Epilogue 2024

2024.12.16.Mon - 12.21.Sat
12:30-19:30*
*12.21.Sat until 17:00

小豆島 美知 下地 貴之 髙田 賢三
谷口 月冲 西﨑 志帆 橋本 充智
溝口 敬ゐ 八木 仁志 tomoMI 

本展は弊画廊の今年最後(最終週)を締めくくる最終章(Epilogue)となる展覧会となります。
本展覧会名の“Epilogue”とは説明するまでもなく、物語の最終章でありますが、最終章は終わりではなく次の物語の始まりを予見させる序章(Prologue)でもあります。
本展ではこの最終章(Epilogue)を飾るのに相応しいと思われる弊画廊選抜による実力派アーティスト9人による選抜展となります。
年間の展示の最終章(Epilogue)として既存の価値観や枠組みに囚われないアーティストを紹介することにより次なる物語の序章(Prologue)を予見させるような新しいアートの価値観と方向性を提示したいと思います。また、弊画廊の試みとして、ギャラリーにて実際の作品を観賞する方法とオンラインにて作品を観賞する方法、ハイブリッドな形式で展示を開催いたします。

This exhibition is the final chapter (epilogue) that concludes this year, but the final chapter does not mean the end, but the beginning of a new story, a prologue.
For this exhibition our gallery has selected 9 talented artists, whose works seem to be suitable for decorating this final chapter (epilogue).
We would like to present a new values and directions for the art that will lead to the prologue of the next story by introducing artists who are not bound by existing values and frameworks.


  • 小豆島 美知

    小豆島 美知

    Profile
    1960年大阪生まれ京都教育大学美術科卒業
    団体展人展にて奨励賞他
    日本フランス現代美術世界展入選
    京都芸術祭美術部門国際交流総合展にて京都市長賞、京都新聞社賞
    国際交流総合展実行委員就任
    毎年個展開催 団体展、グループ展等参加

    妖怪を描いています。
    見えないものは居るをテーマにしています。
    人の視覚を信じきってよいのだろうかと思います。
    人の視覚でとらえられない広大な世界が、きっとあるだろう。
    それを表願したいと思います。
    まずは妖怪の姿を借りて、見えないけれど在るものを描こうと
    思っています。

  • 下地 貴之

    下地 貴之

    Profile
    2007年 別府アジアビエンナーレ2007 入選
    2011年 第24回美浜美術展 入選
    2013年 第1回ホキ美術館大賞展 入選
    2017年 グループ展「びしき展 5th」銀座井上画廊
        グループ展「びしき展 in 奄美」田中一村記念美術館
    2018年 第1回ホキ美術館プラチナ大賞展 入選
        個展「聖なる俗物・愛すべきまがい物」ギャラリーバルコ
    2019年 〜2024年グループ展「びしき展 7th〜12th」

    自分自身を含め私にとって“身近な大切なものたち”をモチーフに絵を描いています。限りある生命の尊さ・美しさ・力強さ・脆さ・儚さ・滑稽さ…などなどを、二度と戻らない時間の中で少しでも感じながら生きていきたいと思い制作しております。
    現在、猫7匹と暮らしているため、ごく自然な形で大切な家族である猫をモチーフにすることが多くなりました。猫の瞳はビー玉のように美しく“生命の輝きそのもの”のように感じます。

  • 髙田 賢三

    髙田 賢三

    Profile
    2008年 大阪芸術大学工芸学科ガラス工芸コース 卒業
    2009年 クリーブランド美術大学 留学
    2011年  大阪芸術大学 大学院博士前期課程 修了
    2011-16年 株式会社陶額堂 勤務
    2016-24年 大阪芸術大学工芸学科ガラス工芸コース 技術指導員
    2024年- 大阪芸術大学工芸学科ガラス工芸コース 非常勤講師

    焼成時にガラス表面に焼きついた土や金属が像(カタチ)に輪郭を与えてくれています。経年変化する土、金属に対して、ガラスは経年変化が少なく普遍的に存在し続ける強さを持っています。作品から微かに見えるガラスには、長い年月をかけて光が通り、溜まり続けます。私はその光の像(カタチ)に思いを込めて造形しています。ものの中にある記憶を想像する感覚が私の込めた思いに近いと言えます。

  • 谷口 月冲

    谷口 月冲

    Profile
    他人の言葉を盗んで使う、確かさのない暮らしの中で、
    「人間に触ると温かい」というバカシンプルな気づきは私の数少ない真実の一つとなりました。
    温かさへたどり着くのは雪の国に生まれたゆえかもしれません。 
    今回は雪の国で過ごした記憶のボッと光るシーンを描きました。

