Epilogue I 2020- 最終章 I -

2020.12.14.Mon - 12.19.Sat
12:30-19:30*
*12.19.Sat until 17:00

猪狩 萌 大橋 朋美 川瀬 朝代 中原青餅 松尾 昌樹 依岡 みどり OGU

本展は弊画廊の今年最後(最終週)を締めくくる最終章(Epilogue)となる展覧会となります。
2020年は、世界レベルで蔓延した新型コロナウイルスの感染拡大の始まった年として、人々の記憶に残る年となるでしょう。
本展覧会名の“Epilogue”とは説明するまでもなく、物語の最終章でありますが、最終章は終わりではなく次の物語の始まりを予見させる序章(Prologue)でもあります。
本展ではコロナの感染拡大によって生まれた新しい社会、人類の次のステージとしての序章(Prologue)をテーマに、アートポイント選抜によるアーティスト達の自由な表現作品を通して”with Covid-19″世界の様々な事象にスポットを当てたいと考えています。また、弊画廊の試みとして、ギャラリーにて実際の作品を観賞する方法とオンラインにて作品を観賞する方法の二つを用い、ハイブリッドな形式で展示を開催いたします。
本展ではこの最終章(Epilogue)を飾るのに相応しいと思われる、弊画廊選抜による実力派アーティスト7人の選抜展となります。
年間の展示の最終章(Epilogue)として既存の価値観や枠組みに囚われないアーティストを紹介することにより、次なる物語の序章(Prologue)を予見させるような新しいアートの価値観と方向性を提示したいと思います。
また、本展は弊画廊bisスペースで開催されるEpilogue IIとの共同開催となります。

This exhibition is the last exhibition for our gallery.

The year 2020 will be remembered by people as the year in which the spread of the new coronavirus spread at the global level began.
The “Epilogue” of this exhibition is, needless to say, the final chapter of the story, but the final chapter is not the end of the story, but rather a prologue that foreshadows the beginning of the next one.

In this exhibition, we would like to highlight the various phenomena of the “with Covid-19” world through the freely expressed works of artists selected from ART POINT, based on the theme of “Prologue”, a new society born from the spread of the corona, as the next stage of humanity. In addition, as an experiment in our gallery, we will hold the exhibition in a hybrid format, using two methods: viewing the works in the gallery and viewing them online.

In this exhibition, we have selected seven artists selected by our gallery to decorate the last chapter (Epilogue) of this exhibition.

As the final chapter (Epilogue) of the year-long exhibition, we would like to present a new set of artistic values and directions by introducing artists who are not bound by existing values and frameworks, in order to foreshadow the next prologue of the story.

  • 猪狩 萌

    猪狩 萌

    profile
    2000 福島県生まれ
    2020 東京芸術大学 美術学部絵画科日本画専攻 1年在籍

    受賞歴
    2016 「第11回西会津国際芸術村公募展2016」 西会津寺前自然塾賞 
    2017 「第46回いわき市民美術展覧会絵画の部」 佳作
    2017 「全国高等学校総合文化祭みやぎ総文2017」 美術工芸部門 

    statement
    私はいつも作品を作るとき、ふと心に触れたモチーフや言葉、風景などを自分の中に一度取り込んで解釈し、再び絵として出力しています。好きなものや興味を持ったものに一直線になる、そんな好奇心から来る衝動というものは時に無邪気で、時に残酷です。その二面性を大切にしながら、作品と向き合うようにしています。もがき苦しみながらもその中に楽しさを見出して筆を走らせているときが、生活の中で最も人間として生きていることを実感できる瞬間です。
    また、本展『Epilogue I 2020』は、私にとって初めての展示となります。作家としての門出、それはまさに人生におけるひとつの節目であり、展示のテーマである「Epilogue」とそこから始まる次の物語の「Prologue」というイメージにぴったりではないでしょうか。今年は感染症の流行もあり、物事がうまくいかず苦しい年ではありましたが、それを乗り越えて掴んだものは本当に自分にとっての宝になります。訪れる終わりへの寂しさと新たな物語への期待を抱きながら、時代と共に作家として生きていきたいと思っています。

