Path 2023- 軌 跡 -

2023.3.13.Mon-3.18.Sat
12:30-19:30*
*3.18.Sat until 17:00

大西 智也  小堺 百笑  佐々木 玲奈  佐藤 結  シモダアユミ  中村 成二  松下 広樹  宮城島 万莉子  MEI

本展のタイトル、Path(パス)は、軌跡、小道、道筋、進路、旅路などの意味を持ちます。
日本、また世界の美術史において、美術の流れ、様式の変遷、アーティストや作品を生んだ時代背景(政治、経済、信仰、風俗、社会などとの関連)など、美術がたどってきた軌跡があるように、個々のアーティストにも作品を生み出すに至るまでの歴史があります。アーティストにとって制作活動はひとつの道筋(Path)であり、日々芸術に向き合う中で刻一刻と変化し、また進化していく進路の途上で産み出される作品は、アーティストにとってそのときどきの心の在りようを表わす軌跡であるといえます。その作品が年月を経てまた、彼らの歩む軌跡の一要素となっていくのです。
本展では、それぞれのアーティストの軌道の通過点で創り出されたさまざまな心象表現を展観するとともに様々なアプローチとスタイルにより表現される作品世界を通じおのおののアーティストの心の軌跡を辿ります。作品を通してアーティストの歩んできた芸術の旅路に思いをはせ、彼らと心を通わすひとときをお楽しみください。



The title of this exhibition, ”Path”, means locus, track, course, journey, etc.
In the history of art in Japan and around the world, there is a path that art has followed, such as the flow of art, changes in style, and the historical background (relationship with politics, economy, beliefs, customs, society, etc.) that gave birth to artists and works. As you can see, each artist has a history of creating works. For artists, production activities are a path, and the works that are produced in the process of evolving and changing every moment as we face art every day will be the heart of the artist from time to time. It can be said that it is a path that represents. Over the years, the work will become an element of their path.
In this exhibition, we will exhibit various mental expressions created at the passing points of each artist’s life, and trace the path of their mind through the world of works expressed by various approaches and styles. Think about the artistic journey that they have taken through their work, and enjoy a moment of communication with them.



  • 大西 智也<br>Tomoya Oonishi

    大西 智也
    Tomoya Oonishi

    2022年 Any Kobe 2022 超公募展 神戸
    2022年 グループ展「Prolpgue XIII」 GALLERY ART POINT 東京
    2016年 グループ展「情景の距離」 KOBE STUDIO Y3 神戸
    2016年 個展 Gallery Ami-Kanoko 大阪
    2015年 個展 Gallery Ao 神戸
    2015年 個展 Gallery Ami-Kanoko 大阪
    2013年 京都嵯峨芸術大学 芸術研究科 芸術専攻 造形絵画分野  修了

    手元に残る身近な枝、葉などのモチーフを壁に立て掛け、感受する僅かな奥行きと厚み、取り巻く空間を、描く行為に重ね、枝葉も壁も等価に漠然とした空間の可知と画面表面に立ち現れる不可知な層を抽出することを試みている。

  • 小堺 百笑<br>Moe Kozakai

    小堺 百笑
    Moe Kozakai

    1996年 神奈川県生まれ
    2019年 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻 卒業
    2021年 多摩美術大学大学院日本画研究領域 修了
    2017年 「HOTサンダルプロジェクト展 in 東京」(銀座洋協ホール / 東京都)
    2019年 第 42 回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展 (国立新美術館 / 東京都)
         卒業有志展「青果 / 成果展」(銀座第 7 ビルギャラリー / 東京都)
         第 21 回雪梁舎フィレンツェ賞展 入選
    2020年 「第 7 回 未来展 」(日動画廊 / 東京都)
         第 29 回 奨学生美術展(佐藤美術館 / 東京都)
         一般財団法人守谷育英会 奨学生

    2021年 第 44 回東京五美術大学連合卒業・修了制作展( 国立新美術館 / 東京都)
         「人、と風景。小堺 百笑修了個展」(ギャラリー青羅 / 東京都)
         多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻日本画研究領域 修了
    2022年 「山本冬彦推薦作家展 9」(銀座中央ギャラリー / 東京都)
         「第8回大学日本画展 光陰悠々」(UNPEL GALLERY / 東京都)
         「セレクション6人展」(アートスペース羅針盤)
    2019年 佐藤美術館 奨学生
    2020年 一般財団法人守谷育英会 奨学生