    新潟県五泉市生まれ
    東京学芸大学修士課程 日本画研究室 修了
    日本画院展会員、「美術教室getyou」代表
    受賞/入選歴
    2016年 神山財団芸術支援プロジェクト 第3期奨学生合格
    2018年 「第78回日本画院展」佳作
    2021年 「菅楯彦大賞展」作家選抜
    2022年 「第81回日本画院展」ウエマツ賞受賞
    その他
    2016年  ロサンゼルス滞在研修招致 2016年10月~12月(ロバートクラウダー基金より)

  • 西﨑 志帆

    西﨑 志帆

    Profile
    徳島県生まれ
    2003~2019年 個展
    ギャラリーはねうさぎ/京都市
    KUNST ARZT/京都市
    眉峰ギャラリー/徳島市
    ギャラリーM&M/徳島市
    基本的には個展メインで活動しています
    グループ展やコンテスト展等にも多数出展しています

    油絵を描きながら体内から発せられるメッセージを色や形に変換し、それらを別の色に置き換え積み重ねていくことで身体的影響を考察しています。

    Instagram
    https://www.instagram.com/nishizaki_shiho/

  • 橋本 充智

    橋本 充智

    Profile
    2020年 金沢美術工芸大学 大学院 絵画専攻 油画コース 修士課程 修了
    2023年 「Couleur Ⅰ -彩-」GALLERY ART POINT、「新緑の頃の絵画展」ギャラリートネリコ、「三人展ーそれぞれの季節ー」金沢エムザ、「KAMIYAMA ART 卒業成果受賞作品展」UNPEL GALLERY、「装幀画展2023」カフェ&ギャラリーミュゼ・枝香庵

    「草むらの中に小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらの中で暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。私が幼少の頃に行っていた草むらを眺める俯瞰の目線を再現すると同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語性の付与と童心への回顧を目的としています。

  • 溝口 敬ゐ

    溝口 敬ゐ

    Profile
    1989年女子美術大学芸術学部絵画科油絵卒業
    1990年同大芸術学部研究科卒業
    2000年〜2010年アメリカ(ボストン)イギリス(マンチェスター)在住
    現地アートボランティア
    その後の展示活動
    青山、横浜、高円寺、原宿、銀座、前橋、神戸、大阪、京都、上野、ニューヨーク、ロンドン、等
    2024年以降の展示活動
    ⚫︎4月大阪
    篆刻家、内村天風師主催
    「わたしの源氏物語」展 
    ⚫︎6月 前橋市 ギャラリー・オーツー PIA展
    ⚫︎12月 ギャラリーアートポイント Epilogue I 2024
    2025年
    ⚫︎3月 神戸 みなせ画廊 3月21日〜24日
    ⚫︎6月 前橋市 ギャラリー・オーツー 6月6日〜16日

    原画はペン画をベースにアクリル絵の具を部分的に使用しており、大きさの違う2枚のパネル絵を重ねることにより世界観が広がるよう額装にも工夫を致しております。版画はジークレーにひと手間加えシルクスクリーンによる水晶粒コーティング加工を施しております。原画、版画ともにモノクロではございますがキラキラとしたお仕上げにして華やかさを添えたいと考えております。画像では伝えることのできない質感、キラキラ加減など、ぜひ直接作品をご覧の上ご確認頂けましたら幸いです。

  • 八木 仁志

    八木 仁志

    Profile
    1993年 京都生まれ
    2016年 京都嵯峨芸術大学 彫刻分野 卒業
    [個展]
    2019年 「際の風景」LAD GALLERY/愛知
    [グループ展]
    2021年 「VISIONs Ⅰ」GALLERY ART POINT/東京
    2022年 「Prism Ⅶ」GALLERY ART POINT/東京
    2023年 「NEXT2023」GALLERY ART POINT/東京
    2024年 KG +2024 ODECO & THE STORE/京都
    [コミッションワーク]
    2023年 VOCO大阪セントラル/大阪

    私は、「居場所とは何か」をテーマにフォトコラージュ作品を制作しています。場所性や見知らぬ他者の存在に着目し、居場所の視覚的表現を試みています。

  • tomoMI

    tomoMI

    Profile
    雲に心を委ね、その雲の様子を描いてみました。私たちの、はじめましてから終わりまで、常に背後に、姿、形、色を変え見え隠れするもの。それは、時に鬱陶しくも、時に清々しく移り変わりゆく。知っている、知っている。今のこの時も、雲の様に形を変え続けるこの世の現実。雲行きが私を危うくする。雲行きが誰かをも危うくする。しかし、晴れた日の夕暮れのそれは何といっても美しい。

作品ご購入ご希望の方は以下、ご連絡いただきますようお願いします。
また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。

問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
Mail : yy.artpoint★gmail.com(★は@に置き換えてください)
Tel : 03-6228-6839

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Contact : Yoshihiko Yoshimura
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