Reflections 2020- 反 映 -

2020.5.18.Mon - 5.23.Sat
12:30-19:30*
*5.23.Sat until 17:00

岡本 博紀 小林 源 田中 紗央 知花 玲央 西片 信也 和土央 HAL Horii TON

21世紀初頭から急速に発達したインターネットをはじめとする新しいメディアの普及は、様々な問題を抱えながらも従来の媒体や枠組みを転換させ、数年前までは私たちが想像もできなかった世界を創り出しています。
アートの分野においても、既存の表現方法にとらわれず、より多様な手法の作品が次々と生み出され、デジタルアートやCG技術を駆使したイラストレーション、アニメやマンガなどのサブカルチャーの発達は、アートや美というジャンルそのものの境界を曖昧なものにし、日々流動的に変化しています。これまでアートの世界に関心を持たなかった人たちも、イラストやアニメという媒体によってアートを身近に感じるようになってきており、個人の内面から湧き出る感情だけでなく、社会に対する問題提起を何らかのかたちで残すとき、こうした身近な表現方法はそれを受け取る側にもストレートに入り込み、今後のアートシーンでも欠くことのできない新しい潮流となるでしょう。
本展では、弊画廊選抜による9人の若手及び中堅作家たちの多種多様な表現スタイル、個人の内面で紡ぎだされるイメージや世界観をオルタナティブな視点で現代社会の反映“Reflections”としてとらえ、現代のアートシーンの一断面として展観したいと思います。

The spread of new media, such as the Internet, which has developed rapidly since the beginning of the 21st century, has changed the traditional media and framework despite various problems, and has created a world that we could not imagine several years ago.
Even in the field of art, works using a variety of methods are created one after another, regardless of the existing methods of expression, and the development of subcultures such as illustrations, animations and manga that make full use of digital art and CG technology is The boundaries of the genre itself are ambiguous and are changing every day. Until now, people who were not interested in the world of art have become more familiar with art through media such as illustrations and animations, and they are not only expressing emotions coming from the inside of individuals but also raising issues for society in some way. When you leave it, these familiar expressions will enter the receiving side straight and will become a new trend that is indispensable in the future art scene.
In this exhibition, a variety of expression styles of 9 young artists with their images and views of world spun from the inside of individuals as reflections of modern society are to be seen as part of the contemporary art scene.

  • 岡本 博紀

    岡本 博紀

    Profile

    2016年 8月 第12回世界絵画大賞展2016 入選(東京都美術館)
    2017年 2月 ワンダーシード2017 入選(トーキョーワンダーサイド渋谷)
    2017年 6月 第35回三菱商事アート・ゲート・プログラム 入選 (三菱商事ビル)
    2019年 1月 個展「GENSO」(ギャラリーメゾンダール) 
    2019年 4月 Contemporary Art Salon Spring2019 出品(台北オークションセンター)
    2019年 7月 「ドローイングとは何か」展 入選(ギャルリー志門)
    2019年 8月 Independent Tokyo 2019 出展(ヒューリックホール浅草橋) 
    2019年 10月 第5回工芸とアートの金沢オークション 入選(しいのき迎賓館)
    2020年 1月 第2回アート・パトロンズ・コミュニティ 出品(アークヒルズクラブ)
    2020年 1月 グループ展「FINE」(アトリエ三月)
    2020年 2月 さいたまアートプロジェクト 出品(埼玉会館)
    2020年 2月 個展「解像度」(CLOUDS ART+COFFEE、ギャルリー志門)

    他グループ展 多数

    最終学歴
    2015年 3月 大阪芸術大学大学院 芸術研究科 絵画領域 修士課程 修了

    statement

    私は、「記憶」というものをテーマにした作品を制作しています。
    人間は生きていく中であらゆる体験をし、その中で自分にとって必要な記憶を取捨選択してゆきますが、そこで捨てられていった記憶も完全に消え去った訳ではなく、細かい塵の様になって頭の片隅に積もっているのではないかと私は思うのです。
    そうした記憶をモチーフにしているので描かれる対象は具体的な形を成していなかったり、ぼやけていたりします。人によっては幾何学模様や微生物にみえたりするでしょう。然しこれは鑑賞者の方々に全てを委ねるということではなく、作者と鑑賞者の間にある共感性を推し量るものでもあるのです。