    日々を忙しく生きる現代人が見過ごしてしまう何気ない風景。
    私たちが目にするのほとんどのものは、人間が生活をするために作り上げてきたものです。
    そんな風景を切り取り、絵画にすることで、私たちの生き方を見つめています。

  • 佐々木 玲奈<br>SASAKI REINA

    佐々木 玲奈
    SASAKI REINA

    1997.9 千葉県生まれ
    2021.3 東京藝術大学 卒業
    2021.4 東京藝術大学大学院 入学
    2018年 自由が丘×東京藝大アート & デザイン・プロジェクト「猫のある街展」
         東京藝術大学藝祭 彫刻科二年有志展
         自由が丘×東京藝大アート & デザイン・プロジェクト「自由が丘の自由が猫展」
         彫刻科学部二年進級展
    2020年 「Raw objects」
         『箱の生活 +』”Life in the Boxes Plus”
    2021年 第 69 回東京藝術大学卒業・修了作品展
         TOKYO GEIDAI ART FES BY AUGMENTED REALITY IN 善通寺
         「彫刻と家」旧平櫛田中邸アトリエ

    佐々木は、主に動物をモチーフに木彫作品を制作している。
    古今和歌集の帝釈天と兎の物語に登場する兎の、一般的なか弱いイメージから掛け離れた、他者のために自らを犠牲にする行為の差異に驚愕し、そこから兎をはじめとした動物達に興味を持った。
    動物がどのような意図で物語の中で扱われているか、その物語はどのような歴史や文化から生まれてきたのかを研究対象とし、調査するとともに作品制作に取り組んでいる。

  • 佐藤 結<br>Yu Sato

    佐藤 結
    Yu Sato

    2017年 蒼龍ワインラベルコンペⅧ ヴィンテージルージュ賞受賞
    2019年 個展「佐藤結展-胡蝶の夢-」 GALLERY NAO
        第56回宮城県芸術祭絵画展公募の部 奨励賞受賞
        グループ展「杜の輪展」 大衡村ふるさと美術館
        彫刻の五・七・五展in沖縄 沖縄県立芸術大学付属図書・芸術資料館
    2020年 第20回ウッドバーニングコンテスト 白光賞受賞
        第57回宮城県芸術祭絵画展 宮城県芸術祭賞受賞
        内藤秀因記念第23回水彩画公募展 優秀賞
        第73回塩竈市美術展 塩竈市芸術文化協会長賞
        SELECTED ILLUSTRATION in SHIBUYA Girls 西武渋谷店
        個展「胡蝶の夢2020」 Quarter Studio
    2021年 宮城教育大学教育学研究科教科教育専攻美術教育専修 修了
        第53回宮城教育大学修了制作展 宮城県美術館
        個展「佐藤結展-掌中の珠-」 GALLERY NAO
        第17回全国美術公募作品展「ベラドンナ・アート展」 東京都美術館
        クォータースタジオ芸術祭「アルストテクネ」 Quarter Studio
    2022年 第59回宮城県芸術祭絵画展 宮城文化振興財団賞受賞
         第21回ウッドバーニングコンテスト 奨励賞受賞
         他、グループ展多数参加

    私の作品作りは木との出会いから始まります。出会った木に電熱ペンで熱を加え,焦げの濃淡で描く「焼き絵」と呼ばれる技法を用いて,女性と蝶をモチーフに描いています。
    人の感情というものは複雑で,言葉にできない想いというものがたくさんあると思っています。うまく言葉にできなくとも確かにそこにある感情,秘めた思い…。木が生きた証である木目の唯一無二の美しさを活かしながら,女性の秘めた「想い」を焼きつける。そんな作品を目指しています。
    焼き付けた「想い」を蝶と女性との物語を紡いでいくようにご覧ください。

  • シモダアユミ<br>SHIMODA AYUMI

    シモダアユミ
    SHIMODA AYUMI

    群馬県前橋市出身。
    誰かの、何かの、
    "きっかけになれる作品を作る“をモットーに
    愛と日々の生活の中で思った事や、
    届けたい事をキャンバスに表現しております。
    不器用な私の想いを是非、受け取って頂けますと幸いです。
    最後までどうぞ宜しくお願い致します。

  • 中村 成二<br>Nakamura Seiji 

    中村 成二
    Nakamura Seiji 

    1947年 熊本県生まれ
    熊本県立人吉高校
    九州産業大学芸術学部デザイン科
    長沢節セツモードセミナー
    1976年 第5回「現代洋画精鋭選抜展」銀賞(伊勢丹賞) 主催「一枚の絵」
    現在(2023年2月時点)週刊現代にて連載中の官能時代小説の挿絵を担当中

