Prism III- 8 Mixed Media Artworks -

2019.2.18.Mon - 2.23.Sat
12:30 - 19:30*
*Last day 2.23.Sun until 17:00

岩館えり子 尾崎拓磨  末吉美穂 下川智華  角田敏康  中村拓音  広田和鷹  山口奈々

本展覧会のタイトルである“Prism” とは、光を分散・屈折させるための、ガラス・水晶などの透明な媒質でできた多面体を意味します。
分光学では、太陽光をプリズムに通すと虹の帯が現れますが、プリズムというフィルターを通すことで複雑な情報や信号は分解され、光は、量や強度の順に規則的に並べられます。
アートをプリズムに例えれば、現代アートというものも現代社会の様々な側面を映し出すフィルターの様なものかもしれません。現代アートは、様々な表現方法を駆使して、現代社会が持つ問題や現代社会に生きる人間の内面を多角的に読み解き、違った視点から表現し訴えまた、何より私たちにとって重要な身近な未来を予見し、希望を伝えるものでもあります。ひとりひとりのアーティストが柔軟な視点をもって、アートを通して伝達することの重要性や関係性をあらためて見つめ、変わらなければいけないというメッセージを外部に送りだすのもアートの大きな役割であるのかもしれません。
本展では、そうした過程を経て生みだされた作品が一堂に会することで、アーティストによる一方的なアプローチが空間全体にプリズムを通した光、いわば虹のように広がり、アーティストから鑑賞者へ意識を反映・共有し、鑑賞者から鑑賞者へと意識を連続させることで、アートが社会的文脈でつながることを期待します。

Prism is a transparent glass or plastic object that separates white light that passes through it into different colours.
When the sunlight goes through the prism, you would see the rainbow, so prism is like a filter that takes away the complicated information and convert it into a simple order and the amount of the signals and the lights. Contemporary art can be prism to our society.
Contemporary art shows, questions and solve the modern issues and artists visualise what is inside of themselves from whole new perspectives; and this is a way of looking at our future. Each artists nowadays have to have flexible perspectives and tell their own stories and concepts through the works they produce. Sending out the messages not just to the art world but the whole contemporary society can be a huge part of contemporary art process.
The works produced through the process of “Prism” can spread like the rainbows and potentially be a key to make people wonder about the world they live in.

  • 岩館 えり子

    岩館 えり子

    2010年 6月 吉祥寺 gallery re:tail グループ展
    2011年 7月 新宿眼科画廊 ART&PHOTO BOOK EXHIBITION 2011 出展
    2012年 2月 恵比寿 kusakanmuri 個展
    2012年 11月  現代HEIGHTS GALLERY DEN グループ展
    2013年 8月 SPACE K 代官山 企画展
    2014年 2月 恵比寿kusakanmuri 個展
    2016年 11月  木場 EARTH+GALLERY 第7回東京アンデパンダン展 出展
    2017年 10月  養源寺 逢む gallery グループ展
    2018年 7月 渋谷ヒカリエ8 Monster Exhibition 2018 入選
    2018年 8月 Independent Tokyo 2018 審査員特別賞受賞
    2018年 11月  宮城県 感覚ミュージアム 1000の小箱展 出展

    人間のなかにある
    一瞬の
    狂気や本能

    生と死へのわだかまり

    心のつかえ

    この説明のできない
    「なにか」
    をわたしは欲している

    欠けることで
    満たしたい

    表現という方法で
    追い求めていきたい。

  • 尾崎 拓磨

    尾崎 拓磨

    2018年 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 芸術専攻構成領域 修了

    【主な展示歴】
    2018年
    “Independent Tokyo 2018” HULIC HALL 東京/浅草
    “Zero-K vol.10 ―現代彫刻9人展―” SPACE ZERO 東京/新宿
    “AKRTI PATRA” ART IN GALLERY 東京/渋谷

    2017年
    “NAU21世紀美術連立展” 国立新美術館 東京/六本木
    “18人の表現者たち展” K’s Gallery 東京/銀座
    “Art Wave Exhibition vol.47” RECTO VERSO GALLERY 東京/日本橋
    “4th Discover The One Japanese Art in Paris” Galerie Joseph Saint Martin パリ/フランス

