Eyes - イラストレーターの視展 -

2022.8.29Mon-9.3Sat
12:30-19:30*
*9.3.Sat until 17:00

近藤 大理 なかむら葉子 前田 茉里 吉泉 ゆう子

本展は、”Eyes – イラストレーターの視展 “と題し既存の枠組みではなく、独自のアプローチ、技法とセンスが際立つ弊画廊が注目する4人の実力派イラストレーターの選抜グループ展となります。
 21世紀初頭から急速に発達したインターネットをはじめとする新しいメディアの普及は、様々な問題を抱えながらも従来の媒体や枠組みを転換させ、数年前までは私たちが想像もできなかった世界を創り出しています。アートの分野においても、既存の表現方法にとらわれず、より多様な手法の作品が次々と生み出され、デジタルアートやCG技術を駆使したイラストレーション、アニメやマンガなどのサブカルチャーの発達は、アートや美というジャンルそのものの境界を曖昧なものにし、日々流動的に変化しています。
これまでアートの世界に関心を持たなかった人たちも、イラストやアニメという媒体によってアートを身近に感じるようになってきており、個人の内面から湧き出る感情だけでなく、社会に対する問題提起を何らかのかたちで残すとき、こうした身近な表現方法はそれを受け取る側にもストレートに入り込み、今後のアートシーンでも欠くことのできない新しい潮流となるでしょう。
本展覧会では、弊画廊選抜によるイラストレーター4人の多種多様な表現スタイル、個人の内面で紡ぎだされる多元的なイメージや世界観を現代のアートシーンの新しい潮流として展観するとともにイラストレーションの可能性と方向性を探りたいと思います。 

This exhibition, entitled “Eyes-Illustrator’s Visual Exhibition”, is a group exhibition of 4talented illustrators who stand out for their unique approaches, techniques and senses that are not the existing framework that our gallery will focus on.
The spread of new media, such as the Internet, which has developed rapidly since the beginning of the 21st century, has changed the traditional media and framework despite having various problems, and has created a world that we could not imagine several years ago. Even in the field of art, works using a variety of methods are created one after another, regardless of the existing methods of expression, and the development of subcultures such as illustrations, animations and manga using digital art and CG technology blurs the boundaries between the genres of art and beauty, and change fluidly daily.
Until now, people who were not interested in the world of art have become having a feeling of closeness to the art through the media such as illustrations and animations, and when artists leave not only emotions that emerge from themselves but also problem presentations to society in some form, these familiar ways of expression also go straight to the recipient’s heart, and will be a new trend indispensable in the future art scene.
In this exhibition, a variety of expression styles of 4 illustrators selected by our gallery, multi-factor images and world-views spun inside of individuals be exhibited as new trends in the contemporary art scene, and the possibility and direction of illustration will be explored.



  • 近藤 大理

    近藤 大理

    1945年5月28日栃木県足利市山前に生まれる。
    母方縁戚に日展理事、芸術院会員故川島理一郎がいる。

    1965年 動画芸術協会入社、日本アニメーションの父、政岡憲三の教示を得る。
    1966年 フジテレビエンタープライズ入社、アニメーターとして「海底少年マリン」
    「ジョニーサイファー」の作品に参加。仲間に劇画家「サハラ」の平野仁、
    「あずみ」の小山ゆうがおり、のちに「男組」池上遼一の知己を得る。
    1968年 芳文社『コミックマガジン』に大藪春彦原作「喪服のふたり」(原題)
    の劇画 「殺し請け負います」でデビュー。近藤腥のペンネームで主に
    ハードボイルド作品を発表する。
    1981年 壁画デザイン、ダイヤモンド社『ポピュラーサイエンス』イラスト、
    童画、小説のイラストを手掛ける。
    1982-1992年 ステム入社。ソニーApplication Bulletin1~35とアイワ、ニッサン
    などのイラストを手掛ける。
    1985年 書家長久保正道と三彩会を主催。中国画家胡偉、陸志成、陶芸家
    石田千比呂参加。以後長久保主催の道友展に2011年まで出品を続ける。
    1986年 島田利一日展委員に師事。
    1988-1992年 「ハンガリー、スウェーデン、デンマーク国際交流展」参加。
    公共機関、病院などにデッサン等収蔵される。
    1992年 神奈川二紀展相鉄ギャラリー受賞者展、ハマ展出品、田沢茂に師事。
    1993-1995年 二紀展出品。
    2000年 7彩展出品(薄井正彦、石神明治、斎藤鉄心、鶴沢文治郎、山田實、守屋直行)
    2001年 東京展優秀賞受賞。
    2009-2010年 環太平洋展(カナダ、中国、韓国、モンゴル)巡回展出品。
    2010年 夢のイストワール展出品。
    2011年 近藤大理展(ギャラリー中川)
    2011年 東京展アートフェスタ(ギャラリー・セイコウドウ)銀座出品。