    作品コンセプトは特にありません。あえて言うならば広範な意味での美人画
    サルバドール・ダリは神。ルネ・マグリット、デ・キリコ、ポール・デルボーは夢の中の師匠

  • 松下 広樹<br>Matsushita Hiroki

    松下 広樹
    Matsushita Hiroki

  • 宮城島 万莉子<br>Miyagishima Mariko

    宮城島 万莉子
    Miyagishima Mariko

    1992年 千葉県出身
    2017年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科 卒業
    2019年 東京藝術大学美術研究科彫刻専攻 修了
    2013年 小平アートサイト「会いにくる美術」/ 小平中央公園(東京都小平市)
    2014年 小平アートサイト「GATE」/ 小平中央公園(東京都小平市)
    2015年 富士見湯健康美術館「溶夏」/ 富士見湯健康セントー(東京都東大和市)
    2016年 「ISSSSM group exhibition」/ ballond'essai latte & artgallery(東京都世田谷区)
         「Stone&Women3」/ いりや画廊(東京都台東区)
    2017年 「武蔵野美術大学卒業制作展」/ 武蔵野美術大学(東京都小平市)
         「延岡 アーティスト in レジデンス」/(宮崎県延岡市)
    2018年 「ぶらまちアート2018歴史・町・広島竹原藝術祭」/ 町並み保存地区(広島県竹原市)
    2019年 「東京藝術大学修了作品展」/ 東京藝術大学(東京都台東区)
    2022年 「Independent Tokyo2022」/ 東京ポートシティ竹芝(東京都港区)
         「助手・助教展2022」/武蔵野美術大学(東京都小平市)

    自然や生物の動きを抽出し、石彫で表現することを目指している。

    動きには様々あるが、走る、飛び跳ねるのような躍動感ある動きより、心臓の鼓動や溶岩がゆっくりと蠢くような、自然現象や生命が存在する為の微かな動きに惹かれる。目を凝らさなければ消えてしまうような動きから、生命の強さや、流れる時間を表そうと試みている。

    石を彫っていると、生と死の循環や、また自分もその一部であることを感じることができる。種類によって様々な性質を持つ石の、特性にあった表現方法を制作の過程で模索することで、自然と人間とのほど良い距離感や関係性も探っていく。

  • MEI

    MEI

    名古屋芸術大学美術学部アートクリエイターコースガラス専攻卒業
    講談社フェーマスアートスクール卒業

    2018年 第13回CBC翔け!二十歳の記憶展 入選(名古屋)
    2019年 名古屋芸術大学卒業制作展 卒業制作優秀賞 
         ブライトン大学賞グランプリ
         第12回ガラス教育機関合同作品展/GEN展(東京)
         県内4大学の卒業生によるグループ展「もうひとつの卒展」(愛知岡崎)
         グループ展「Little Pleasure」(大阪梅田)
         グループ展「Nov vol.2」(名古屋)

    2020年 グループ展「Nov展」(名古屋)
    2021年  選抜展「Mysterell」(GALLERY ART POINT/東京銀座)
         名古屋芸術大学 NUA ART SHOP 出品(名古屋栄/ラシック)
         Crefes「これからのつくりびと」NUA ART SHOP出品(名古屋三越)
         グループ展「40 one's 2021」(名古屋金山)
    2022年 Crefes「Crefes New Year」NUA ART SHOP出品(名古屋栄/ラシック)
         グループ展「40 one's FEST」(名古屋金山)
         グループ展「Prism Ⅶ」(GALLERY ART POINT/東京銀座)
         Crefes2022 NUA ART SHOP出品(名古屋栄/ラシック)
         グループ展「Nov展」(名古屋)
    2023年 Crefes「これからのつくりびと」(名古屋三越)

    鉛筆を持っていると無意識に曲線を描いていた。 強い線、長い線、幾重にも重なる線や形を立体にしたい、、、と思ったのが始まり。 そして無機質なガラスを太陽の下にかざした瞬間、ガラスの影が私が描いてきた 曲線や頭の中にあるイメージと一致しました。 無機質なガラスの素材を活かして、カタチ、影(陰)、色で人の感情の繊細な部分、 潜在意識の表現を追求しました。 モノに対する観方は、細部であったり、俯瞰的であったり、下からであったりと様々 です。 どのように観て頂いても新しい感情が生まれると思います。 どうぞ作品とその空間を楽しんで頂けたらと思います。

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