    2016年
    “CELLS”(個展) ギャラリー現 東京/銀座

    2015年
    “神奈川県美術展” 神奈川県民ホールギャラリー 神奈川/横浜
    “三菱アートゲートプログラム” EYE OF GYRE 東京/渋谷
    “筑波大学芸術賞・茗渓会賞受賞者展” 筑波大学総合交流会館 茨城/つくば

    2013年
    “FLASH” Gallery La Mer 東京/銀座

    【主な受賞歴】
    2018年
    “審査員特別賞” Independent Tokyo 2018
    “筑波大学芸術賞” (修了制作最高賞)
    “人間総合科学研究科長賞” (筑波大学大学院)

    2017年
    “人気アーティスト賞” 4th Discover The One Japanese Art in Paris
    “グッドプレゼンテーション賞” 第68回日本デザイン学会春季研究発表大会

    2015年
    “筑波大学芸術賞” (卒業制作最高賞)

    雪の結晶から動植物の形態、稲光の分岐に至るまで、自然界に存在する美しい造形の裏には数学的・幾何学的ルールが存在すると言われています。数理に基づいた造形秩序を考案し、その自律性に則って形態を構築していくことによって、いつか自然界の造形に匹敵するような美しい作品をこの手で生み出したいと思い制作に取り組んでいます。

  • 下川 智華

    下川 智華

    1994年11月生まれ
      2001年 「お絵描き」が好きだったため、造形教室吉田・子供のアトリエクラブに通い始める
           7年間在籍する中で、絵画、造形、工芸等に親しむ。
     
      2016年 東京藝術大学美術学部彫刻科 入学

    「ひとの目にうつるいのち」をテーマに平面、立体作品を展開している。
     普段何気なく目にする、ハト、ネコ、虫、そして人間。それぞれに意志があり、欲があり、そしていのちがあるということを我々はどこまで意識に留めることができているのだろう。
     そんな疑問から、暇を見つけては動物園に通い、訪れる人々の人間模様や彼らが飼育動物という命ある者と対峙した時の反応、咄嗟に出てくる言葉をつぶさに観察し、取り込んでいる。
     幼い子供は、初めて見る動物に出会ったとき、自分の持つまだ少ない知識の中からその動物に最も合った情報を精一杯見つけ出す。例えば、全身が金色の長い毛に覆われたウシの仲間を見てライオンだと叫ぶ。実際にはライオンでなくとも、その瞬間この動物は小さな子供の目の中でライオンとして生き生きと動き始める。
       このような、ただ生命活動を営むだけではない命が人の目を通して生まれる瞬間を動物彫刻、動物絵画という形で表現している。

  • 末吉 美浦

    末吉 美浦

    1980年 横浜出身

    2004年 画廊ダジュール個展 (由比ケ浜)
    2005年 前島アートセンター個展 (沖縄)
    2007年 space i個展  (横浜)
    2008年 MUSEE F個展 (表参道) 
    2013年 ギャラリー四門企画展 (銀座)
    2017年 Hive Galleryブース内個展 (LA)
    2018年 渋谷ヒカリエ8

    自分の意思を一点一点、色を刺すように描いてます。

  • 角田 敏康

    角田 敏康

    1988年、東京生まれ。
    密接に絡み合うようでも、1つひとつが孤立したビル群を中心に、街並みのスケッチを続けている。
    Ngatacho GRID、ブリスベンでのグループ展に参加。
    小説家としても活動している。

    これ以上ないというくらいの都会で生まれ育ちました。
    そのせいか、僕にとっての街並みというのは、ひとまとめになって、それでいてまったくばらばらなビル群でした。
    独りぼっちの建造物たちが寄り添って、それでもやっぱりひとつにはなれない、そんな街並みを愛しく思います。
    ひとつひとつに目を凝らしてみていただけたら嬉しいです。

  • 山口奈々

    山口奈々

    長野県長野市生まれ  東京都在住
    武蔵野美術大学造形学部 油絵学科絵画コース卒業
    油彩・アクリルなどを用い、独特な色合いや感性をもつ世界観を描き続ける。

