Imaginaire 2020- 想像界 -

2020.8.24.Mon - 8.29.Sat
12:30-19:30*
*8.29.Sat until 17:00

阿部 華帆   池口 友理  Shiomi   shigeji3   はるみづる  林 司英奈  Mei  吉河 るな

フランスの精神分析家ラカンは、人間の主体性を「象徴界」「想像界」「現実界」の3つの領界で捉えました。象徴界は幼児が想像界から半ば強制的に移行する“言語の領域”、想像界(imaginaire)は“イメージや空想の領域“、現実界は想像界のイメージを象徴化することのできない“言語の外側に存在する領域“です。
3界のうち、人間が自我を獲得する前の段階である「想像界」をラカンは比較的分かりやすく、イマージュや表象の詰まった世界と定義します。このイマージュや表象に満ちた想像界という領域は、文学や絵画との親和性が高く、とりわけ絵画においては、イメージの解放運動と称されたシュルレアリスム(超現実主義)での夢世界を筆頭に、空想画や心象風景など、時代を問わず多くの作品の発想の源とされてきました。
本展はimaginaire=創造的なものと定義し、弊画廊選抜によるアーティストが描くその豊穣なる創造世界を展観します。



 French psychoanalyst Lacan captured human independence in three territories: the symbolic world, the imaginary world, and the real world. The symbolic world is the “linguistic domain” where infants are forced to move halfway from the imaginary world, the imaginary is the “imaginary domain”, and the real world cannot symbolize the image of the imaginary world. It is the area that exists outside of the “linguistic domain”.
Of the three worlds, “Imaginary world”, the stage before humans acquire the ego, is defined as a world full of images and representations. This imaginary world filled with images and representations has a high affinity with literature and paintings. Especially in paintings, the dream world of surrealism called the liberation movement of images, led to fantasy paintings and imagery. It has been also considered as the source of the idea of many works rthroughout art history.
This exhibition will showcase the rich creative world created by 8 selected artists.


  • 阿部 華帆

    阿部 華帆

    1995年 埼玉県生まれ
    2016年 女子美術大学 美術科 洋画専攻 中退
    2016年東京藝術大学 絵画科 油画専攻入学
    2019年東京藝術大学 絵画科 油画専攻卒業
    2020年東京藝術大学 絵画科 油画第一研究室入学

    展示経歴
    2015
    5美術大学交流展2015 アジア創造美術奨励賞

    2016
    東京•京橋key and galley/精華画「diacovery2015」
    東京•乃木坂 国立新美術館「アジア創造美術2016」
    筑波大学ヒューマンセキュリティ•出版賞若手作家 支援賞受賞

    2017
    一般社団法人非営利芸術活動団体コマンドN主催TORANS ARTS TOKYO 2017
    東京藝術大学学部二年生進級展 「旅展」

    2018
    3331 ART FAIR 2018「3.11チャリティオークション@3331」
    東京•丸ノ内 藝大アーツイン丸ノ内2018

    2019
    東京•千代田 3331アーツ千代田 東京藝術大学学部三年生進級展「N/O」
    東京•銀座 ギャラリーアートポイント「doors-扉-」グループ展
    東京•日本橋 レクトヴァーソギャラリー グループ展

    2020
    東京藝術大学卒業制作展2020
    東京•京橋 bギャラリーTOKYO 個展 展示予定(コロナウイルスの影響で未定)
    東京•銀座 ギャラリーアートポイント 「アーティスト選抜展2020」展示予定(8月)

    コンセプト:
    記憶の中から収集したモノ、テキストを引用し一見工芸作品にも華やかに見えるが、そのベールを引き払うとより野生的で動物的、皮肉的な人間味がるコンセプト。

    記憶を動物という形に象徴化するのはつまり記憶のような不確かなものを残したいから。動物の持つ「野生」「理性的な理解を超える存在」としての姿が記憶を象徴化して残すことで、自分の制作を本質的に「どうしようもないこと」として皮肉に捉えている。

  • 池口 友理

    池口 友理

    (プロフィール)
    1985年 三重県生まれ
    2009年 京都工芸繊維大学卒業
    2009年 第13回文化庁メディア芸術祭アート部門 審査委員会推薦作品
    2010年 第144回日図創作図案総合展 経済産業大臣賞
    2012年 第16回フラッグアート2012 in GIFU 優秀賞
    2013年 個展「 I のハガキ」/ ギャラリーBAZARA倶楽部
    2013年 マクドナルド BIG MAC AWARD ART CONTEST グランプリ
    2013年 個展「絵」/ Gallery 301 due
    2014年 個展「見て描く」/ Gallery 301 due
    2014年 Kyoto Current 2014 / 京都市美術館別館
    2015年 個展「日々の作品」/ Gallery 301
    2016年 個展「絵」/ Gallery 301
    2017年 個展「動物の絵」/ Gallery 301
    2018年 個展「和風の絵」/ Gallery 301
    2019年 個展「見て描く」/ Gallery 301
    2019年 個展 「コピペ 」/ STUDIO DIFFUSE MAKE+
    2020年 個展「ローファイ」/ Gallery 301

    (コメント)
    絵を見て、絵を描きます。
    模写はおもしろいと感じています。
    完璧に模写をしようとしても、完璧にはできません。
    そのことが、とてもおもしろいと感じています。
    植物の葉っぱが一枚一枚違うことと似ていると思います。
    植物が同じ葉っぱを作ろうと思っているかは、わかりませんが。
    「なぜ、同じ絵を描こうとしているのに、同じにならないか」をテーマに制作しています。
    そして、同じようなイメージが連続することが好きです。

