DOORs 2021

2021.6.28.Mon-7.3.Sat
12:30-19:30*
7.3.Sat until 17:00

加藤 奈月 倉田 岳英 小林 源 竹谷 一平 寺澤 晋吾 新原 愛美 廣田 昌司 深町 勝幸 まちだ たかし

“Doors -扉-”は、時に遮り、時に外部との繋がりを生む「遮断と解放」といった、相反する役割を持ちながら私たちの生活にのなかに遍在します。
内部空間と外部空間をつなぐ唯一の懸け橋である“扉”。望むときにのみ望まれたものにだけその侵入を許し、望まないとき望まないものには出入りを許さない。そういった働きにはまるでそのもの自体に力が宿っているようにさえ感じられます。一つ一つの扉にそれぞれの特徴があり、それは物体全体の印象をも左右してしまいます。
扉がもたらす繋がりもまた無限大であります。日々の出会いや人間関係における些細な出来事、現代を生きる私たちの生活の一部ともいえるインターネット、どの世界においても扉は我々に際限のない無限の開放を与えているといえます。
DOORs展では「扉」の持つそういった様々な意味合い・力に目を向け、9人の傑出したアーティストによる作品を展観します。
メディアの多様化により無数の扉が周囲に偏在し、そのありようは氾濫ともいえる今日。「アート」という表現を媒介にした心象世界に意識を向け、心の扉を全開にしてひとり一人のアーティストの作品の中での命の息吹を感じていただければ幸いです。

“Doors” are ubiquitous in our lives, having conflicting roles such as “blocking and liberation”, which sometimes blocks and sometimes creates connections with the outside world.
The “door” is the only bridge that connects the interior and exterior spaces. Only allow the intrusion of what is desired only when desired, and do not allow entry or exit of what is not desired when not desired. It even feels like there is power in such work. Each door has its own characteristics, which also affect the impression of the entire object.
The connections that the door brings are also infinite. Whether it’s the trivial events of daily encounters or relationships, the Internet, which is part of our lives today, the doors give us no limit and infinite liberation in any world. At the DOORs exhibition, we turn our eyes on the various meanings and powers of “doors” and exhibit works by 9 outstanding artists.
Due to the diversification of the media, innumerable doors are unevenly distributed around us, which can be said to be flooding today. We hope that you will focus on the imaginary world through the expression “art”, open the door in your heart, and feel the breath of life in each artist’s work.



  • 加藤 奈月

    加藤 奈月

    Profile

    2016年 グループ展 「しんか論」
    2016年 2人展 「夜の会」
    2017年 グループ展 「夏休みの宿題展」ほくせんギャラリーivory
    2019年 グループ展 「風はなにいろですか」 ギャラリイK
    2020年 グループ展 「ART POINT Selection I」 GALLERY ART POINT
    2020年 グループ展 「真夏の美の夢」展Vol.7 東京耀画廊
    2021年 個展 「朧の森」 ギャラリー犬養

    Statement

     私にとって四季を通して見る森、海、町は生命と光。そして死と影が連想されます。それは時に癒しとなり、また不安にさせます。その一部を切り取りその時の感情を誰かと共有できるようにわたしはそれを「私の目と脳を通した景色」としてキャンバスに描くことにしました。
     アウトラインやシルエットを追うことでみえる景色は過ぎ去っていく記憶や朧げな夢を連想させそれを繋ぎ止める事の手段として取り入れています。
     全ての景色をさまざまな感情とともに描くことが「私の目と脳を通した景色」の絵画として完成していくのです。

