Abstraction I 2024- 抽象 Ⅰ -
2024.3.11.Mon-3.16.Sat
12:30-19:30*
*3.16.Sat until 17:00
石島 小夏 田中さえ 吉田 瀬七 OGU
その偉大な絵画運動から半世紀あまりが経った今、“抽象の表現性には限界があり、既にその可能性は今までの作家によってほぼ試みつくされてしまった?”という言葉が囁かれ、現代日本のアートシーンをみても抽象絵画は影を潜める一方で具象表現がもてはやされ、物語性の強い作品やアニメーション風の作品が溢れています。本展では、このような昨今の日本のアートシーンの中で、改めて抽象という表現法の持つ意味を問い直し、究極的には、芸術とは何か絵画とは何かという根源的な意味を探求します。
具象全盛と呼ばれる中、あえて抽象表現を貫き通し、抽象表現のなかに新しい可能性を求めて制作を続ける作家を取り上げ弊画廊選抜による抽象作家(4名を予定)たちの多種多様な抽象表現スタイルの中に現代における抽象絵画の持つ意味と可能性を再考します。
本展を通じて評価が高かったアーティストには、翌年アートポイントでの完全企画展、プロデュース展及び海外展の出品候補の対象となります。
Abstract expression was born in the early 20th century in Europe, and Kandinsky is generally considered to be the founder of abstract painting, which is said to have occurred around 1910. Abstraction then reached its zenith in the United States during the 1940s and 1950s. Greenberg’s argument that “by stripping away the extraneous elements from painting and reducing it to the necessary and fundamental elements, modernism becomes the final art form” caused a stir in the art world, as he defended Abstract Expressionism at the time.
Now, a little more than half a century after that great painting movement, “Is there a limit to the expressiveness of abstraction, and has its potential already been largely attempted by previous artists?” The Japanese art scene today is full of narrative and animation-like works, while abstract paintings are lurking in the background, and figurative expression is much celebrated.
In this exhibition, we will re-examine the meaning of abstraction as a method of expression in the current Japanese art scene and ultimately explore the fundamental meaning of what art and painting are. In the midst of the so-called “Figurative Age”, we will focus on the artists who have been pursuing new possibilities in abstract expression and rethink the meaning and possibility of abstract painting in the various styles of abstract expression of selected abstract artists.
The artists who receive high praise through this exhibition will be considered for the following year’s full exhibition at ART POINT as well as other international exhibitions.
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石島 小夏
1984年 栃木県益子町生まれ。陶芸家の父と美術短大卒の母の元、育つ
2007年 慶應義塾大学経済学部卒業
2021年 絵画制作を開始。日本橋Double Tall Art & Espresso Bar、京都 京都場 KYOTO-ba、市ヶ谷一口坂ギャラリィ(報美社主催)な ど、全国各地で展示会やイベントに参加し、作品を販売すると同時にワークショップや音楽とコラボレーションしたライブペインティングなども実施。
2023年 カフェやオフィスのシンボルアート、アクセサリー台紙、ボトルラベル制作、プロスポーツチームのチームビルディングなど企業やNPOとアートのコラボレーションにも精力的に取り組む。あらゆる生命が、うまれ、そだち、いきて、しぬ。
日常に、ただ、そこにある喜びや絶望。
それぞれの美しさを照らし出す。
枠や垣根を飛び越える。
色鮮やかな未来を共に創り出す。
そんな世界を表現することで
人々の日常にすっと入り込んで
日々の生命力を育むことを目指して、
制作しています。 -
田中 さえ
1988 東京都に生まれる
2010 東京造形大学美術科絵画専攻 卒業
個展 GALLERY b.TOKYO
2011 個展 GALLERY b.TOKYO
2014 個展 ギャラリーオーク
2019 個展 土日画廊
第48回 齣展 東京都美術館
2023 個展 土日画廊忘れたくないという強い想いを原点に、花やインテリア、ステージを描いています。
2020年、パンデミックの最中に出産し、産後鬱を経験。
生きるため、脳内でセロトニンを出すことを目的とし制作を再開しました。
2023年から、和紙にビーズや糸を使う・重ねた絵の具を削る等の様々なアプローチを行い、
視神経への感動を再確認すると共に作品と心身の関係を模索しています。Instagram @sae_rrr
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吉田 瀬七
2021 第105回二科展 新人奨励賞受賞
第58回宮城県芸術祭 奨励賞受賞
2022 第106回二科展 入選
第83河北展 入選
2023 第84回河北展 入選色が鮮やかに見える町で育った為か、思い出の中は様々な色で満ちています。光の加減によって青や緑に見える海の色、強い生命を感じさせる植物、夜に差し掛かろうとする空の色……散歩をしているとき、ふと心の中に思い浮かんだ光景、振り返った記憶の中に強く残った色などを切り取って、抽象的に表現しています。描かれている模様は、私の中で息をひそめている、けれど、確かに存在しているモノたちです。
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OGU
1989 静岡県磐田市生まれ
2012 名古屋造形大学 卒業
2014 名古屋造形大学大学院 卒業
2023 ゛Couleur Ⅰ-彩-“ Exhibition by 7-9 Contemporary Artists
( GALLERY ART POINT )
第7回サロン・ド・アール・ジャポネ2023 inパリ(リンダ・ファレル・ギャルリー)
CROSSOVERVo.43 GROUP EXHIBITION IN HONGKONG私の描く作品コンセプトは「色彩空間」です。「色の視覚的効果」や「色の知覚的効果」、「視覚の錯覚」を意識して、下地にフルイドアート、ポーリングアート、ドロッピング等のそれぞれの技法を取り入れて描き、その上に下地の色を生かして色を掛け合わす事で色が新たな表情を見せます。違う色に見えたり、明るく無いのに明るく見えたり、凹凸が出て見えたりする「脳による錯覚」を生かして色彩構成しています。
作品を鑑賞する際は、近距離で観る色と遠距離で見える色の変化に注目してご覧ください。
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また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。
問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
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