Resonance I 2024- 響 鳴 -

2024.4.22.Mon-4.27.Sat
12:30-19:30*
*4.27.Sat until 17:00

小城 由実 さとうみゆ 篠田 ゆき 杉崎 那朗 周藤 豊治 蛭田 香菜子 深津 千鶴 保坂 美佐恵 美崎 太洋 

本展覧会のタイトルである” Resonance ”とは、共振、共鳴、反響を意味します。
私たちの日常生活は、音、色、形、感情などさまざまな要素が絶えず交差し、相互に影響しあっています。本展覧会では、そんな影響し合う様々な要素の響き合いをテーマに、現代アートの魅力的な世界をご紹介します。
また本展覧会では、弊画廊選抜による中堅及びベテランアーティストたちが創り出す表現作品を通じて、私たちの感覚を揺さぶり、響き合う美的な体験を提供します。抽象、具象、ミクストメディア、立体など、様々なメディアが融合し、相互に響鳴しながら一体となって表現される作品たちが会場を彩ります。相互に調和した作品から放たれる響鳴は、芸術の言語を通じて鑑賞者の内なる感性に訴え、新たな思考や感情、視点を喚起し、鑑賞者と響鳴しながら新たなストーリーを紡ぎ出すでしょう。
本展では、芸術作品の響き合いと共鳴をテーマに様々な技法とスタイルの中に映し出される表現作品を紹介することで現代アートの本質と可能性を展観します。

In our daily lives, various elements such as sound, color, shape, and emotion are constantly intersecting and mutually influencing each other. This exhibition introduces the fascinating world of contemporary art based on the theme of the resonance of these various elements that influence each other.
Also, this exhibition will offer an aesthetic experience that will shake our senses and resonate with us through the works of expression created by the gallery’s selected mid-career and established artists. The works will be presented in a fusion of various media including abstract, figurative, mixed media, and three-dimensional works, which will be displayed in the exhibition space, echoing and resonating with each other. The resonances emitted from these mutually harmonized works will appeal to the viewer’s inner sensibilities through the language of art, evoke new thoughts, feelings, and perspectives, and weave a new story while resonating with the viewer.
This exhibition introduces the essence and potential of contemporary art by presenting works of expression reflected in a variety of techniques and styles based on the theme of resonance and resonance in works of art.


  • 小城由実

    小城由実

    文化学院美術科油彩画卒業、大阪芸術大学美術科版画コ-ス3年次
    より編入卒業、具体美術協会、嶋本昭三師事、尾崎版画工房会員
    ギャラリ-ア-ト(2004年)LADSギャラリ-(2007、2008、2009年)大阪で個展。
    GUTAI AU展モデナ・イタリア(2005年)
    AU展ウクライナ(2006年)
    SALON ART SHOPPING ルーブル美術館(2015、2016、2023年)パリ・フランス
    第64回CWAJ現代版画展入選(2021年) (他、多数発表)

    版画の制作を始めて20数年になりますが、最初、白い紙に刷っていた銅版画を18
    年位前から舞台衣装や洋服の生地に刷り、版画の中で微妙な色合いの世界を表現
    出来るように制作しています。
    制作する時は、生地の素材を大切にし、それぞれの生地の持つ素材感と色味と自
    分の作品が上手く融合するように表現していこうと考えています。そして、作品
    の中に取り囲む宇宙の空間を感じるように、作品制作しています。

  • 杉崎那朗

    杉崎那朗

    1996年新潟市東区生まれ
    2019年新潟大学教育学部芸術環境創造課程卒業
    2021年上越教育大学大学院美術コース卒業
    2024年ギャラリー兼アトリエ「かいじゅうやさん」設立
    公募展を中心に入賞多数
    国画会彫刻部準会員

    新潟県を中心に、鉄を溶接した彫刻作品を制作している。
    溶接という工業技術が、彫刻表現にどのような影響を与えるのか。
    実際に溶接工として従事して行く中で、自身の創作活動がどのように変化して行くのか。
    工業と芸術の狭間で、理論や体系にとらわれず、社会的な意味に頼らないような、自立した作品制作を目指している。

  • 深津千鶴

    深津千鶴

    東京生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。1990年よりイラストレーター。2020年より画家。
    人物画を中心に独自の世界観を追究。2024年より『会社四季報』表紙画を担当。

    【 BAMA 】2020〜2024年/【 Diaf 】2020〜2023年/【 ART BUSAN 】2021年/
    【 ART Santa Fe 】2023年