  • Shiomi

    Shiomi

    2015年 グループ展「ふわふわ展」 刈谷市ギャラリーカフェ〝picassiette“
    2017年 二人展「COLORS」 岡崎グランドホテル
    2019年 グループ展「猫アレルギー展」 渋谷区boji hair +gallery
    2019年 個展「はなのき村の猫会議」 岡崎市cafeはなのき村
    2019年 グループ展「はじめのいっぽ展」 渋谷区boji hair +gallery
    2020年 グループ展「絵美展」 大阪府ギャラリー1616
    2020年 グループ展「猫チュードク展」 渋谷区boji hair +gallery

    statement
    私は猫好きで、5匹の猫を飼っております。その子達を自分の手で描き残したいという想いから猫を描き始めました。モデルの猫を見て頭に浮かんだ背景をそのままキャンバスに描いております。
    単純な葉っぱを描くのも好きで、1枚ずつ願いや感謝を込めて描きます。全てアクリル絵具を使っております。

  • Shigeji3

    Shigeji3

    1994年 山口県生まれ
    2015年 就職で上京
    2018年 作品制作・SNSで公開開始

    今回初めてのグループ展参加

  • 林 司英奈

    林 司英奈

    SOLO EXHIBITIONS
    2014–2018 LOS Art Gallery, Tokyo, Japan
    2004 Ginza Gallery, Tokyo, Japan 
    2001 Harajuku Gallery, Tokyo, Japan
    SELECTED GROUP SHOWS
    2009 The Artcomplex Center of Tokyo, Art in New york, Tokyo, Japan
    2008 Shinagawa Art Museum, Tokyo, Japan
    2007 Colling Wood Gallery, Perspectives on LOVE By 50 male artists, Melbourne, Australia
    2006 Colling Wood Gallery, Art Collection, Melbourne, Australia

    OTHER
    2019 Human as a being: What to be  Kindle Edition  Sold by: Amazon Digital Services LLC 
          LOS ART 企画 What to be. 人間とはなんだろうか? 24の感情 

    https://www.amazon.co.jp/Human-being-English-Kain-Otsuji-ebook/dp/B07QHVB75Z/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=siena&qid=1555074760&s=digital-text&sr=1-2

    Statement
    Surrealistic&Fantastic 
    そんな幻想の海と空に浮かぶ、束縛なき自由な世界と物語を描いています。
    時に、既成概念や普遍性と言った日常から心を解き放ち
    空想と感性を大切に生きること
    きっと、感じる筈
    目に見えなくても、そこにあるオアシスに吹く優しい風と水を

  • はるみづる

    はるみづる

    2016 個展「生きることに慣れていない」デザインフェスタギャラリー
    2016 埼玉県展入選
    2017 ライブペイント デザインフェスタ 東京ビッグサイト
    2017 個展「補いあう」新宿眼科画廊
    2017 グループ展「でぃすいずHARAJUKU」デザインフェスタギャラリー
    2018 ライブペイント デザフェス 東京ビッグサイト
    2018 個展「さとがえりしゅっさん」 長野県伊那市
    2018 ライブペイント デザインフェスタ東京ビッグサイト
    2018 入選 全日本アートサロン絵画展
    2019 コミッションワーク コレクター様
    2019 個展 「ノートに吐き出してキャンバスで昇華する」新宿眼科画廊
    2019 グループ展「artcloud tokyo vol.1」デザインフェスタギャラリー
    2019 販売 デザインフェスタ 東京ビッグサイト
    2020 展示 シンガポール

    statement
    モチーフの人物は、男でも女でもありません。自分が女だから、少し女寄りの雰囲気になっています。「彼ら」は、私の細胞から生まれます。私の見たもの、聞いたもの、感じた事などが、「彼ら」を生みます。
    私の望みは世界平和です。
    世界中、皆が、普通にごはんが食べれて、普通に屋根の下、布団の上で眠れるようにしたいです。
    だったら他の仕事をすればいい、と思うでしょうが、どうもうまくいきません。
    私には「彼ら」の助けが必要です。辛いときにも「彼ら」がいました。「彼ら」が前へひっぱっていってくれます。
    「彼ら」の力で、山ほどの人たちを幸せにしたいです。

  • Mei

    Mei

    MEI
    1994年 台湾台北出身
    2018年 東華大学 芸術とデザイン科 芸術コース 卒業
    発表
    2020年 「現代作家によるサムホールの世界」東京・文春ギャラリー
    2020年 「2020 ART TAICHUNG」台中・台中ミレニアムホテル
    2019年 「万華鏡」奈良・GALLERY CLASS
    2019年 「ZEROTEN 2019」愛知・GALLERY龍屋
    2018年 「KOBE ART MARCHÉ 2018」神戶・神戸メリケンパークオリエンタルホテル
    2018年 グループ展「四十國中國」台北・松山文創園区
    2018年 グループ展「小日記 」花蓮・財團法人東海岸文教基金會
    2018年 「Infinity Japan 2018 Contemporary Art Show」台北・ホテルロイヤルニッコー台北
    2016年 グループ展「日常劇場」花蓮・国税庁
    受賞歴
    2018年 Infinity Japan Contemporary Art Show 「如日初昇Rising artist」 入選

    コメント
    ロリータを通して、柔らかい種を植えて、若葉が人の心の痛みを乗せて、惑星が人の悪を包み込
    んで、世界の優しさが蕾になって、優しい心がこの世の花のように咲く。

  • 吉河 るな

    吉河 るな

    2002 北海道鷹栖町生まれ

    現在 北海道おといねっぷ美術工芸高等学校 在籍

    コメント
    主に人物をモチーフとし、身近に溢れた「かっこいい」をテーマに描いています。私の感じた「かっこいい」を作品を通してたくさんの人と共有できたら嬉しいです。

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