Inscape IV 2020- うちなる眺め -
2020.9.7.Mon - 9.12.Sat
12:30-19:30*
*9.12.Sat until 17:00
瀬口 真梨奈 日向 一夫 南谷 知子 劉 芳辰
また、昨今では、伝統的な日本画の手法を借りながら、現代アートの最先端を切り開くアーティストも現れ、日本画を基調とした作品は世界からも注目を集めるようになっています。
本展覧会では、この日本画の世界に光をあて、日本画の世界で美を追求するアーティスト4名を選出し、それぞれの作家が心のうちに秘めた眺め、心象風景(Inscape)を岩絵の具という画肌のなかに表現します。また、展示作品を通じ日本画というテーマで様々な技法とスタイルの中に映し出される心象世界をコンテンポラリーアートシーンの問題として捉え、日本の伝統的な技法や様式の上に育てられ、熟成発展した日本画という視覚芸術に今一度その価値を求め、日本画の王道的見地に立脚し次世代の日本画の可能性と方向性を探りたいと思います。
The materials used on the work itself stand out on Japanese traditional paintings, there is a clarity in the works as if the pigments were like the soft light from the paintings which creates atmosphere to the work of art, and that is the major difference between Japanese paintings and Western traditional oil paintings. Japanese traditional paintings have been developed in an unique way in Japan, but there is a certain influence of Western oil paintings such as putting a lot of layers of paint or abstract expressionism in contemporary Japanese artworks.
There is also a way of making artworks using traditional Japanese painting techniques as well as contemporary ways of working, and this could possibly lead Japanese contemporary art world amongst other movements in the world.
In this exhibition called “Inscape”, we are focusing on Japanese paintings and we have selected 6-8 artists who seek the aesthetics in the world of Japanese paintings. Each artist visualise their own “Inscape” using rock pigment on the surface of the works. The main concept of this exhibition is to show the impact of Japanese paintings in contemporary art scenes and the directions and possibilities of the Japanese art in the next generations.
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瀬口 真梨奈
Profile
・2014年 福岡県立太宰府高等学校芸術科 入学
・2015年 日本画専攻へ進む
第50回福岡市美術展 入選
第8回高校生絵のまち尾道四季展 入選
・2016年
第17回高校生国際美術展 奨励賞
・2017年
第65回久留米市総合美術展 入選
福岡県立太宰府高校学校芸術科 卒業
九州産業大学 芸術学部 芸術表現学科 絵画専攻 入学
・2018年
日本画専攻へ進む
第4回石本正日本画大賞展 入選
・2020年
福岡市美術展 奨励賞Statement
私は自画像をテーマに制作を行っております。
そもそも私が自画像を描き始めたきっかけは、年々自分のことで悩むことが増えてきたからです。というのも、自分の価値観が固まってきてしまったからなのか、嫌なものもはっきりしてきました。
特に自分と人を比較して悩むことが増え、自分の嫌な部分が見えるようになりました。
自分について考えるということばかりで、制作を行う中でもどうしてもそれが発想元になってしまうというのがあります。
自画像を大きいテーマに、その中から自分のエピソードなどを交え、小さいテーマに焦点を当てて、一つ一つの作品を作っています。
自分の考えを整理したり、価値観を見つめ直す意味での制作を行っております。 -
日向 一夫
Now Printing
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南谷 知子
Now Printing
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劉 芳辰
劉芳辰は、記憶の中の風景をテーマに絵画作品を制作しています
日常の記憶の断片において、深く暖かい人々との記憶が自分の感情と融合し、心の中に風景として刻みこまれる。日本画の技法で、記憶の軌跡を描こう日本画の描こうと試みます。
今回の展示は、絵画の創作表現として日本画の絹本が使用されています。日々の様々な記憶、そして内なる風景が表現されています。
ナンテンの装飾的なパターンを通して、それが物事が災いを転じて福ができたという意味も含んでいるため、作品の面白さが深まります。今回の作品は、心境の表現だけでなく、将来の希望も描写しています。
▲プロフィール
劉芳辰 LIU FANG-CHEN
(リュウ.ファンチェン)
略歷
台湾出身
台湾芸術大学美術学部書画芸術專攻 卒業
東京芸術大学大学院美術研究科絵画專攻日本画第二研究室 交換留学生
台湾芸術大学大学院書画芸術專攻 修了
現在、裕德國際學校 美術教師
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