    『 1人の人間の存在・重み 』をテーマに連作を制作し続けている。
    《 全ての人をクローズアップしたい 》という強い思いがある。
    人の顔を通して、切実で普遍的かつ現代的なテーマを表現したい。
    デフォルメで再構築した顔の、「歪み」という本来は美しくない形が、「新しい美・面白さ」を生み出すことを探求し続けている。
    その奥にある、観えない姿、聴こえない声、まとう空気・呼吸・体温、魂とでもいうような本質、人生のさまざまな物語。。。
    それらが滲み出るような絵。観る方々それぞれが自由に想起してくれるような絵。
    そんな作品が描けるように、筆を運びたい。

    https://www.nihonbijutsu-club.com/chizufukatsu/

  • さとうみゆ

    さとうみゆ

    2002~2003 個展(K'sギャラリー、他)
    2001~2005 ル・サロン展(パリ、グランパレ美術館他)
    2003 さかいでARTグランプリ展(坂出市美術館)
    2005~2011 サロンドートンヌ展(パリ、グランパレ美術館他)
    2019 全日本アートサロン絵画大賞展、佳作賞(国立新美術館)
    2019 ARTOLYMPIA2019(東京都美術館)
    2021 Heart Art in TOKYO2021、優秀賞(国立新美術館)
    2022 Heart Art in KYOUTO2022 功労賞(京セラ美術館)

    最近のテーマは、地球の大切さや生命体の大切さに思いを馳せながら制作している。

  • 周藤 豊治

    周藤 豊治

    2016年 ニューヨーク旅行
    2017年 パリ旅行・エジプト旅行
    第71回二紀展/会員優賞
    2018年 第7回あさごアートコンペティション/優秀賞
    2019年 第73回二紀展/小島賞。ペルー旅行
    2021年 第2回丹波アートコンペティション/優秀賞
    2022年 第75回二紀展/会員優賞
    2023年 第76回二紀展/委員推挙

    1.6㎜~3.2㎜の厚さの鉄板を、まず、型に合わせて溶断します。そして、できたパーツを、曲げたり、たたいたりして、それらを合わせて溶接していきます。最後に溶接ビードをグラインダーで削り、作品は出来上がっていきます。鉄は「冷たい」「かたい」といったイメージを持たれますが、「温かい」「やわらかい」といった印象を持ってもらえる作品になることを心がけています。そして、流れるような美しい曲線を追求しています。

  • 保坂 美佐恵

    保坂 美佐恵

    神奈川県在住
    1990年 横浜国立大学工学部建設学科卒業
    2009~2019年 二科展入選
    ART POINT Selection Ⅳ 2022
    ART POINT AvenirⅠ 2023
    個展 雨粒のにじ 2023 NARAYA CAFÉ GALLERY
    CROSS OVER Vol.44 辛藝術 台湾

    いろいろな画材で、植物や風景、猫をモチーフに抽象的に描いています。
    制作の過程は、キャンバスに無造作に色を配置してくと現れてくる抽象
    的な形が、自分の中の具体的なイメージと重なり始めます。抽象と具象
    の間を漂う中で芽生える感覚を確かめながらゆっくりと進めていきます。
    誰かの花や風景であるよう余白を感じられる絵になるといいなと思って
    います。

  • 篠田ゆき

    篠田ゆき

    1988年生まれ。大阪芸術大学卒業。
    ドローイングをベースにさまざまな方法で作品を制作する。
    そのとき置かれた環境や素材や空間に対して関わり、
    作家独自のナラティヴと共に作品を形成していく手法をとる。
    近年、綿の雲を浮かせる「雲プロジェクト」を立ち上げ、実現までの
    過程で出会う人々と共に大きな綿雲を浮かせようとしている。

  • 蛭田 香菜子

    蛭田 香菜子

    2016 茨城大学教育学部情報文化課程生活デザインコース卒業
    2018 筑波大学大学院博士前期課程芸術専攻彫塑領域修了
    2023 公益財団法人河野文化財団令和5年度助成作家として採択
     「Avenir Ⅰ 2023」(GALLERY ART POINT/東京都)
       「トライアル・ギャラリー2023」採択(伊那文化会館/長野県)
    2024 個展「産毛のある彫刻たち」(いりや画廊/東京都)他

    日常をテーマにしたドローイングをもとにさまざまな素材を取り入れて彫刻作品を制作発表している。

  • 美崎太洋

    美崎太洋

    1947年 和歌山県生まれ
    1995年~2006年 大洋展(東京)
    2014年~2019年 日本の海洋画展(東京 北九州)

    個展
    1995年~2000年 アートスペースYOU(東京)
    2001年~2007年 銀座 月光荘II(東京)
    2008年~2019年 銀座アートスペース(東京)
    2000年 まるこ福祉会きらり市民ギャラリー(長野)

    長年音楽畑(作曲ほか)を歩いていたのだがある時、子供の頃から絵の方が好きだったことを思い出し描き始める。音のハーモニーと同じように色彩のハーモナイズにはこだわりを持っていて
    明るく、楽しく、喜びの感じられる色彩の響きをキャンバス上で奏でたいなと思っている。

作品ご購入ご希望の方は以下、ご連絡いただきますようお願いします。
また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。

問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
Mail : yy.artpoint★gmail.com(★は@に置き換えてください)
Tel : 03-6228-6839

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