  • 小林 源

    小林 源

    小林源
    1989年宮城生まれ
    活動歴:2015 「夢うつつ」SARP 仙台
        2016 「雪梁舎フィレンツェ賞展」雪梁舎美術館 東京都美術館 新潟 東京
        2016 「シェル美術賞2016」国立新美術館 東京
        2017「prologueⅩⅢ」GALLERY ART POINT 東京
        2017「シェル美術賞2017」国立新美術館 東京
        2018「残響」GALLERY ART POINT.bis 東京
        2018 「シェル美術賞2018」 国立新美術館 東京
        2019 「Scopes」 GALLERY ART POINT 東京
        2019 「赤色感質」SARP  仙台
    コメント
    日常のありふれたものの特徴、性質を観察しつつ構成し、その瞬間的イメージを取り込みます。そこから引き出される表情を人の記憶、感情と結びつけ、新たな意味解釈を生み出せればと思っております。

  • 田中 紗央

    田中 紗央

    Profile
    ---------------------
    2011年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
    2012年 個展「わたしの酸」グランシップ
         グランシップアートコンペ 奨励賞
    2016年 グループ展「にわか雨」グランシップ
    2017年 グループ展「にわか雨act2ーはじまりのアトリエー」CCC
    2018年 個展「スパイラルダウン」フェルケール博物館
         個展「Starry-eyed」Gallery NIW
    2019年 アートハウスおやべ現代造形展 入選
         アートムーブコンクール 入選
         世界絵画大賞展 入選
         グループ展「6roomsー6通りの帰省展ー」マリナート

         他、展示歴多数

    Statement
    ---------------------
    薩川は、絵画を軸としながらも、近年は刺繍、パーラービーズによるインスタレーション、立体作品などその表現の幅を広げている。
    自身の実感を通して見る人間の感情をテーマに、二児の母としての実生活から生まれる等身大の感情を、手芸用品という家庭や日常を思わせる素材を用いて制作を続けている。
    作品に用いられる鮮やかな色使いは、観るものを見透かすような毒気が同居し、女性ならではのややナイーヴになりがちな視点を、他者の存在や自身との境界といった普遍的な問題へと広げている。

  • 知花 玲央

    知花 玲央

    Now Printing

  • 西片 信也

    西片 信也

    <Profile>
    1989年 新潟県出身
    2012年 長岡造形大学視覚デザイン学科卒
    2013年 グループ展「KI.PSY 展」/ 京橋KEY Gallery
    2014年 個展「原色無法地帯」/ 下北沢ギャラリーHIBOU HIBOU
    2015年 個展「極彩総進撃」/ デザインフェスタギャラリー原宿
    2016年 ライブペイント「SONICART」/ SUMMER SONIC
    2017年 グループ展「煩悩」/ Gallery Conceal Shibuya
    2018年 グループ展「人間POMP」/ 京都 momurag
    2019年 「Monster Exhibition 2019」入選 / 渋谷ヒカリエ

    その他
    glo企画「Co:Labs」参加 / 雑誌「SWITCH」「BRUTUS」掲載
    Noble Audio「FALCON」#アートになるイヤホン参加

    <Statement>
    日常の中から生まれる感情、沸き起こる激情、社会風刺などを作品内に叩き込み、
    カラフルでインパクトのある作品を制作。2012年から展示・ライブペイントなどをしながら活動中。

  • 和土央

    和土央

    Profile

    2018年 MONSTER EXHIBITION2018 入選
    2019年 NEW JAPAN PHOTO7に作品掲載
    ドバイのアートフェスティバルQUOZ ART FESTにて作品展示
    東京のフォトブックフェアPhotobook JP にて作品展示
    KyotoGraphie京都国際写真祭KG+特別展にて作品展示
    MONSTER EXHIBITION2019 入選
    パリの写真フェアfotofeverにて作品展示

    2020年 フォトブックNEW JAPAN PHOTO9にて作品掲載
    ドバイのアートフェスティバルQUOZ ART FESTにて作品展示

    Statement

    私達の五感による知覚の80%以上は視覚情報によるものと言われています。故に見えているものが絶対確かなものと感じていますが物質世界は儚く不確かなものです。
    世界は移ろいやすく常に変化します。量子力学の実験では物質は人間が観測して初めて存在することが証明されたそうです。私の作品はそうした物質世界の儚さ、不確かさを表現しています。儚いからこそ世界は美しく、不確かだからこそ、その気になれば誰でも世界を変えうると思います。私達は無限の可能性を秘めていると言えるのではないかと考えています。

