SCOPEs 2021- それぞれの視展 -

2021.9.20.Mon - 9.25.Sat
12:30-19:30*
*9.20.Mon&9.23.Thu until 18:00, 9.25.Sat until 17:00

阿部 華帆  園田 麻紀子  成田 けい  野尻 恵梨華
ラミマイラ  G.S.N.7.1.9  sage  tomo.MI 

”SCOPEs”とは、ギリシャ語の「見るもの」を語源とし視点、範囲、識見、見通しといった意味を持ちます。世界は動き続け、一瞬たりとも留まる事を知りません。この地球上にあるもの全てが絶えず変化し、社会においては人文社会から科学にいたるまでのさまざまな分野、諸領域がより専門的に拡大しつつあります。そこにはもはや限界など存在しないかのようです。物事が無限に流れゆく、いわば永遠の世界の中でアーティストたちは一瞬の時を止め、彼らの持つ様々な視点や識見(SCOPEs)から静かに観察し芸術を創作してゆきます。そうして生み出される現代アートには諸分野と緊密に関連しながら、既存の価値観や枠組みにとらわれない自由な発想によりこの社会の多様性を映し出していく役割があるともいえます。現代アートは現代社会にかかわる種々の領域の問題に対し、さまざまな視点や識見(SCOPEs)により新しい方向性や価値観を提示します。
本展ではアート・ポイント選抜による8名の現代アーティストたちの多種多様な視点(SCOPEs)による表現作品を紹介いたします。普段見過ごされがちな瞬間を切り取り思考が張り巡らされた作品の中にある現代アートと社会との関わりや本質を再考します。


“SCOPEs” ,with the Greek word “what to see” as the word source, has the meaning of viewpoint, range, insight, prospect and so on. In modern society, various fields from humanities to science, are expanding more specialized fields. It can be said that the role of contemporary art is to reflect the diversity of this society while being closely related to these fields. With free ideas that are not tied to existing values and frameworks, Contemporary art presents new directions and values from various viewpoints and insights (SCOPEs) for problems in various areas related to modern society.
In this exhibition, 8 contemporary artists and their artworks are introduced. Through their each viewpoints (SCOPEs), we will see the relationship and nature of contemporary art and society in its diverse styles.

  • 阿部 華帆

    阿部 華帆

    1995年 埼玉県生まれ
    2016年 女子美術大学 美術科 洋画専攻 中退
    2016年東京藝術大学 絵画科 油画専攻入学
    2019年東京藝術大学 絵画科 油画専攻卒業
    2020年東京藝術大学 絵画科 油画第一研究室入学

    2015 5美術大学交流展2015 アジア創造美術奨励賞
    2016 東京•京橋key and galley/精華画「diacovery2015」
    東京•乃木坂 国立新美術館「アジア創造美術2016」
    筑波大学ヒューマンセキュリティ•出版賞若手作家 支援賞受賞
    2017 一般社団法人非営利芸術活動団体コマンドN主催TORANS ARTS TOKYO 2017
    東京藝術大学学部二年生進級展 「旅展」
    2018 3331 ART FAIR 2018「3.11チャリティオークション@3331」
    東京•丸ノ内 藝大アーツイン丸ノ内2018
    2019 東京•千代田 3331アーツ千代田 東京藝術大学学部三年生進級展「N/O」
    東京•銀座 ギャラリーアートポイント「doors-扉-」グループ展
    東京•日本橋 レクトヴァーソギャラリー グループ展
    2020 東京藝術大学卒業制作展2020
    東京•銀座 ギャラリーアートポイント 「アーティスト選抜展2020」展示

    記憶の中から収集したモノ、テキストを引用し一見工芸作品にも華やかに見えるが、そのベールを引き払うとより野生的で動物的、皮肉的な人間味がるものを描く。
    記憶を動物という形に象徴化するのはつまり記憶のような不確かなものを残したいから。動物の持つ「野生」「理性的な理解を超える存在」としての姿が記憶を象徴化して残すことで、自分の制作を本質的に「どうしようもないこと」として皮肉に捉えている。

  • 園田 麻紀子

    園田 麻紀子

    幼い頃遊び場だった渚の、海と砂浜の情景が創作の元になっています。

  • 成田 けい

    成田 けい

    1998 愛知県名古屋市生まれ
    2020 愛知県立芸術大学 在学
    2021 グループ展 「interception 1010」 ギャラリー#1010
    2021 グループ展 「学食のカレー、よく知らないけど大体ウマいだろ」学食 2F 次元
    2021 2 人展 「無考実験」 gallery blanka

    日々の生活の中で異質に感じたものを観察し、思考して、実験をしていきます。決して 感覚的なものではありません。自身の中で理屈があって、それを作り出すことが作品の 大部分を占めています。そして次にその作られたものを壊していきます。形態が保てな くなったらまた、新たな理屈を作り、無理矢理異質なものにしていきます。それがギャ ラリーに置かれて鑑賞者が観察し、思考して、実験していきます。

