Coexist I 2020- 共 存 I -

2020.11.16.Mon - 11.21.Sat
12:30-19:30*
11.21.Sat until 17:00

市川 江真 大崎 高裕 小泉 巧  satomi 月極 馬場 雄基 浜田 優花 藤井 理江 山本 玲央

本展のタイトルである”Coexist – コエグジスト”とは、共存を意味します。世界レベルで蔓延した新型コロナウイルスの感染拡大は私たちの生活、経済、文化全てにおいて大きく変化をもたらしました。そしてアート界にも大きな変化をもたらし、展覧会やアートフェアといった人と人のリアルな繋がりからオンラインミュージアムやVRの活用といったオンライン化が一気に進みました。しかしコロナ禍が完全に終息する見通しは未だ立っておらず、人類は、コロナウイルスとの共存という新たな社会の転換点を迎えているのかもしれません。
本展ではコロナの感染拡大によって生まれた新しい社会「共存」をテーマに、アートポイント選抜によるアーティスト達の自由な表現作品を通して、これからの個人、社会、自然等変容していくであろう様々な事象にスポットを当てたいと思います。また、弊画廊初の試みとして、ギャラリーにて実際の作品を観賞する方法、オンラインにて作品を観賞する方法の二つを用い、ハイブリッドな形式で展示を開催いたします。
なお、本展は弊画廊bisスペースで開催されるCoexist IIとの共同開催となります。


The title of this exhibition, “Coexist”, means exist at the same time or place. The spread of COVID-19 on a global level has brought about major changes in our lives, economy and culture.
It also brought major change in the art world, with the rapid shift from real human connections in the form of exhibitions and art fairs to the use of online museums and VR. However, there is still no prospect of a complete end to the corona epidemic, and humanity may be entering a new turning point in our society, where we must coexist with the corona virus.
This exhibition focuses on the theme of “coexistence,” a new society born from the spread of corona infection, and through the freely expressed works of artists selected from ART POINT, we would like to highlight the various phenomena that will transform individuals, society and nature in the future. Also, for the first time in our gallery, we will be holding an exhibition in a hybrid format, where you can view the works in the gallery and view them online.
This exhibition will be held in conjunction with Coexist II, which will be held at our gallery bis space.


  • 市川 江真

    市川 江真

    以下、プロフィール&コメント
    ______________
    Profile  

    市川 江真

    2018年 
    第1回 DBC アートアワード 岩泉産業開発賞
    2019年
    第 73 回二紀展 奨励賞
    2020年 
    第 55 回昭和会展 東京海上日動賞
    東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作展 優秀賞
    東北芸術工科大学 学長奨励賞 個人の部
    グループ展「第 57 回太陽展」日動画廊銀座本店
    グループ展「秋の讃歌展」東京九段耀画廊
    グループ展「第45回日動展」日動画廊銀座本店

    statement
     自分にとって自由の象徴である「海洋生物」、花言葉から「植物」をモチーフに自分自身の願いや思い、感情をベースに描いています。絵画に起こすにあたって、自分の思いを画面に 一方的にぶつけるのではなく、鑑賞者が想像力を膨らませられるような絵づくりを心掛けています。
     琳派風な金地の装飾美を背景にモノトーンの世界を描き、よく見ると存在する生物のエネルギーを感じさせたいと思い制作しています。

  • 大崎 高裕

    大崎 高裕

    Now Printing

  • 小泉 巧

    小泉 巧

    以下、プロフィール&コメント
    ______________
    Profile  

    小泉 巧

    1994 京都生まれ
    2016 富山大学芸術文化学部デザイン工芸コース 卒業
    2018 富山大学大学院芸術文化学研究科芸術文化学専攻 修了
    現在、京都にて制作。

    statement
    漆を使って作品を制作しています。
    人間が呼吸をするような、なんでもないようなこと、
    その空気感が作品に投影されればいいなぁと日々考えながら制作をしています。

  • 以下、プロフィール&コメント
    ______________
    Profile

    satomi (広瀬里美)

    1998 埼玉県生まれ
    2016 埼玉県立伊奈学園総合高等学校
        芸術美術コース 卒業
    2018 東京藝術大学美術学部彫刻科 入学

    statement
    命の火は、他の命を取り込んで燃えています。

    人ひとり、多くの命で成り立っていることを心に刻み、制作をしています。

    今回の作品は、

    守られている安堵感と

    隔絶されていることによる不安。

    独りでいるけれど

    他者に生かされている実感。

    毎日どこかで人が死に

    わたしは今日も生きていること。

    そんなことを感じながらつくりました。

    全ての勇気ある選択が

    どうか未来に繋がりますように。

    覗いていただきありがとうございました。

  • 月極

    月極

    以下、プロフィール&コメント
    ______________
    Profile

    月極

    2020年 令和元年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展
    東京五美術大学連合 卒業・修了制作展
    他、学内外小規模グループ展多数参加

    statement
    自分の見る世界を、時折夢の様に感じます。

    ある人が描く月の嗤う世界や、UKロックのシタールの音、冬の午後3時に部屋へと差し込む光
    全ての魔法たちが、現実に落胆した時、私を夢の一層深い所へと導いてくれます。

    私は、私の目に映る彼らを描きたい。それはいつでも目に見えて"そこにある"ものばかりではないけれど、私を通して誰かと夢を共有できたなら、なんと素敵だろう。

    そんな思いから、夢を描くにはぴったりな日本画画材を中心に、日々制作を行っています。

    私の夢の破片をお楽しみ頂ければ幸いです。

  • 馬場 雄基

    馬場 雄基

    以下、プロフィール&コメント
    ______________
    Profile

    馬場雄基

    ・1994年 兵庫県生まれ
    ・2017年 大阪芸術大学 卒業
    ・2016年 BIWAKO大賞展 (入選)
    ・2016年 うたづ大賞展 (入選)
    ・2016年 第45回現代芸術国際AU展 (入賞)
    ・2016年 第62回全関西美術展 (佳作賞)
    ・2017年 第67回 西宮市展 (西宮市展若手奨励賞)
    ・2017年 第63回全関西美術展 (佳作賞)
    ・2018年 第64回全関西美術展 (サクラクレパス賞)