  • 倉田 岳英

    倉田 岳英

    Now Printing

  • 小林 源

    小林 源

    2020 グループ展 「Art bloom」 (MEETS GALLERY 東京)
    2020 グループ展 「Reflections」 (GALLERY ART POINT 東京)
    2019 個展「赤色感質」(SARP 宮城)
    2019 グループ展 「Scopes」 (GALLERY ART POINT 東京)
    2018 シェル美術賞2018 (国立新美術館 東京)
    2018 個展「残響」(GALLERY ART POINT.bis 東京)
    2018 個展「Anonymous」(SARP 宮城)
    2017 シェル美術賞2017 オーディエンス賞 (国立新美術館 東京)
    2017 グループ展 PrologueⅩⅢ (GALLERY ART POINT 東京)
    2016 シェル美術賞 2016 オーディエンス賞 (国立新美術館 東京)
    2016 個展「せいぶつ」(SARP 宮城)
    2016 日韓美術交流展in全州 (韓国)
    2016 第12回世界絵画大賞展 協賛社賞 (東京都美術館 東京)
    2016 第18回雪梁舎フィレンツェ賞展 佳作 (雪梁舎美術館 新潟、東京都美術館 東京)
    2016 Sendai Artist Run Place exhibition 小品展(SARP 宮城)
    2015 個展「夢うつつ」(SARP 宮城)

    コメント
    ここ最近の世界の変化は多くの人々に様々なものの見方の再考を迫りました。社会と個人、文化、経済、生活その全てがもろく、不安定であることも同時にまざまざと見せつけられました。内向的で神経質な歪んだエネルギーは行き場を失い、静かに崩壊していくように思えるのです。

  • 寺澤 晋吾

    寺澤 晋吾

    和歌山県新宮市出身。東京在住。
    ロックバンドのギタリストとしてメジャーデビュー。2014年に活動休止。
    以降、絵画に専心。「熊野古道」で知られる故郷の風景や「八咫烏」を
    モチーフにした作品を主体とし、様々なスタイルで描く。
    他に執筆活動もしており、小説を6作品発表している。

     2011年 第44回かわさき市美術展 入選
     2012年 第45回かわさき市美術展 優秀賞
     2017年 個展@ギャラリー国立
          第65回 光陽展 入選
          第102回 二科展 入選
     2018年 第66回 光陽展 入選
         “Japanese Art Show in London 2018” UK
          Pop Japan "MINI ART exhibition" in Brisbane, AU
         "ART JAPAN in Glasgow" Scottland, UK
     2019年 "ART TAIWAN & JAPAN 2019" 高雄市、台湾
     2020年 個展@ BABAGOYA, 高田馬場
          “ART POINT Selection Ⅴ” @ gallery ART POINT
     その他グループ展多数。2020年からはオンライン展示にも積極的に参加。

    ===Statement===
     昨年から「パンデミック」をテーマにした作品が多くなりました。
     社会の混沌、沈鬱、狂騒を自分なりのフィルターを通して昇華し、暗澹たる側面を描きながらもどこか希望もかいま見えるようなヴィジョンで描いています。
     今回の作品たちは、アフターコロナの世界──平和と安寧に満ちた社会、希望ある未来──をイメージして、また、そのようになるよう祈りを込めて描きました。 
     私の作品たちが、皆さまの日々の活力や癒しの一端となれれば幸いです。

  • 新原 愛美

    新原 愛美

    1998 大分県別府市出身
    2021 九州デザイナー学院 イラストレーション学科卒業

    [展示]
    2020
    UNKNOWN ASIA ONLINE
    アートイベントIndependent Tokyo

    [受賞歴]
    2020
    UNKNOWN ASIA ONLINE ゆい会計事務所賞

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    口に出すまでも文字に書き起こすまでもないふとしたときに現れる私たちの感情、批判や喜びを美しい花に投影させて思考生命の誕生を描いています。世界中に咲き誇る花が静かに息をするように、私たちの思いも優しく其処に在るべきなのです。

  • 竹谷 一平

    竹谷 一平

    履歴
    2009 和光大学表現学部芸術学科卒業
    2012 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油画コース入学
    2014 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油画コース卒業

    受賞経歴
    2009 第45回神奈川県美術展平面立体部門入選
    2011 第29回上野の森美術館大賞展入選
    2017 第一回埼玉近代美術館「ZEN展」絵画部門 優秀賞
    2019 第1回 全日本芸術公募展 佳作

