることで、画面全体から柔らかい温かみを感じるように意識して描いています。
    絵を見る人の心にも温かさと希望を与えることができれば幸いです。

  • 檜垣 雅子<br>Higaki Masako

    檜垣 雅子
    Higaki Masako

    2014 オイルパステルを用いたスクラッチアートを始める
    2015 〜2016 広島市立大学芸術学部社会人講座版画コース受講
     呉市美術協会員
    受賞歴
    呉市美展呉市文化振興財団賞
    呉市美展呉美術協会賞
    第3回Art Exhibition瀬戸内大賞展奨励賞
    個展
    自宅で月1回の個展開催
    広島で石内ペノン、白島ブランチ、オラージュにて個展開催
    グループ展
    Artrum Tokyo(2021.4東京)
    平和芸術展(2021.12東京)
    戦争と平和を考えるオリジナル切手展(2022.1沖縄)
    みなとみらいでみらい展(2022.3横浜)
    千疋屋ギャラリー水無月いろどり芸術展(2022.6東京)
    いのちのアート展(2022.8東京)
    法隆寺芸術祭(2022.9奈良)
    Art shopping in PARIS(2022.10パリ)
    掲載書籍
    芸術紀行 vol.3 BIFROST vol.31

    この世界はどんな形をしているのだろう。
    私はどんな存在?
    いつもあたりまえと気に留めずに生活していることにふと疑問をもってしまいます。
    そんな不思議だなと思うことを自然の形をモチーフにして描きました。

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