  • なかむら葉子<br>Yoko Nakamura

    なかむら葉子
    Yoko Nakamura

    2009年・2014年  第8回・第13回TIS公募 入選
     2010・2011年  第10回・第11回ギャラリーハウスマヤ装画コンペ 入選
     2012年 第1回東京装画賞コンペ 入選
     2012年・2013年 第3回金賞・第4回イラストレーターズ通信 大賞

    〜2008年 大分・湯布院にて個展・グループ展多数開催
     2008年 東京 ギャラリーDAZZLEにてグループ展 「VIVA ITALIA」展参加
     2009年 東京 ギャラリーDAZZLEにて個展 「ちょっぴり腹黒妄想日記」
     2010年 東京 OPAギャラリーにてグループ展「子供と遊び・2」
     2010年 東京 ミレージャギャラリーにてグループ展「ロマン」
     2011年 東京 HBギャラリーにて個展「おしゃべりなフォルム」
     2012年 東京 OPAギャラリーにて2人展「おしゃれ日和」
     2014年 東京 HBギャラリーにて個展 「夢みごこち」
     2016年 東京 HBギャラリーにて個展「和の庭」
     2017年 東京 ギャラリーMalleグループ展「猫ネコ」展
     2019年 東京 ギャラリーMalleグループ展「宮沢賢治」展
     2020年 東京 ギャラリーMalleグループ展「北原白秋」展
     2021年 福岡 ギャラリーQUONAにて個展「夢のたび」

    2005年よりイラストレーターとして活動中。普段はデジタルイラストにてお仕事をしておりますが、並行して布に描いた絵を発表しております。
    布の柔らかさや風合いが好きで、描き心地や刺繍を入れられるのもお気に入りのポイントになっています。
    描くテーマは「心の風景」です。山や草や街や動物など、全てを抽象化して表現致します。それらは抽象化すると、皆可愛らしいのものになり愛おしいものになります。
    抽象化した私の心の風景は、布に描く事で更に奥行きが出るような気がしています。
    とてもシンプルだったり抽象的で何だか分からないものも、見る人がそれぞれの思いで感じ取ってもらい、単純じゃない色々な感情に浸って頂けると嬉しいです。

  • 前田 茉里<br>Mari Maeda

    前田 茉里
    Mari Maeda

    1989年大阪生まれ。
    京都精華大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科イラストレーションコース卒業。
    10年間デザイン事務所にデザイナー / イラストレーターとして勤務したのち、
    本格的に絵を描くため、フリーランとしてアーティスト活動をスタート。
    女性と植物を主なモチーフにした作品や、
    ドローイングを中心に制作中。

  • 吉泉 ゆう子<br>Yuko Yoshiizumi

    吉泉 ゆう子
    Yuko Yoshiizumi

    東京都木場生まれ。千葉県浦安市育ち。神奈川県川崎市在住。
    セツ・モードセミナー、創形美術学校、MJイラストレーションズ修了。
    ギャラリーの受付・企画・制作、出版社での編集アシスタント、
    DTP製作等を経てフリーのイラストレーターとして活動中。
    ネコ科大型肉食獣が好きです。ジャガーやユキヒョウグッズも制作しています。

    イラストレーション誌 第194回ザ・チョイス入選、第195回準入選、197回準入選
    ブックデザイン賞 2016 入選

    2018年 5月 個展 「SECRET GARDEN」 cafe gallery Quovadis
    2019年 5月 企画展「Poetry〜詩によりそう〜」gallery DAZZLE
    2020年 9月 個展「それでも、生きている」 cafe gallery Quovadis
        10月 企画展「Poetry〜詩によりそう〜」gallery DAZZLE
        11月 「WAVE2020」3331 アーツ千代田 参加
    2021年12月 3人展「GIFT」南青山Gallery Blue 3143

    他、個展、企画展など多数。
    2022年9月 浦安市民プラザで個展予定。

    Statement

    8歳の時、交通事故で3ヶ月程入院した。
    真っ白な猫のぬいぐるみ、花柄のティッシュBOX、ピンクのリボンのネグリジェ。
    そして看護師さんがくれるカラフルな点滴のキャップを毎日眺めていた。

    成長し、今度は家族のお見舞いで病院へ行く機会が多くなった。
    ピンクのカーディガン、赤い水玉のスカート。豹柄の襟のコート。
    黄色い花束。赤い犬のぬいぐるみ。
    色は病室の空気を変える。周囲の人の気持ちを変える。自分を守る。

    色は与えるもの。与えられるもの。
    カラフルに、強く。しなやかに。

作品ご購入ご希望の方は以下、ご連絡いただきますようお願いします。
また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。

問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
Mail : yy.artpoint★gmail.com(★は@に置き換えてください)
Tel : 03-6228-6839

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