    2018 個展「宙をおいかけて-That's crying for the moon-」 cafe nook 
    2017 個展「その先にみえるもの」 cafe nook
    2014 OGANANA展 ギャラリーR 
    2013 第9回ベラドンナ・アート展 入選 東京都美術館
    2012 二人展 弘重ギャラリー

    深い海のような、宇宙のような情景、同じ形でそこにとどまることのない、風や雲の形。
    常に変わり続けるモノを、自分の感覚やリズムで質感や表情などを描き込んでいきます。
    見る人にテーマを押し付けるのではなく、見た人がそれぞれ感じたままに絵を楽しんでもらいたいをコンセプトに制作しています。

  • KAZUTAKA HIROTA

    KAZUTAKA HIROTA

    美術作家・ファインアート インストラクター。
    名古屋市生まれ。Berkeley City College,、Maryland Institute College ofArt 卒業。在日三世。

    Art

    2014 Berkeley City College, Berkeley, CA: Associate of Art, Studio Art
    2012-2013 City College of San Francisco, San Francisco, CA
    受賞
    2017 Dave Bown Projects - 14th Semiannual Competition: Award of Excellence
    2015-2016 Post-Baccalaureate Merit Scholarship Award
    企画
    国内
    2018 名古屋 市民ギャラリー矢田
    「Borderless Art Studio CODOMODUS sylvain 1周年記念グループ展」
    2017 名古屋 PLASTIC FACTORY 「コドモダス シルヴァン展」
    海外
    2016 Maryland Institute College of Art, Baltimore, MD: “Picture Book ~ Potluck by Small Art Works”
    2015 La Peña Cultural Center, Berkeley, CA: “Obon Dancing Experience: Japanese Day of the Dead”

    展覧会
    国内
    2018 名古屋 タネ 個展「Health for You ~ あなたのための健康」
    2017 名古屋 K.Art Studio 個展 「KAZUTAKA HIROTA」
    2011 名古屋 PLASTIC FACTORY  個展「Farming」
    2003 名古屋 Menio Gallery グループ展「Alumnus Exhibition」
    2002 名古屋 名古屋市市政資料館 グループ展「Folklore」
    2001 名古屋 名古屋市市政資料館 個展「Panorama」
    1998 名古屋 名古屋市市政資料館  グループ展「Visual Art Exhibition」
    1997 名古屋 Menio Gallery グループ展

    「我々の殉職刑事たちのよって埋葬された週刊金曜日、にしては」

    1996 名古屋 C-DIEM Gallery グループ展「Photography」
    海外
    2016 Maryland Institute College of Art, Baltimore, MD: Group Exhibition “Sticky Scissors”

    Gateway, Baltimore, MD: Solo Exhibition “Who’s Killed Painting?”
    Space Camp Gallery, Baltimore, MD: “MICA GRAD SHOW 2016”

    2013 City College of San Francisco, San Francisco, CA: Group Exhibition “Education is Power!”

    ワークショップ
    2017 名古屋 コドモダス シルヴァン「Town Planning」
    2016 名古屋 コドモダス シルヴァン 「Original Mask」

    アメリカで活動してきた日本の平面作家として、西洋と日本との最大公約数となるものを見つけ日本文化や芸術に対するオリエンタリズムや異国趣味という扱いを克服し、本当の意味で世界の美術に対して貢献できうる現代の日本の美術作品を製作することを活動の主とする。飲食業や商品管理など美術以外での職業経験もまた西洋美術の方法論で日本の文化的要素を表現することに影響を与えている。

  • Takuto Nakamura

    Takuto Nakamura

    1985年兵庫県生まれ。
    神戸芸術工科大学 プロダクトデザイン学科 2008年3月卒業
    自動車部品の設計開発の仕事をやりながら、
    コラージュ作家、写真家として活動中。

    コラージュ作家としての活動履歴
    2017年
     ・デザインフェスタ VOL.45 
     ・デザインフェスタ VOL.46
     ・Thinkbabymusic -ギリシャのメディアweb掲載- 

    2018年
     ・美容室ヘアークラブパリにて作品展示
     ・REVVER Magazine #17 -台北の雑誌掲載-
     ・Independent TOKYO
     ・デザインフェスタ VOL.48

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