  • 大橋 朋美

    大橋 朋美

    Profile
    2015年 jyoshuten2014-日本大学芸術学部助手展2014-
         (A&Dギャラリー日本大学芸術学部/東京/1月9日-20日)
        13 artists-日芸版画OB・OG展-(ギャラリー川船/東京/1月19日-24日)
    2016年 新進芸術家育成交流作品展「FINE ART / UNIVERSITY SELECTION 2016-2017」
          (茨城県つくば美術館/茨城/12月20日 -25日)
        第7回柳瀬荘アート・教育プロジェクト「間の共振」
          (東京国立博物館 柳瀬荘/埼玉/9月20日-10月1日)
    2017年 高柳裕と若手版画家たち展(ギャラリー渓/東京/1月9日-14日)
        文化庁展覧会『Arts in Bunkacho トキメキが、爆発だ』
          (文化庁 :旧文科省/東京/3月9日-6月30日)
        大橋朋美 展 (galleria grafica bis/東京/3月13日-18日)
        FEI PRINT AWARD The5 Printmaking Competition
         (FEI ART MUSEUM YOKOHAMA / 神奈川/9月10日-20日)
        4th DISCOVER THE ONE JAPANESE ART
           (ギャラリー ジョセフ サンマルタン/フランス・パリ/10月10日-14日)
        九州・沖縄版画プロジェクト2017 -版画の今ー凹版画ー -
          (九州産業大学美術館/福岡/11月17日-26日)
    2018年 高柳裕と若手版画家たち展(ギャラリー渓/東京/1月8日 -13日)
        jyoshuten2017-日本大学芸術学部助手展2017-
         (A&Dギャラリー日本大学芸術学部/東京/2月9日-29日)
        版画交流展 vol.3(画廊るたん/東京/3月12日 -17日)
        大黒屋現代アート公募展(板室温泉 大黒屋サロン/栃木県那須塩原/3月1日-30日)
        第86回 日本版画協会 版画展(東京都美術館/東京/10月7日-22日)新人賞 受賞
    2019年 高柳裕と若手版画家たち展(ギャラリー渓/東京/1月14日-19日)
        版画展SELECTION (ギャラリーなつか/東京/3月4日-9日)
        大橋朋美 展 (space K/東京/3月15日-21日)
        Small Works 2019 (galleria grafica bis / 東京/8月26日-9月7日)
        View’s view (ギャラリーなつか/東京/9月16日-10月5日)
        第87回 日本版画協会 版画展(東京都美術館/東京/10月8日–22日)
        稔りゆく自然、移りゆくアート-日本とメキシコ版画交流-
         (星と森の詩美術館/新潟/10月11日-11月30日)
    2020年 高柳裕と若手版画家たち展(ギャラリー渓/東京/1月13日-18日)
        パナソニックホームズ「生活空間アート展」
          (パナソニックホームズ市川展示場/千葉/6月-2021年7月)
        ノヴィサッドミニプリント展(セルビアノビサドラビスタギャラリー / セルビア/9月-)

    Statement
    人は「記憶」の積み重ねで形成されている。

    自然災害やテロ、世界中で様々な出来事が起こっている。そんな状況の中、壊れたモノの中から人々が思い出を必死に探し出そうとしている様子を見たことがあった。
    ここでいう思い出とは「記憶」のことである。私自身も同じような経験をしたことがあり「記憶」とは人の「生」に関わりが深く、重要な役割を担っているとういことを思い知らされた。

    「記憶」は目には見えない。
    そこで視覚的に見ることができる「記憶」の表現を目指している。

    作品にある河原の石のような形をしたもの。それは、川の流れでゆっくりと時間をかけて角が削れれて丸みを帯びていったようなもの。そんな、石が経てきたような時間の流れの中に、私の生きてきた時間に伴う「記憶」を投影させた作品である。

  • 川瀬 朝代

    川瀬 朝代

    Profile
    ■Exhibition
    2006 個展 「川瀬朝代展」ギャラリーゆう ( 岐阜 )
    2009 個展 「川瀬朝代展」ギャラリーゆう ( 岐阜 )
    2000 グループ展 「3人展TRINITY」 クロッキー ( 岐阜 )
    2013 個展 「川瀬朝代展」ギャラリーゆう ( 岐阜 )
    2017 個展 「The Last」クロッキー(岐阜)
    2017 グループ展「アートの競演 2017葉月」M87(東京)
    2018 グループ展「DUO Exhibition」 POSK Gallery(ロンドン)