  • 野尻 恵梨華

    野尻 恵梨華

    1993年 富山県に生まれる
    2016年 富山大学芸術文化学部造形芸術コース 首席卒業
    2018年 富山大学大学院芸術文化学研究科 修了 
    2018年4月~2019年10月 ディレクター(AD歴半年)としてテレビ制作会社に勤める
    2019年11月~現在 広告代理店にてデザイナー・動画エディターとして勤めながら作家活動に励み続ける

    2016年「二十人の画客」富山大和 5階アートギャラリー(富山)※2年連続出品
    2017年「ビエンナーレTOYAMA」 富山県美術館TADギャラリー(富山)
    2018年「こしの会 -富山大学芸術文化学部卒業生選抜展-」 銀座スルガ台画廊(東京)※現在まで毎年出品
    2019年 初個展「おどろおどろ」ギャラリー美の舎(東京)
        「アートソムリエ山本冬彦とギャラリーmuséeとGALLERY枝香庵 推薦作家による装幀画展2019」ギャラリーmusée(石川)・ギャラリー枝香庵(東京)
    「日本コラージュ・2019」Gallery K(東京)
        「interactive-YOUTH-」 ギャラリー檜(東京)
     「風はなにいろですか」Gallery K(東京)
     「猫と猫たち」ギャラリー美の舎(東京)
    2020年「日本コラージュ・2020」Gallery K(東京)
    「羅針盤セレクション 6人展」 アートスペース羅針盤(東京)
      「SessionⅢ 2020」 GALLERY ART POINT(東京)
    2021年「PORTRAIT」ギャラリー美の舎(東京)
        「美しい時間」Gallery K(東京)

    2015年「第89回 国展」『識の経過』国展 絵画部 奨励賞受賞
     「第26回美浜美術展」入選
    2016年「 アートフェア富山2016」 協賛賞 五万石賞受賞
    2018年「学生選抜展2018」奨励賞 ギャラリー美の舎
    2019年「月刊美術デビュー2019」 入選
    2020年「月刊美術デビュー2020」 入選

  • ラミマイラ

    ラミマイラ

    東京都出身
    武蔵野美術大学油絵学科版画コース卒
    2020年 第9回FEI PRINT AWARD 入選
    2021年 2021松涛美術館公募展 入選
    2021年 武蔵野美術大学造形学部通信教育課程卒業制作展
    優秀賞
    2021年 第39回上野の森美術館大賞展 入選(日本画)
    2021年 The international contemporary miniprint of Kazanlak
    (Bulgaria)入選
    2021年 41st Mini Print International of Cadaqués(Spain)
    2021年 武蔵野美術大学 卒業制作優秀賞展
    2021年 第10回FEI PRINT AWARD 入選

    版画を複製技術としてではなく、芸術表現の一手段として考え、版画の色んなありか
    たを実験的に模索している。
    版を用いて紙に摺るという間接的な表現の制作過程では、自分自身の意識や意図と
    は異なる要素が介入し、プロセスが展開するにつれ、自身の主観を超えた未知なる
    ものを創造する側面がある。
    作為的な中に生まれる予期せぬ偶然性によって進化していく、その結果を必然とし
    て受け入れ、視覚的インスピレーションをもとに色彩自体の表現力を探求している。

  • G.S.N.7.1.9

    G.S.N.7.1.9

    1975年京都生まれ。
    アパレル会社にてファッションデザイナーとして活躍。
    退職後2019年11月より本格的にアーティスト活動を開始。
    地(物質)から風(精神)の時代への移行を意識し、自然や動物との共存、宇宙や地球、見えないものへの敬意、精神世界、日々の生活から降りてくるインスピレーションから作品を手掛ける。
    作品制作は常に左手を使うのがこだわりである。
    これまでSNSのみで国内外へ絵の販売、数多くのオーダーアートを手掛けてきた。
    2022年2月には上野の森美術館にて全国選抜作家展に出展予定。

    2020.11 MADS International Art Gallery in Milan に出展
    2020.11 JCAT Gallery in New YorkにてSolo Exhibition
    2020.11 Casie アートセレクトショップにて作品レンタル開始
    2021.4 JCAT Gallery in New YorkにてSolo Exhibition
    2021.12.3~京都清水寺´藝展´
    2022.2 上野の森美術館にて全国選抜作家展に出展予定
    2022.3 イタリア クエリーニスタンパニア美術館´藝展´

  • sage

    sage

    1974年 東京都足立区生まれ
    2018年 個展「SAHGE」中野 meee gallery tokyo
    SHIBUYA AWARDS ART部門 ノミネート
    2019年 個展「SAHGE 2」渋谷 Oak CUBE
    2020年 個展「CUT & ART」中目黒 kisai BUZZ

    もともとのスニーカー好きが高じてアート活動を開始。
    加水分解で履けなくなったスニーカーを再構築してARTへと昇華させたスニーカーアート「SETSUNA」。
    スニーカーのアウトソールに絵具でペイントした「trajectory paint」。
    オリジナルキャラクター「sneaker WARASHI -童-」のイラスト等、作品を多岐にわたって製作しています。

  • tomo.MI 

    tomo.MI 

    大人になれなかったり、子供のままでもいられなかったり
    夢現で悠々とし、
    その反面、齷齪とした日々の
    稚拙で脆弱な戯言の物語。
    そのような物語の一瞬を描いています。

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