    活動経歴
    第16回 ZEN展 東京都美術館
    東京都美術館(2階 第1展示室) 2018.7.3~7.8

    デザインフェスタvol.50
    東京ビッグサイト西ホール全館+南ホール1・2 2019.11.16.・17

    ART POINT Selection III
    第3回 ART POINT Selection展 2020.8.10.Mon - 8.15.Sat

    第4回 ZEN展 埼玉県立近代美術館 公募
    埼玉県立近代美術館 2020.9.29.Tues~10.4.sun

    コンセプト
    コンピューターグラフィックで利用される理論や表現を活用し作品を制作する。単なる3DCGを用いたビジュアルではない表現を目指す。また社会問題に重きを置き,「金融」「労働」「福祉」「住宅」を作品のテーマにしている。
    品はペンに黒インクを使用したモノクロ作品です。鉛筆や筆による柔らかい線では無く、金属によって作られた均一な太さの線。その線によって作られた濃淡と質感を研究しております。

  • 廣田 昌司

    廣田 昌司

    2018年7月
    Igu_m_art 企画展 「個」展

    2019年7月
    #1010 グループ展 intersection

    2019年12月
    cafe dodo 選抜展 Good-bye&Say Hello

    2020年6-7月
    ギャラリーアートポイント 企画展 stream

    油絵具で人物画を描いています。
    直感的な描画で、自由に力強くキャンバスに落描きしています。

  • 深町 勝幸

    深町 勝幸

    2005年より陶芸家「かわさじん」氏と二人展を展開
    2005年 二人展「GALAPAGOS」 類屋
    2006年 二人展「ノスタルジック」 類屋
    2007年 二人展「海へ」 類屋
    2009年 二人展「海辺の庭で」 類屋
    2010年 二人展「君の一日 僕の一週間」 ギャラリー花民
    2011年 二人展「ただいま おかえり」 類屋
    2012年 二人展「piece of・・・」 コトブキヤギャラリー
    2013年 二人展「ho ho ho」 コトブキヤギャラリー
    2014年 二人展「turn」 コトブキヤギャラリー
    2015年 二人展「growth」 コトブキヤギャラリー
    2016年 二人展「カゼノミチシルベ」 コトブキヤギャラリー
    2017年 二人展「HAZAMA」 コトブキヤギャラリー
    2018年 二人展「Existence」 コトブキヤギャラリー
    2019年 個展「Reincarnation」art space 貘
    2019年 二人展「Reincarnation」コトブキヤギャラリー
    2020年 個展「Reincarnation」由布院駅アートホール
    2021年 個展「Story」一也百

    幼いころから海辺に行くと、わけもなく心を惹かれた漂流物。それぞれが、それぞ
    れの景色を目にしながら、そこへたどり着いた歴史を持ち、その結果、一つ一つが独
    特な魅力ある表情を醸し出している。きっと心惹かれるのは、そういった時間の流れ
    を刻み込んだものだからかもしれない。
    私は、このような漂流物の中から、「流木板」を選び、刻み込まれた歴史の力を借り
    て作品制作することを始めた。「流木板」は、そのほとんどが津波や水害によってのみ
    生み出される。この事実に気づいた時、この制作の持つ意味を改めて問い直した。人
    間にとって望まれない歴史を持つ「流木板」に再び光を当て、作品として蘇らせること
    が、エネルギーを生み出す原動力となり、これが見ていただける方にエネルギーを伝
    えられるもととなる。現在は、こう考え流木板拾いに始まる制作にあたっている。
    この「流木板」の新たな歴史を刻む「扉」が開く事を願って・・・

  • まちだ たかし

    まちだ たかし

    1998年 東京都出身
    2021年 和光大学表現学部芸術学科 卒業

    主なグループ展
    2017年 「無駄展」(鶴川/和光大学パレストラ)
    2018年 「自我展」(原宿/デザインフェスタギャラリー)
    「銀座美少女館8 part2」(銀座/銀座モダンアート)
    「自我展 vol.2」(鶴川/和光大学パレストラ)
    2020年 「邂逅-2020」(相模原/ユニコムプラザさがみはら)
    2021年 「卒展-SOTSUTEN-」(原宿/デザインフェスタギャラリー)

    主な個展
    2020年 「まちだ たかし個展『におい』」(鶴川/和光大学ホワイトギャラリー)

    主な受賞歴
    2019年 「ACTアート大賞展」佳作

    ギャラリーを訪れてくれた方が思わず足を止めてしまうような絵を目指しています。ぼくの絵が好みでもそうでなくても、無理やり印象づけるぐらいのつもりです。

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