  • HAL Horii

    HAL Horii

    Profile

    2012年 「第1回クリエイターEXPO東京」 東京ビックサイト出展
    2013年 夏、冬 「ギャラリーBoo」 個展
    2014年 「第3回クリエイターEXPO東京」 東京ビックサイト出展
    2017年 「第6回クリエイターEXPO東京」 東京ビックサイト出展
        「企業コラボ東京プロジェクト2017」MDP GALLERY 出展
    ・FRANCE CINEMA EXHIBITION /ART& MUSIC WALK
        「Art of Giving Exhibition vol.2」MDP GALLERY 出展
    2018年 「Connect-Asia in Taipei 2th 日本手作職人創意市」台湾台北華山1914文創園區 出展
        「MDP GALLERYアートフェスタ 株式会社ゼルス30周年記念展」出展
    ・アートフェスタ /スペース M アートマルシェ
        「企業コラボ東京プロジェクト2018」 MDP GALLERY 出展  
    ・フェルメールトリビュート展 /ART& MUSIC WALK /アートマルシェ Place du Arukas
        「四国まるごと美術館.タツノコジェニック! 88スポットアートめぐり」出展
        「X'mas Art of Giving vol.3」 MDP GALLERY 出展
    2019年 「干支展 -Japanese Zodiac Exhibition」 MDP GALLERY 出展
        「タツノコジェニックアート展」マイナビトラベル Presents四国まるごと美術館特別企画 出展
        「真鶴アート提灯プロジェクト」出展
        モンチッチ45周年記念「45人のモンチッチ展」出展
        「Human Museum 2019」タンバリンギャラリー出展
        「Independent Tokyo 2019」 tugboat 出展
        「SUMMER SONIC 2019 Air Art Gallery アートランタンプロジェクト」出展
        「X'mas Art of Giving vol.4」 MDP GALLERY 出展
    2020年 「Flower Girls」 gallery DAZZLE 出展
        「中目黒アート花見会 vol.5 Sakura展」 MDP GALLERY 出展

    Statement

    花として
    あの日見た花、あの景色の中の花、あの人を思い出す花、
    懐かしい花、これまで見たことのない初めて見る花、これから見る花、
    一輪で綺麗な花、辺り一面の花、
    自然の風景の中の花、木立の花、アレンジメントの花、
    小さな蕾の花、絢爛と咲き香る花、散りゆく花、
    果てしない空と宇宙と命に

  • TON

    TON

    2003年 宝塚造形芸術大学 映像造形学科卒業
    色えんぴつで平面作品を制作

    描くのは「人」。モデルはいない。表現したいのは「人」ではなく、自分の感情や感覚、思考を「人」という形で表見している。その「人」は大人ではない。「こども」でもない。大人の中にある「こども」の部分の象徴として表現している。
    こどもの頃に持っていたまっすぐな感情。嬉しいこと、楽しいことに全力で向かい、不安なこと、悲しいことに全身で傷つく。私たちは大人になるにつれてそんな感情を忘れてしまった。感情を抑えて、上手に生きるようになってしまった。でもあの頃の自分は、今もまだ自分の中にいる。そしてその自分こそが、今の自分の核になっている。
    大人の中にある「こども」の部分を、大人になった今の視点で描きます。そうして描かれた人物の瞳は、私たちが生きる今の社会を静かに見つめています。

    <個展>
    2020年「また、うずくまる」ART COCKTAIL(大阪)

    2019年「うずくまる」TORGALLERY2(神戸)

    2017年「TON TONE -無表情の感情-」2nd SPACE KOBE(神戸)

    2016年「TON TONE -Parallelism-」Calo Gallery(大阪)

    2015年「Beyond the MERIDIAN」TORGALLERY2(神戸)

    2014年「TON TONE」明石市立文化博物館(兵庫)

    <グループ展・企画展>

    2019年

    「ART POINT in LONDON」espaciogallery(イギリス・ロンドン)

    「ART POINT SelectionⅢ」GALLERY ART POINT(東京)

    「ART POINT Award 2019」GALLERY ART POINT(東京)

    「公募展-TIME-」ART COCKTAIL(大阪)ギャラリー賞・特別賞受賞

    2018年

    「Taipei Illustration Fair 第一回台北挿絵芸術節」松山文創園区(台湾・台北)

    「MUCH MUCH MORE」ART COCKTAIL(大阪)

    「公募展-LIFE-」ART COCKTAIL(大阪)オーディエンス賞受賞
    「Independent Tokyo 2018」ヒューリックホール(東京)

    「ACTアート大賞展」アートコンプレックスセンター(東京)

作品ご購入ご希望の方は以下、ご連絡いただきますようお願いします。
また、実際に作品をご覧になりたい方は、作品により画廊にてご覧いただくこともできます。 ご希望の際は事前に御連絡ください。

問い合わせ先 (担当:吉村 義彦)
Mail : yy.artpoint★gmail.com(★は@に置き換えてください)
Tel : 03-6228-6839

Please contact us if you are interested in purchasing artworks.
In the case that you’d like to see actual artworks at the gallery, please contact us in advance.

Contact : Yoshihiko Yoshimura
Mail : yy.artpoint★gmail.com(Please change ★ to @)
Tel : 03-6228-6839