    ・2016年 ART OSAKA 2016 (出展)
    ・2016年 AHAF (Asia Hotel Art Fair Seoul 2016)アジアホテルアートフェア2016 (招待)
    ・2017年 ART OSAKA 2017(ギャラリー風より出展)

    ・2016年 スペース妙 (個展)
    ・2017年 ギャラリー風 (個展)
    ・2017年 gallery&cafe/bar Relic (個展)
    ・2018年 ギャラリーZEN (個展)
    ・2018年 座・ギャラリー (個展)
    ・2019年 ギャラリー風(個展)
    ・2019年 スペース妙 (個展)
    ・2020年 アトリエSubaru (二人展)
    ・2020年 horyuji 不二画廊 (個展)

    statement
    人と人との関係が疎遠になりつつある現代社会で、人間が本来持つ根源的な生きる力をテーマとして描いています。情報社会の中で、インターネットなど便利なものが増えるにつれ、人の心は貧しくなっていっているように感じます。
    私が描く人物を通して、生きることはどういうことなのか、人間とは何なのかを、世に問いかけたいと思っています。

  • 浜田 優花

    浜田 優花

    Now Printing

  • 藤井 理江

    藤井 理江

    以下、プロフィール&コメント
    ______________
    Profile

    Rie Fujii
    藤井理江

    profile
    1997年 長野県に生まれる
    2016年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース入学
    2018年 グループ展「18×18タイルアート」ゆう画廊・gallery2+/銀座
    公募展「第4回リキテックスアートコンペ」入賞
    2019年 グループ展「-0の世界-APRIL2019」ゆう画廊/銀座
    2020年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業
    グループ展「東北のいぶき-perche-」スルガ台画廊/銀座

    2020年12月 グループ展「阿佐ヶ谷アートストリート/ライブペイント」予定/杉並区産業商工会館

    他、グループ展/ライブペイント多数参加

    statement
    私は主に、ドローイング的な作品を制作しています。日常で目にした印象的な色や形、リズムなどを蓄積させ、オリジナルの抽象的なイメージに変えて排出します。 描くことを通じて童心にかえり、改めて自分自身を見つめ直します。表現することは特別なことではなく、私にとって自然な表現行為です。”自分”というフィルターを通して見た世界が、さらに鑑賞者の感性によって幾様にも変化していく、感性の連鎖も作ることの喜びです。

  • 山本 玲央

    山本 玲央

    以下、プロフィール&コメント
    ______________
    Profile

    山本玲央

    <略歴>
    栃木県宇都宮市出身
    2017年 東京藝術大学美術学部工芸科 卒業
    2019年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程芸術学専攻 修了
    2019-2020年 長岡造形大学 研究員
    2020年- 桜美林大学芸術文化学群 専任助手

    <展示>
    2017年
    •東京藝術大学 卒業・修了制作展 (東京都美術館)
    •「”KOGEI” アートとクラフトのはざまで」展 (米国•在サンフランシスコ日本国総領事館広報文化センター)

    2019年
    •東京藝術大学 卒業・修了制作展 (東京藝術大学大学美術館)
    •大漆世界 器•象 湖北国際漆芸トリエンナーレ(中国•湖北美術館)
    •個展〈Mnemonics〉(東京•画廊くにまつ青山)

    2020年
    •「ART=Research —探求はどこにあるのか—」展(栃木•小山市立車屋美術館)

    statement
     私がこのような無数の点を用いた作品を制作するようになった背景のひとつには、表現することへの「疲れ」がある。美術作品は必ず「何か」を表現していなければならないし、過去につくられてきた作品と外見上、類似していることは許されない。鑑賞者もまた、その表現された「何か」を正しく汲み取らなければならない。このような無数の暗黙の了解がある。私は、このような表現上の了解に疲れてしまったのである。パネルにひたすら点を打つという行為は、これらに対する「疲れ」から、表現しようとする意志を極力排除した結果に生まれたものである(これも表現であるという指摘はさておき)。
     あるとき、「これが私だ、というものがなくてはならない」と作品について評されたことがあるが、このような指摘も美術の辿ってきた歴史を考えれば当然のことであろう。しかし、美術作品が必ず「何か」を説明していなければならないということは、反対に、何かを説明していない(ように見える)創作物は存在してはいけない、ということに変換されうる可能性を持っているだろう。現代美術には一見すると難解なもの、不快なものも多く、また何を表現しているのかが明快でないものも多いと言われている。しかし、自分が理解不能であるからといって、それらを無意味なもの、排除すべきものとして扱ってはならない。なぜなら、自分自身も容易に「無意味なもの」になりうる可能性を常に孕みながら生活しているからである。そしてまた、「意味がない」ものと共存できる世界こそ、人類が途方もない時間をかけてつくり上げてきたものだからである。

作品ご購入ご希望の方は以下、ご連絡いただきますようお願いします。
また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。

問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
Mail : yy.artpoint★gmail.com(★は@に置き換えてください)
Tel : 03-6228-6839

Please contact us if you are interested in purchasing artworks.
In the case that you’d like to see actual artworks at the gallery, please contact us in advance.

Contact : Yoshihiko Yoshimura
Mail : yy.artpoint★gmail.com(Please change ★ to @)
Tel : 03-6228-6839