Avenir II 2023- アヴェニール -
2023.4.24.Mon-4.29.Sat
12:30-19:30*
*4.29.Sat until 17:00
有賀 和郎 井上 国太郎 齋藤 歌織 柴田 長俊
世界レベルで蔓延した新型コロナウイルスの感染拡大は私たちの生活、経済、文化全てにおいて大きく変化をもたらしました。人類は、コロナウイルスとの共存という新たな社会の転換点を迎え、コロナとの共存時代という「未来」を迎えようとしています。
現代アートというものは、様々な表現方法を駆使して、現代社会が持つ問題や現代社会に生きる人間の内面を多角的に読み解き、違った視点から表現し訴えるものであり、何より私たちにとって重要な身近な”未来”を予見し”展望”を伝えるものでもあります。
本展では、弊画廊選抜による中堅及びベテラン作家の様々な表現スタイルを紹介し、展観しながらコロナの感染拡大によって変わりゆく新しい社会の「未来」と「展望」をテーマに今後変容していくであろう様々な事象を読み解きたいと思います。
” Avenir II 2023 ”は、弊画廊のGALLERY ART POINT.bisで開催いたしますが、弊画廊別スペースのGALLERY ART POINTで開催される” Avenir I 2023 ”との同時開催となります。
The title of this exhibition, “Avenir,” means “future,” “future,” or “outlook.”
The spread of the new coronavirus, which has spread all over the world, has brought about major changes in our lives, economy, and culture in general. Humanity has reached a new social turning point of coexistence with the coronavirus, and is about to enter the “future” of an era of coexistence with the corona virus.
Contemporary art discusses various means of expression, interprets the problems of modern society and the inner thoughts of people living in modern society from multiple perspectives, and expresses and discusses them from different perspectives. It is also important to foresee the familiar “future” and convey the “prospect”.
In this exhibition, we will introduce various styles of expression by mid-career and veteran artists selected by our gallery, and while exhibiting, we will continue to transform under the theme of the “future” and “prospects” of a new society that will change due to the spread of COVID-19. I would like to read and understand various events.
“Avenir II 2023” is to be exhibited in the sub space of our gallery, GALLERY ART POINT.bis, along with “Avenir I 2023” at our main-gallery, GALLERY ART POINT.
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有賀 和郎
KAZUO ARIGA1951年、東京生まれ。 理工系修士課程修了。
出品歴は、1996年より個展を東京、ベルリン等で18回。グループ展を、東京・ニューヨーク・ベルリン・ベルギー・アルメニアで多数発表。夫婦展を2回。
1999年地球堂『内在する世紀末展』、2002年ベルギー『リニアートエキスポ展』、2005年画集『内的な庭』(文:フジ子ヘミング、石川翠)発刊、作曲家吉岡孝悦・中川俊郎と東京文化会館でコラボレーション。2009年テーマ「絵をしばらくじっと観る」で三次元的映像制作。2010年高島屋『ストーリーテラー小説と絵画展』(H氏賞詩人とのコラボレーション)、2011年より5回のO美術館『夢のイストワール展』、2012年ギャルリー志門企画展『天の果実』、2013年都美術館『パンドラの箱の外展』、2019年好文画廊『墨展』、2022年梅野記念絵画館『私の愛する一点展』で館長さんの愛する一点。
作曲歴は、1975年作曲集団『音織』結成し発表。歌曲発表数回。2015年室内楽をすみだトリフォニーで発表。2023年YouTubeアップ始める(https://www.youtube.com/watch?v=brGwPPNyIkY)。
受賞歴は、2009年利根山光人記念大賞展、サロン・ドートンヌ展入選、2009年東京展奨励賞、2009年現代パステル協会賞、2019年東久邇宮文化褒賞受賞。『日本作曲年鑑』に掲載。他に写真展、作曲展数回開催。社会不安やコロナ禍で自分を見つめ直す時代と云われますが、私も永年、夢や無意識をテーマとして脳の奥底をじっくり表現、表出してまいりました。
『夢は脳の奥の自然』ととらえ、また夢や無意識であってもすでに『祈られたもの』と思っております。科学文明の表面的なことではなく人の心に永く堆積した真実とも思われることを求めて作品化してきました。また同じ内容で作曲でも作品化してきました。皆様と何か共感、交感がありましたらと思います。facebook.com/kazuo.ariga.9 』
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井上くにたろう
Kunitaro Inoue2000年、奈良県天理市生まれ。
2020年、東京大学入学。現在は文学部宗教学宗教史学専修在籍。特別講義で出会った篠原猛史に触発され、描き始める。普段は、友人と立ち上げた「辺境界」を拠点として活動している。Twitter:@kuniemon_ (https://twitter.com/kuniemon_)
note:@kuniemon_ (https://note.com/kuniemon_)パステルを持って、線を引いてくださいと先生は言った。僕のパステルは、散り散りに砕けてしまった。真っ黒に染まった掌。線って何だろう。両手を紙に擦り付けるうちに線は拡散し、パステルという土をこね続ける手の感触だけが確かに残る。コンクリートの破片。舗道の隙間から芽吹く雑草の、さらにその隙間。捨て置かれたゴミ捨て場。寝そべってみると、意外なところに土がある。ツルツルに覆われてしまったこの世界で、土の感触はますます現実味を帯びてくるのだった。
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齋藤 歌織
saito kaoriNow Preparing
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柴田 長俊
NAGATOSHI SHIBATA1976年 受賞 第3回創画展初入選で創画会賞受賞
1997年 個展 La peregrinacion romanica バルセロナ/ピナコテカ画廊
1980年 受賞 文化庁主催文部大臣賞受賞
1984年 受賞 第1回上野の森美術館絵画大賞展 優秀賞受賞
1988年 受賞 第15回創画展 創画賞受賞 創画会員に推挙される
1998年 長野オリンピック・文化芸術祭参加「ジョディ・アルマ展」賛助出品
2007年 個展 「雪からの青 柴田長俊展」ニューヨーク・NIPPONギャラリー 日本大使館後援
2008年 個展「柴田長俊作品展」大宮市 浦和/伊勢丹
2009年 個展「蒼雪の叙事詩・蘇る北越雪譜」柴田長俊展」新潟/伊勢丹
2010年 個展 Grand Htel du Golf & Palace Crans Montana Switzerland. (〜2011)
2011年 個展 Metropol Hotel zermatt Switzerland.
2014年 個展 Zermatt村 Zermatterhof(スイス・5ツ星ホテル)
2015年 受賞 紺綬褒賞を2回受賞
2018年 受賞 第71回新潟日報文化賞受賞
2018年 前頭側頭型認知症、その後 進行性核上性麻痺と診断され2022年1月に死去
他 、個展・グループ展・受賞歴多数日本画の材料、その質感と色にこだわって制作する作品とは別に、旅先で集めた古い版画や楽譜、身近にあるしゃれたデザインの切手や切符、ハギレなどをコラージュして自分の物語を描くことをとても楽しんでいました。
きれい!かわいい!と思うものを小さな画面に詰め込んだおもちゃ箱のような作品ですが、根底にあるのはずっと追い続けた祈りの風景です。
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問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
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Tel : 03-6228-6839
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