ハルモニア II – harmonia –- ハルモニア -

2022.6.6.Mon-6.11.Sat
12:30-19:30*
*6.11.Sat until 17:00

大室 竜飛 フイユウ 馬渡 響子 望月 寛子

”ハーモニー – harmony ”とは、ギリシア語の” ハルモニア harmonia ”を語源とします。
”ハーモニー” つまり「調和」の広義の意味は、独立した諸要素が総合的かつ部分的に均衡が取れている状態のことですが、「調和」は芸術分野においても最も重要な要素であり、作品を芸術たらしめる所以であるといっても過言ではありません。
「調和」している状態とは、各要素がぶつかることなく互いを引き立て合い、各要素が持つ美しさや個性を保ちながら繋がり統合されている状態で、たとえ対極にあるような要素同士でもそれらが調和することにより新たな美が誕生します。
現代は、未だ、戦争や紛争、争いが絶えず、また、世界は今パンデミックの拡大により混迷と混乱を極めています。このような混沌の世界に調和の美しさと希望を垣間見せるのもアートの役割かもしれません。
” ハルモニア I – harmonia ”展ではアートにおける「調和と美」をテーマとし、色や筆致、素材や構図、そしてアーティストの魂が織りなす「調和した美」を展観すると同時に、本展を通して「調和」を捉え直し、アートの現代社会における役割と可能性について考察します。
” ハルモニア I – harmonia ”は、弊画廊の中央スペースで開催いたしますが、弊画廊サブスペースのGALLERY ART POINT.bisで開催される” ハルモニア II – harmonia ”との同時開催となります。
また、弊画廊の試みとして、ギャラリーにて実際の作品を観賞する方法とオンラインにて作品を観賞する方法、ハイブリッドな形式で展示を開催いたします。


Harmony is one of the most important elements in the field of art, and it is no exaggeration to say that it is what makes a work of art.
Harmony is a state in which the elements complement each other without clashing, and are connected and integrated while maintaining the beauty and individuality of each element. Even if two elements seem to be opposites, when they are harmonized, a new beauty is born.
Perhaps it is the role of art to offer a glimpse of the beauty and hope of harmony in a world of chaos. The exhibition “Harmonia I” is based on the theme of “harmony and beauty” in art, and we will rethink “harmony” and consider the role and potential of art in contemporary society.
“Harmonia I” will be held in the central space of our gallery, concurrently with “Harmonia II” at GALLERY ART POINT.bis, our subspace.



  • 大室 竜飛<br>Ryuto Ohmuro

    大室 竜飛
    Ryuto Ohmuro

    プロフィール
    1999 広島県生まれ
    2022 愛媛大学理学部物理学科卒業

    グループ展
    2021 「100人10」シンワアートミュージアム、東京
    2022 「絵のある生活」vol.14 UPSTAIRS GALLERY、東京

    はじめまして
    大室竜飛と申します。
    私は幼少期から絵を描くことが好きで、これまで、空と雲など、日常に存在する美しいものを切り取り、
    それらを「想像の世界」に昇華し、表現してきました。
    近年は、日々目にする何気ない人々や、行事に集まる人々など、人の集団に関心があります。
    ここ数年、「集団を成す」という行為、あるいは集団そのものを目にすることが少なくなりました。
    そのためか最近ふと、自身の集団に関する記憶を思い出すことが増えた気がしています。
    学生時代の体育祭、卒業式
    親戚同士の集まり、サークル活動、アーティストのライブ、横断歩道、公園など…

    これらを思い起こす中で、
    個々の熱気の行き交い、あちこちで聞こえて来る音など、「集団特有のなにか」の存在を強く感じました。

    今回の展示で、集団の持つ「特有のなにか」を感じ、なつかしさや希望を抱いて頂ければ幸いです。

  • フイユウ<br>Fuiyu

    フイユウ
    Fuiyu

    学生の頃から、曲作り・写真・イラスト作成・ジャケットデザイン等の自己表現
    や創作を好み、卒業後も新卒で入社した会社の仕事と並行して続けていた。
    美術関連の職場でアーティストの作品から刺激を受け、自分も作品を作りたい
    と思い、今までの自分の経験や家族の経験から学びながら制作をしている。
    2019年 祖母から七宝焼を師事する
    2021年 本格的に七宝焼の制作・販売を始める
    2022年 第16回 横浜技能文化会館 GIBUN手づくり市
    CIAL鶴見 手作り3人展
    さいかや横須賀店 クラフト作家4人展

    七宝焼は、古代エジプトから始まり、ヨーロッパ、中国を経て伝わってきたとされる伝統工芸技法で、「Enamel」や「Cloisonne」の名称で世界中で作られている。
    日本における七宝焼きの名称は仏教経典にある7種の宝(金・銀・瑠璃・玻璃・珊瑚・瑪瑙・硨磲)を散りばめたように美しいことに由来していると言われている。
    さまざまな国で、さまざまな価値観や文化を吸収しながら広がっていった七宝焼。
    金属とガラスを使ったこの工芸技法と、ペイントの自由な技法を組み合わせ、新たな表現として形にしていく。

  • 馬渡 響子<br>Kyoko BAWATARI

    馬渡 響子
    Kyoko BAWATARI

    風変わりな形をした木の実、枯れ落ちた枝や葉、小さな石や骨などに何故か心惹かれる。
    遠出した先ででそういったものが落ちているのを見つけると嬉々として持ち帰りそっと机
    の上に並べてみる。
    それらは生き生きと会話を始め、中には「メンバーが足りない」と不平を漏らすものもい
    て私は仕方なく粘土をこねて丁度良さそうな形を作って加えるのだ。
    やがて居心地のよい空間が広がり自分もいつの間にか仲間になって画材を手にしながら遊
    び始めている。
    そんな風に過ごしてふと気が付くと絵が仕上がっていた。
    さあ、次はどんな風景ができるだろう。

  • 望月 寛子<br>Hiroko MOCHIZUKI

    望月 寛子
    Hiroko MOCHIZUKI

    1980年 静岡県生まれ 伊豆在住
    2002年 東海大学美術学課程卒業
    2004年 画家上原一郎氏主宰アートキャンプボランティア参加、国内外のアーティストに影響を受ける
    ストリートフェスティバルin静岡出展・静岡グランシップショーウィンドーコンペ選出・作品発表
    グループ展The Art complex center of Tokyo・映画「ステキな金縛り」作品貸出
    2011年 出産・育児・めまいの病気などあり活動休止
    2018年 制作活動再開
    2019年 二人展 art space 1
    2021年 二人展 幸建gallery
        グループ展 GALLERY ART POINT.bis
    2022年 三人展 art space 1

    心の赴くままに筆を走らせ、線をひき、色をのせていきます。
    空気や雰囲気など、目には見えない”心で感じるもの”を表現していきたいと思っています。
    何にもとらわれず心を解き放ち、自由でのびやかな表現を目指して制作しています。

作品ご購入ご希望の方は以下、ご連絡いただきますようお願いします。
また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。

問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
Mail : yy.artpoint★gmail.com(★は@に置き換えてください)
Tel : 03-6228-6839

Please contact us if you are interested in purchasing artworks.
In the case that you’d like to see actual artworks at the gallery, please contact us in advance.

Contact : Yoshihiko Yoshimura
Mail : yy.artpoint★gmail.com(Please change ★ to @)
Tel : 03-6228-6839