    ■Award
    1999 「第27回社団法人日本広告写真家協会公募展 ( APA ) 」アートミュージアム・ギンザ ( 東京 ) 、福岡市美術館 ( 福岡 ) 入選
    2000 第10回ART BOX大賞展, アートミュージアムギンザ ( 東京 ) 入選
    2001 「第11回ART BOX大賞展」アートミュージアムギンザ ( 東京 ) 入選
    2012 「2011アジアデジタルアート大賞展」福岡アジア美術館 ( 福岡 ) 優秀賞 受賞
    2014 EWAAC 2014, La Galleria ( ロンドン ) 入選
    2017 「EWAAC 2014」 La Galleria ( ロンドン ) 2D-2 Category 3rd Place Prize 受賞

    Statement
    心の中の闇、混沌を「コラージュ」、「抽象画」により、現実に表しています。二つの異質な物と物、技法と技法、2つ以上の何かを融合させる事を課題とし、表現と研究を重ねています。

    ・フォトコラージュ
    デジタルでコラージュした作品。
    コンピュータを使用し、コラージュした跡がわからないよう精巧に作成されています。
    写真は写っているモチーフは全て別撮りし、コンピュータ上で切り抜き、貼り付けて絵を構成していきます。

    ・抽象画
    アクリルで描いた絵画を一度スキャン、又はデジタルカメラで撮影し、コンピュータ上でペイントやトリミング等の作業を行います。
    データを竹和紙に出力し、その上からさらにアクリルメディウムを手描きで何度か重ね塗りします。
    全てハンドペインティングで制作されたように見える作品です。

  • 中原青餅

    中原青餅

    1983.03 三重県生まれ

    人間の持つ繊細な心の機微を、植物などと併せ表現できればと思いイラストを描いています。

    少しでもどなたかの心に触れることが出来れば幸いです。

  • 松尾 昌樹

    松尾 昌樹

    profile
    2019 「shiro」 東北芸術工科大学 学内ギャラリーCUBE
       「KENZAN 2019」 新宿パークタワー
    2020 「日本画五人展」 ギャラリー美の舎
       「みちのく現場考作品展―東北描キ巡リ、芸術想ヒ廻リー」
        東京九段耀画廊
       「KENZAN 2020」 Web展示
       「MIRROR」東北芸術工科大学 学内ギャラリーTOP
        東北芸術工科大学進級制作展 最優秀賞

    statement
    山形の土地で静けさを感じながら海や山や空を茫洋と眺める中でその眼差しの先には自分自身との対話があると感じた。

    東京から山形に降り立った私が暮らしの中で、自然と人間個人の精神への没入が結びついていることを感じ、その考えを軸として写生やフィールドワーク、生活の周囲の自然からの気づきなどから受け取った体感をより純粋な形で落とし込み形作るかを考え制作をしている。

    作品の形としての自然を構築し、空間の中で鑑賞者の自己との対話を作り出したいと考えている。

  • 依岡 みどり

    依岡 みどり

    プロフィール
    2014年 グループ展「TSJKism」 高知県立美術館県民ギャラリー
    2015年 グループ展「イノビ・オーダー555」高知県いの町
    2016年 グループ展「大月ビジュアライズ展β2」高知県幡多郡大月町
    2017年 グループ展「イノビ・オーダー inoβiennale企画部門」高知県いの町
         グループ展「TSJKism in 2017」高知県立美術館県民ギャラリー
        「高知県展70回記念選抜作家展」香美市立美術館
    2019年 個展「眩い庭」ギャラリーE
    2020年 「香美アートアニュアルvol.8明日に続く日々」香美市立美術館

    コメント
    引き裂かれながら同時に在るものに関心があります。光と闇、生と死、暴力と慈しみ、希望と憎悪など、日々の風景の奥底に感じられるものたちをいかに描こうかと、模索を続けています。

  • OGU

    OGU

    ARTIST PROFILE 〜作家紹介〜
    静岡県生まれ
    名古屋造形大学大学院 造形研究科 卒業
    色、色彩によって感じる自分の感情をポーリング技法で表現される模様や色を生かして描いております。

    HISTORY 〜作家経歴〜
    2019年 ZEROTEN2019
    2019年 公募展「TIME」
        ギャラリーART COCTAIL
    2019年 ★展 ギャラリーステージワン
    2019年 CROSS OVER Vol.13
         GROUP EXHBITION in SINGAPORE
    2019年 CROSS OVER Vol.19
        GROUP EXHBITION in TAIWAN
    2020年 BREAK TIME in 太陽とハリネズミ

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また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。

問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
Mail : yy.artpoint★gmail.com(★は@に置き換えてください)
Tel : 03-6228-6839

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